成田空港第2ターミナル、朝7時45分。搭乗ゲートまであと15分しかない。妻が青ざめた顔で私を見つめる。「ハワイでネットどうするの?子供たちの宿題の提出もあるのに…」

その瞬間、頭の中が真っ白になった。4人家族でハワイ7日間の旅行。ホテルもアクティビティも完璧に予約したのに、肝心のインターネット接続を完全に忘れていた

データローミングの恐怖を思い出した瞬間

3年前のグアム旅行で、何も考えずにスマホのデータローミングをオンにした結果、帰国後に18万円の請求書が届いたあの悪夢。あの時の妻の顔は今でも忘れられない。

今回も同じ失敗を繰り返すのか?空港のフリーWiFiだけで7日間過ごせるわけがない。子供たちはYouTubeが見れないと機嫌が悪くなるし、妻はInstagramに写真をアップできないとストレスMAX。私だって仕事のメールチェックが必要だ。

空港カウンターで見つけた救世主

搭乗ゲートへ向かう途中、偶然目に入ったのが「グローバルWiFi」のカウンター。列に並ぶ人もいなくて、スタッフの方が笑顔で対応していた。

「今からでも間に合いますか?」

藁にもすがる思いで聞いてみると、「大丈夫ですよ。スマートピックアップなら10秒で受け取れます」との返事。半信半疑だったが、本当にQRコードをかざすだけで専用ロッカーから機器を受け取れた

想像以上にシンプルだった申込プロセス

スマホで申込画面を開いて驚いた。必要な情報を入力するのに3分もかからない。しかも、ハワイの無制限プランが1日970円。4人でシェアできるから、一人あたり約240円。スタバのコーヒー1杯より安い。

実際に使ってみて分かった本当の価値

ホノルル空港に到着してすぐ、グローバルWiFiの電源を入れた。接続方法は驚くほど簡単。パスワードを入力するだけで、家族4人のスマホが一瞬でネットに繋がった

ワイキキビーチでの衝撃体験

初日、ワイキキビーチで子供たちが砂遊びをしている間、私はビーチチェアでメールチェック。隣で妻はInstagramのストーリーズに動画をアップロード。普通にできることが、こんなにありがたいと感じたのは初めてだった。

驚いたのは通信速度。日本で使っている4G回線と変わらない速さで、YouTube動画もサクサク再生される。子供たちが「パパ、このWiFiすごい!」と言ったとき、選んで良かったと心から思った。

予想外のトラブルで真価を発揮

3日目、ダイヤモンドヘッド登山の途中で次男が転んで軽い怪我をした。近くの病院を探す必要があったが、グローバルWiFiのおかげでGoogle Mapですぐに最寄りの医療機関を発見。日本語対応可能な病院まで15分で到着できた。

もしネット環境がなかったら、言葉も通じない中で右往左往していただろう。保険会社への連絡もLINE通話でスムーズに済ませられた。この時、海外でのネット接続は単なる便利ツールではなく、家族の安全を守る必需品だと実感した。

他社サービスとの本音比較

実は帰国後、友人から「他のWiFiレンタルの方が安いよ」と言われて調べてみた。確かに料金だけ見れば安い会社もある。でも、実際に使った経験から言えることがある。

大手3社の実力を徹底比較

項目 グローバルWiFi A社 B社
ハワイ無制限プラン 970円/日 880円/日 1,150円/日
受取可能空港数 20空港40拠点 15空港 10空港
当日レンタル ◎対応可能 △在庫次第 ×要事前予約
サポート体制 24時間365日
LINE対応あり
営業時間内のみ 24時間
電話のみ
バッテリー持続時間 約10時間 約8時間 約12時間

A社は確かに90円安いが、受取空港が限られていて、私が使う地方空港では受け取れない。B社はバッテリーは長持ちするものの、料金が高く、事前予約必須というのがネック。

価格だけで選ぶと後悔する理由

友人のTは、去年のタイ旅行でA社を使ったそうだ。「安いから」という理由で選んだが、現地でトラブルが発生。夜中にWiFiが繋がらなくなり、サポートセンターに電話しても営業時間外で対応してもらえず、結局ホテルの高額なWiFiを使う羽目になったという。

一方、私がハワイで経験したグローバルWiFiのサポートは素晴らしかった。4日目の夜、急にネット速度が遅くなったときも、LINEで問い合わせたら5分で返信が来て、簡単な再起動で解決。深夜2時(日本時間)だったのに、丁寧に対応してくれた。

意外と知らない活用テクニック

7日間使い倒して発見した、グローバルWiFiの賢い使い方をシェアしたい。

データ使用量の見える化が神機能

毎日メールで前日のデータ使用量が送られてくる。これが意外と便利で、「昨日は動画見すぎたから今日は控えめに」といった調整ができる。無制限プランだったから関係なかったけど、通常プランの人には必須の機能だと思う。

複数デバイス接続の落とし穴

最大5台まで同時接続可能だが、4台以上繋ぐと速度が落ちることがある。我が家では、使わないときは接続を切る習慣をつけた。特に、自動アップデートやバックグラウンドでのデータ同期は要注意。出発前にオフにしておくことをおすすめする。

コスパを最大化する裏技

実は知らない人が多いが、グローバルWiFiには早割という制度がある。出発の4日前までに申し込むと、1日200円割引になる。7日間なら1,400円もお得。家族旅行の場合、この差額でお土産が1つ増やせる。

受取・返却で時短するコツ

空港カウンターは時間帯によって混雑する。私が発見したベストタイミングは:

  • 受取:出発の2時間前(団体客が来る前)
  • 返却:到着後すぐ(荷物を待つ間に返却BOXへ)

特にスマートピックアップ対応のロッカー受取は革命的。行列に並ぶ必要がないし、24時間いつでも受け取れる。深夜便や早朝便の人には本当におすすめ。

正直なデメリットも書いておく

完璧なサービスなんて存在しない。グローバルWiFiにも改善してほしい点がいくつかある。

機器がやや大きめ

最新のスマホと比べると、WiFiルーターは少し厚みがある。ポケットに入れると膨らむし、小さなバッグだと場所を取る。私は結局、リュックの外側ポケットに入れて持ち歩いた。

充電の手間

バッテリーは10時間持つとはいえ、毎晩の充電は必須。ホテルのコンセントが少ないと、スマホとWiFiルーター、どちらを優先するか悩むことも。モバイルバッテリーを持参することをおすすめする。

こんな人には向かないかも

正直に言うと、グローバルWiFiが合わない人もいる:

  • ホテルのWiFiだけで十分な人(ビジネスホテル中心の出張など)
  • 現地のSIMカードを使いこなせる上級者
  • 1〜2日の超短期旅行(レンタル料金が割高になる)

ただし、家族旅行や初めての海外、言葉に不安がある人には絶対におすすめしたい。安心感が違う。

次回の韓国旅行でも使う理由

来月、今度は韓国に行く予定だ。韓国のグローバルWiFiはなんと1日280円という破格の料金。正直、この値段なら現地SIMを買うより安いし簡単。

しかも、韓国は日本から近いとはいえ、やはり言葉の壁はある。前回、明洞で道に迷った友人が、翻訳アプリが使えなくて苦労した話を聞いて、やっぱりネット環境は必須だと再認識した。

7日間使った総合評価

ハワイ旅行7日間、グローバルWiFiのおかげで家族全員がストレスフリーで過ごせた。特に印象的だったのは:

◎ 特に良かった点

  • ✓ 当日申込でも間に合う柔軟性
  • ✓ 家族4人で使えるコスパの良さ
  • ✓ 24時間LINEサポートの安心感
  • ✓ 安定した通信速度
  • ✓ 簡単な受取・返却システム

△ 改善してほしい点

  • - 機器のサイズ(もう少しコンパクトに)
  • - 充電ケーブルが太い(持ち運びに不便)
  • - 返却BOXの場所が分かりにくい空港がある

最後に伝えたいこと

あの朝、成田空港で焦っていた自分に言いたい。「大丈夫、グローバルWiFiがあるから」と。

海外旅行の準備は大変だ。パスポート、ホテル、航空券、現地ツアー...やることが山積み。でも、ネット環境だけは絶対に後回しにしてはいけない。それは今回の旅行で痛感した。

次男の怪我、道に迷ったとき、レストランの予約、すべてネットがあったから解決できた。もちろん、ネットなしでも旅行はできる。でも、あるとないとでは安心感が全然違う。

特に家族連れの場合、何が起こるか分からない。子供が急に体調を崩したり、予定が変わったり。そんなとき、日本にいるときと同じようにネットが使えることの価値は計り知れない。

料金を気にする気持ちも分かる。でも、1日970円で家族全員の安心が買えるなら、私は迷わず選ぶ。実際、現地での無駄な出費(道に迷ってタクシー代がかさむ、情報不足で観光地の入場料を間違えるなど)を防げることを考えれば、むしろ節約になる。

グローバルWiFiは完璧ではない。でも、海外旅行初心者から上級者まで、幅広い人のニーズに応えられるバランスの良いサービスだと感じた。

来月の韓国、その次の台湾旅行でも、私はグローバルWiFiを選ぶだろう。なぜなら、一度この便利さと安心感を知ってしまったら、もう後戻りできないから。

あなたの次の海外旅行が、素晴らしい思い出になることを願っている。そして、その思い出作りに少しでもグローバルWiFiが役立てば嬉しい。