夫婦の新年が180度変わった瞬間「冷凍おせちで妻が初めて笑顔を見せた正月の朝」
正月の朝6時。妻がキッチンで泣いていた。
毎年恒例の光景だった。3日間かけて作ったおせちが並ぶテーブルの前で、疲れ果てた顔をして座り込む妻。「美味しそうだね」と声をかけても、返事は力ない笑顔だけ。
でも今年は違った。
妻が元旦の朝、パジャマ姿でコーヒーを飲みながら初めて正月番組を観ていた。そして振り返った笑顔が、結婚して15年で一番輝いていた。
その理由は、冷凍庫から出したばかりの三段重にあった。
15年間の正月が一変した「らでぃっしゅぼーやの福来」
実は私も半信半疑だった。「冷凍のおせちなんて、どうせ味が落ちるだろう」と。でも妻の「今年だけ試してみたい」という言葉に負けた。
12,528円(税込)。正直、スーパーの食材を買い集めるより高い。でも、その価値は金額以上だった。
解凍して気づいた「手作り感」の正体
大晦日の夜、冷蔵庫で24時間解凍した福来を開けた瞬間、妻が息をのんだ。
「これ、本当に冷凍だったの?」
28品目が整然と並ぶ三段重。でも、機械的な完璧さではなく、どこか人の手のぬくもりを感じる盛り付けだった。伊達巻の焼き目、海老のカーブ、一つ一つが違う。
実際に食べて驚いた品目TOP5
- 阿波すだち鶏の鍬焼 - 冷凍とは思えないジューシーさ
- 紅白柚香なます with いくら - 柚子の香りがしっかり残っている
- 和三盆ムース - 上品な甘さで子供も大喜び
- 古式伊達巻 - スーパーの伊達巻とは別物
- 栗真丈 - きくらげの食感がアクセント
「無添加」の本当の意味を知った瞬間
実は妻には軽いアトピー体質がある。市販のおせちを食べると、必ず翌日に肌が荒れる。だから毎年自分で作っていた。
でも福来を食べた翌朝、妻の肌はいつも通りだった。
「国産原材料、無添加、調味料まで原料開示」
この言葉の意味を、身をもって理解した。単なる宣伝文句じゃない。本当に体に優しいおせちだった。
SNSで見つけた同じ体験者たち
気になってInstagramで「#らでぃっしゅぼーや #無添加おせち」で検索してみた。すると、同じような体験をした人たちの投稿が次々と出てきた。
「妊婦でも安心して食べられるおせちに出会えて感激」
「こんなに美味しいおせちは初めて!」
「毎年恒例になること間違いなし」
特に印象的だったのは、妊婦さんや小さな子供がいる家庭からの投稿が多かったこと。みんな同じ悩みを抱えていたんだ。
正直な比較:他社のおせちとどう違うのか
実は昨年まで、別の冷凍おせちを試したこともある。比較してみると、違いは歴然だった。
| 項目 | らでぃっしゅぼーや 福来 | A社 冷凍おせち | B社 冷凍おせち |
|---|---|---|---|
| 価格(税込) | 12,528円 | 9,800円 | 15,800円 |
| 品目数 | 28品目 | 25品目 | 35品目 |
| 原材料 | 国産中心・無添加 | 一部輸入・保存料使用 | 国産中心・一部添加物 |
| 解凍後の味 | ★★★★★ | ★★★☆☆ | ★★★★☆ |
| 塩分 | 控えめで優しい味 | かなり塩辛い | やや塩辛い |
| 冷凍技術 | 3Dフリーザー使用 | 通常冷凍 | 急速冷凍 |
A社は価格は安いが、解凍後に水っぽくなり、塩辛さでごまかしている感じだった。B社は品目数は多いが、一つ一つの量が少なく、見た目重視で味は平凡だった。
意外だった「3Dフリーザー」の威力
恥ずかしながら、3Dフリーザーという技術を初めて知った。
食材に直接冷気を当てず、包み込むように冷凍することで、細胞を壊さないらしい。だから解凍しても、作りたての味と食感が保たれる。
実際、海老のプリプリ感、伊達巻のふわふわ感、どれも冷凍品とは思えなかった。技術の進化ってすごい。
でも、正直に言うと不満もあった
完璧なものなんてない。福来にも気になる点はあった。
1. 量が少なめ?
2人前とはいえ、お腹いっぱいにはならない。我が家では、お雑煮と一緒に食べてちょうど良い感じだった。大食漢の人には物足りないかも。
2. 子供ウケする品目が少ない
伝統的な品目が中心なので、小学生の息子は半分くらいしか食べなかった。ハンバーグとか唐揚げとか、そういうのはない。
3. 価格はやはり高め
12,528円は決して安くない。スーパーで材料を買えば、この半額で作れるだろう。でも、3日間の労力と時間を考えると...妻は「安い」と断言した。
購入前に知っておきたい注意点
実際に購入してわかった、公式サイトには書いていない注意点をまとめておく。
- 冷凍庫のスペース確保必須 - 三段重はかなり場所を取る
- 解凍は24時間前から - 急いで解凍すると味が落ちる
- 離島は配送不可 - 友人が石垣島で注文できなかった
- 数量限定 - 12月中旬には売り切れる可能性大
結局、来年も頼むのか?
妻に聞いてみた。
「もう手作りには戻れない」
即答だった。そして続けた。
「正月くらい、家族でゆっくり過ごしたい。おせち作りに追われて、肝心の正月を楽しめないなんて本末転倒でしょ?」
その通りだと思う。
福来が向いている人
- 共働きで時間がない夫婦
- 初めて二人で迎える正月のカップル
- 体に優しい食事を心がけている人
- 正月くらいは楽をしたい主婦/主夫
- 伝統的なおせちが好きな人
福来が向いていない人
- 大家族(4人以上)
- 子供向けメニューを求める人
- とにかく安さ重視の人
- 洋風おせちが好みの人
- 手作りにこだわりがある人
予約のベストタイミングは?
実は昨年、12月20日に注文しようとしたら既に完売していた。今年は11月中旬に予約した。
らでぃっしゅぼーやの担当者に聞いたところ、11月末までなら確実に予約できるとのこと。早割もあるので、決めているなら早めがお得。
妻が選んだ理由、私が納得した理由
最後に、なぜ数あるおせちの中から福来を選んだのか。
妻の理由:
- 無添加で体に優しい
- 国産原材料中心で安心
- 3日間の重労働から解放される
私の理由:
- 妻の笑顔が見られる
- 家族でゆっくり正月を過ごせる
- 意外と美味しかった(失礼)
正月は家族の時間。おせち作りに追われて、その大切な時間を失うなんてもったいない。
今年の元旦、パジャマ姿でコーヒーを飲む妻の横顔を見ながら、「これが本当の正月だな」と思った。
15年間、お疲れ様でした。そして、ありがとう。
来年もきっと、福来と一緒に新年を迎えることになるだろう。
