鏡を見て、思わず二度見してしまった。

「これ、本当に私の肌?」

朝の光が差し込むバスルームで、私は自分の頬に触れながら呆然としていました。3ヶ月前まで、ファンデーションを重ね塗りしても隠せなかった毛穴が、今は素肌でもほとんど目立たない。

きっかけは友人の一言「最近、肌きれいになった?」

2024年の春、久しぶりに会った学生時代の友人に言われた言葉が、すべての始まりでした。正直に言うと、その頃の私は肌トラブルの連続で、メイクすることが憂鬱になっていました

敏感肌の私は、どんな化粧品を使っても赤みやかゆみが出てしまう。高級デパコスも、プチプラも、オーガニックと謳われているものも、結局は肌に合わずに処分することの繰り返し。

そんな時、友人が使っていたのがRMS Beautyでした。

「これ、メイクしてるのに肌が呼吸できる感じがするの。変な言い方だけど、肌が喜んでるっていうか...」

半信半疑だった私は、その場で友人のリップチークを試させてもらいました。指で頬にポンポンとのせた瞬間、今まで体験したことのない感触に驚きました。

RMS Beautyの「スキン to スキン」哲学が変えた私の肌

調べてみると、RMS Beautyは元メイクアップアーティストのローズ・マリー・スウィフトが立ち上げたブランド。彼女が提唱する「スキン to スキン」という考え方は、メイクと肌ケアの境界線をなくすという革新的なものでした。

RMS Beautyの特徴的な成分

  • ✓ ココナッツオイル(保湿・抗菌作用)
  • ✓ カカオバター(肌を柔らかく保つ)
  • ✓ ビーズワックス(天然の保護膜)
  • ✓ ホホバオイル(皮脂バランスを整える)

最初に購入したのは、アイライツのクリームアイシャドウ。従来のパウダーアイシャドウとは全く違う、クリーミーな質感に戸惑いながらも、指でまぶたにのせてみると...

「え、これがアイシャドウ?」

まるで肌と一体化したような、自然なツヤと立体感。重ねても厚ぼったくならず、むしろ肌がきれいに見える不思議な感覚でした。

3ヶ月使い続けて分かった、本当の効果とデメリット

正直にお伝えすると、RMS Beautyには明確なデメリットもあります。

使って分かった3つのデメリット

  1. 価格が高い - アイシャドウ1つで4,950円、リップチークは6,490円と、決して安くはありません
  2. 持ちが弱い - 特に夏場は、パウダータイプに比べて崩れやすいことがあります
  3. 慣れが必要 - 指で塗る方法に最初は戸惑い、ムラになることも

しかし、これらのデメリットを上回る変化が、私の肌に起きていました。

実感した5つのメリット

  1. 肌荒れが激減 - 使い始めて2週間で、いつもの生理前の肌荒れがほぼなくなりました
  2. 素肌が綺麗に - メイクオフ後の肌が、以前より明らかに健康的に
  3. 少量で十分 - 伸びが良いので、実はコスパは悪くない
  4. 多機能性 - リップチークは頬にも唇にも使えて便利
  5. 自然な仕上がり - 「メイクしてる?」と聞かれるほど、ナチュラル

特に驚いたのは、メイクをしている時間が長いほど、肌の調子が良くなっていくという体験でした。これは今まで使ってきた化粧品では考えられないことです。

徹底比較!RMS Beauty vs 他のオーガニックブランド

私が実際に使い比べた結果を、正直にまとめました。

項目 RMS Beauty THREE BAREMINERALS
価格帯 高め(4,400円〜) 中〜高(3,300円〜) 中価格(2,750円〜)
テクスチャー クリーム中心 パウダー+リキッド ミネラルパウダー
肌への優しさ ★★★★★ ★★★★☆ ★★★★☆
カバー力 ★★★☆☆ ★★★★☆ ★★★★★
持続力 ★★★☆☆ ★★★★☆ ★★★★★
仕上がりの自然さ ★★★★★ ★★★★☆ ★★★☆☆

この比較から分かるように、RMS Beautyはカバー力や持続力では他ブランドに劣る部分があります。しかし、肌への優しさと仕上がりの自然さは群を抜いています。

私が感じた「肌が呼吸する」という感覚の正体

使い始めて1ヶ月が経った頃、ある変化に気づきました。

いつも夕方になると感じていた肌のつっぱり感や重さが、全くないのです。メイクをしているのに、素肌でいる時と同じような軽さ。友人が言っていた「肌が呼吸する」という表現が、やっと理解できました。

ある日のエピソード:
デート中、彼に「今日、メイク薄い?」と聞かれました。実はいつもと同じようにアイシャドウもチークも使っていたのに、それほど自然な仕上がりだったようです。「すっぴんに近い感じで、肌がきれいに見える」と言われた時は、本当に嬉しかったです。

RMS Beautyが向いている人、向いていない人

3ヶ月使い続けて、このブランドには明確に「合う人・合わない人」がいることが分かりました。

向いている人

  • ✓ 敏感肌で、一般的な化粧品が合わない
  • ✓ ナチュラルメイクが好き
  • ✓ 肌への負担を最小限にしたい
  • ✓ 素肌感のある仕上がりを求めている
  • ✓ メイクしながらスキンケア効果も期待したい

向いていない人

  • ✗ しっかりカバーしたい肌悩みがある
  • ✗ 長時間の持ちを最優先する
  • ✗ マットな仕上がりが好み
  • ✗ コスパ重視で選びたい
  • ✗ ブラシやスポンジでの塗布にこだわる

実際に使ってみて分かった、上手な使い方のコツ

最初は失敗も多かったですが、今では自分なりの使い方のコツを掴みました。

アイライツ(クリームアイシャドウ)の使い方

  1. 指の温度で少し温めてから使う(伸びが格段に良くなります)
  2. 少量をまぶたの中央にのせ、外側に向かって薄く伸ばす
  3. 重ね塗りは、最初の層が完全に乾いてから
  4. 仕上げに指で軽くたたき込むと、より密着します

リップチークの使い方

  1. 頬に使う時は、笑った時に一番高くなる部分から塗り始める
  2. 円を描くようにではなく、内側から外側に向かって伸ばす
  3. 唇に使う時は、中央から外側に向かってポンポンと置く
  4. ティッシュオフすると、より自然な血色感に

裏技:リップチークを少量まぶたにのせると、統一感のあるメイクが完成します。これは公式サイトには書いていない、私が発見した使い方です。

購入前に知っておきたい、正直な注意点

ここまで良い点を多く書いてきましたが、購入前に必ず知っておいてほしい注意点もあります。

1. 使用期限が短い

天然成分中心のため、開封後は6〜12ヶ月以内に使い切ることが推奨されています。防腐剤を最小限にしているため、一般的な化粧品より期限が短いです。

2. 温度管理が必要

特に夏場は、クリーム製品が溶けやすくなります。直射日光を避け、涼しい場所での保管が必須です。私は一度、車の中に置き忘れて、ドロドロになってしまった経験があります...

3. 色展開が限定的

日本人の肌に合う色味は豊富ですが、韓国コスメのような豊富なカラーバリエーションはありません。派手な色やトレンドカラーを求める人には物足りないかもしれません。

4. 店舗が限られている

実際に試せる店舗は、都市部のCosme Kitchenなどに限られています。地方在住の方は、オンラインでの購入がメインになるでしょう。

3ヶ月後の衝撃と、これからも使い続ける理由

冒頭でお話しした「10歳若返った」という表現は、決して大げさではありません。

3ヶ月前の写真と比べると、明らかに肌のキメが整い、透明感が増しています。毛穴も目立たなくなり、何より肌自体が健康的になりました。

3ヶ月使用後の変化

  • ✓ 毛穴が目立たなくなった(特に頬と鼻周り)
  • ✓ 肌のトーンが均一になった
  • ✓ 乾燥による小じわが減った
  • ✓ メイクのノリが格段に良くなった
  • ✓ 肌荒れの頻度が激減した
  • ✓ すっぴんに自信が持てるようになった

最近では、休日は日焼け止めとリップチークだけで出かけることも増えました。それでも「肌きれい」と言われることが多く、素肌力が上がったことを実感しています。

まとめ:RMS Beautyは「肌を育てるメイク」だった

正直、最初は「オーガニックコスメなんて、効果も薄いし物足りないのでは?」と思っていました。

でも、3ヶ月使い続けて分かったのは、RMS Beautyは単なる化粧品ではなく、「肌を育てながらメイクする」という新しい美容習慣だということ。

確かにカバー力や持続力では、他のブランドに劣る部分もあります。価格も決して安くありません。

それでも、メイクをすればするほど肌が健康になっていく感覚、素肌に自信が持てるようになる喜び、これらは他では得られない価値でした。

「美しさは健康な肌から生まれる」

ローズ・マリー・スウィフトのこの言葉の意味が、今なら心から理解できます。

もしあなたが、肌トラブルに悩んでいたり、今使っている化粧品に満足していないなら、一度RMS Beautyを試してみる価値はあると思います。

ただし、即効性を求める人や、完璧なカバー力を求める人には向きません。じっくりと肌と向き合い、本来の美しさを引き出したい人にこそ、おすすめしたいブランドです。

私の「事件」は、たった1つのリップチークから始まりました。あなたの肌にも、同じような素敵な変化が起きるかもしれません。