朝起きて鏡を見た瞬間、私は自分の顔を疑った。

頬から額にかけて、まるで火傷のような赤み。触るとピリピリとした痛みが走り、いつも使っていた化粧水さえもしみる状態。皮膚科で「接触性皮膚炎」と診断され、処方された薬を塗っても一時的な改善しか見られなかった。

37歳にして初めて経験する、この激しい肌トラブル。マスク生活が続いた影響か、仕事のストレスか、原因は分からない。でも確実に言えるのは、私の肌は完全に悲鳴を上げていたということだった。

敏感肌との格闘、そして沖縄の植物との出会い

皮膚科の薬で症状は落ち着いたものの、問題はその後だった。今まで使えていた化粧品が全て使えなくなってしまったのだ。少しでも刺激のある成分が入っていると、すぐに赤みやかゆみが出る。

「敏感肌用」と書かれた商品を片っ端から試したが、どれも満足できる結果は得られなかった。そんな時、美容部員の友人から聞いたのが「RUHAKU(琉白)」という沖縄発のオーガニックコスメだった。

RUHAKU公式サイト

「月桃(げっとう)って知ってる?」友人の言葉に、私は首を傾げた。聞いたことのない植物の名前。でも彼女が続けた説明に、私の心は動いた。

月桃は沖縄で古くから厄除けや健康祈願に使われてきた植物で、強い紫外線や潮風に耐えながら育つ生命力の強さを持っているという。さらに、ブルーベリーの約6.7倍ものポリフェノールを含有し、抗酸化作用や肌荒れ予防効果があることが科学的に証明されているそうだ。

世界基準の安心感、でも最初は半信半疑だった

RUHAKUの最大の特徴は、全商品がコスモスオーガニック認証を取得していることだった。これは欧州5団体が制定した国際的な認証制度で、世界で最も厳しいオーガニック基準の一つ。

正直、最初は「オーガニック=効果が薄い」というイメージがあった。でも調べてみると、RUHAKUはパリの老舗百貨店ボンマルシェでも取り扱われているという。世界最古の百貨店が認めた品質なら、試してみる価値はあるかもしれない。

RUHAKUトライアルセットの内容(990円)

  • 月桃リセット クレンジングオイル(12ml)
  • 月桃クリアソープ(13g)
  • 月桃バランスローション(20ml)
  • 月桃モイストクリーム(6g)

※約5日間分の容量

実際に使ってみた5日間の記録

1日目:恐る恐るクレンジングオイルから使用開始。天然成分100%というだけあって、テクスチャーは市販のものより少し重め。でも肌に乗せた瞬間、月桃の爽やかな香りに包まれた。刺激は全くなく、メイクもスルッと落ちる。

2日目:石鹸の泡立ちの良さに驚いた。沖縄の海洋深層水とクチャ(沖縄の泥)が配合されているらしく、洗い上がりはさっぱりなのにつっぱり感ゼロ

3日目:化粧水のとろみが心地いい。海ぶどうエキス配合と聞いて最初は「?」と思ったが、肌への浸透が早く、べたつかない。何より、使用後の肌のもっちり感が今までと違う。

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4日目:クリームの使用感が絶妙。重すぎず軽すぎず、肌にヴェールをかけたような保護感がある。朝起きた時の肌の調子が明らかに違う。

5日目:鏡を見て気づいた。あれだけ悩んでいた赤みがかなり引いている。肌のキメも整ってきたような気がする。何より、新しい肌荒れが起きていない。

他の敏感肌用コスメとの比較

RUHAKUを使い始めて3ヶ月経った今、他の敏感肌用ブランドと比較してみた結果をまとめてみた。

項目 RUHAKU A社(大手) B社(ドクターズ)
価格帯 中~高価格 低~中価格 高価格
オーガニック認証 コスモス認証取得 なし なし
主要成分 月桃、海洋深層水 セラミド、ヒアルロン酸 ビタミンC誘導体
肌への優しさ ◎(刺激ほぼなし) ○(個人差あり) △(効果重視)
香り 天然月桃の香り 無香料 薬品臭あり

A社の製品は価格的には魅力的だったが、私の肌には合わず、使用2日目で赤みが出てしまった。B社は皮膚科医監修ということで期待したが、効果を重視するあまり成分が強すぎたようで、ピリピリ感が消えなかった。

3ヶ月使い続けて分かったRUHAKUの真価

トライアルセットで手応えを感じた私は、現品を購入して使い続けている。3ヶ月経った今、肌の状態は敏感肌になる前よりも良いと感じている。

特に実感しているのは以下の点:

  • 肌のバリア機能の回復:以前は少しの刺激で赤くなっていたが、今は普通の生活で肌トラブルが起きることがほとんどない
  • 保湿力の持続:朝のスキンケアが夕方まで持続。乾燥による小じわも目立たなくなった
  • 肌のトーン改善:くすみが取れて、ワントーン明るくなったような印象
  • ストレス軽減:月桃の香りにリラックス効果があるのか、スキンケアタイムが癒しの時間に

正直な感想:RUHAKUのメリットとデメリット

良かった点

  • 刺激の少なさ:敏感肌の私でも問題なく使えた唯一のスキンケア
  • 成分の安心感:世界基準の認証があることで、成分への不安がない
  • 使用感の良さ:オーガニックなのにしっかり潤う、効果を実感できる
  • 香りの癒し効果:人工香料では得られない、自然な香りのリラックス効果

気になった点

  • 価格:決して安くはない。化粧水は120mlで3,960円(税込)
  • 入手方法:店頭販売が少なく、基本的にオンライン購入
  • 即効性:劇的な変化を求める人には物足りないかも(じっくり肌を整えるタイプ)

RUHAKUはこんな人におすすめしたい

3ヶ月使ってみて、RUHAKUが合う人・合わない人がはっきり分かってきた。

特におすすめしたい人

  • 急に肌が敏感になって、今まで使っていた化粧品が合わなくなった人
  • マスク生活で肌荒れを繰り返している人
  • ケミカルな成分を避けたいけど、効果も諦めたくない人
  • スキンケアに癒し効果も求める人

逆に、即効性を求める人や、低価格重視の人には向かないかもしれない。RUHAKUはじっくり肌本来の力を取り戻すことを目的としたスキンケアだから。

購入前に知っておきたいポイント

実際に使ってみて気づいた、公式サイトには書いていない使用のコツをシェアしたい。

  1. クレンジングオイルは乾いた手で:濡れた手で使うと乳化が早すぎてメイク落ちが悪くなる
  2. 化粧水は2度づけがおすすめ:1度目で肌を整え、2度目でしっかり保湿
  3. クリームは温めてから:手のひらで温めると伸びが良くなり、浸透も早い
  4. 朝は量を調整:夜より少なめにすると、メイクのりが良くなる
RUHAKU公式

最後に:37歳で出会えてよかった

あの朝、鏡に映った真っ赤な顔を見て絶望していた私。まさか沖縄の植物に救われるなんて、想像もしていなかった。

RUHAKUは魔法のような即効性はない。でも、使い続けることで確実に肌は変わる。月桃という植物が持つ生命力を、肌で実感できるスキンケアだと思う。

敏感肌に悩む人は多い。私のように、突然肌質が変わって戸惑っている人もいるだろう。そんな人にこそ、990円のトライアルセットから始めてみてほしい。5日間で全てが分かるわけではないけれど、少なくとも「これなら続けられそう」という感触は得られるはずだ。

肌トラブルは心まで疲れさせる。でも諦めないで。私のように、自分に合うスキンケアと出会えれば、肌も心も元気を取り戻せるから。

月桃の優しい香りに包まれながら、今日も私は鏡の前で微笑んでいる。37歳、人生で一番肌がきれいかもしれない、と思いながら。