タイのバンコクで完全に迷子になった。スマホのバッテリーは残り5%、タイ語は全く分からない、夕暮れ時の知らない路地裏...正直、人生で一番焦った瞬間だったかもしれない。

でも、この絶望的な状況を救ってくれたのが、事前にKKdayで予約していた現地ガイドさんだった。連絡先を紙に印刷していたおかげで、近くのコンビニから電話をかけることができ、なんとわずか15分で迎えに来てくれたのだ。

KKdayって何?他の予約サイトと何が違うの?

KKdayは台湾発の現地ツアー・アクティビティ予約サイト。世界550都市以上で30万件を超える体験プランを提供している。正直、最初は「また新しい予約サイトか...」と思っていたけど、使ってみると他のサイトとは明らかに違う点がいくつもあった。

特に印象的だったのは、現地ツアーの種類の豊富さ。メジャーな観光地だけでなく、「え、こんなツアーもあるの?」という珍しい体験がゴロゴロ転がっている。例えば:

  • 韓国で本場のキムチ作り体験(エプロンと容器付き)
  • 台湾の夜市を地元民と巡るグルメツアー
  • シンガポールの裏路地カフェ巡り
  • 日本国内の着物レンタル+プロカメラマン撮影

実際に使ってみて分かった本音の感想

これまでに韓国、台湾、シンガポール、そして日本国内でもKKdayを利用してきた。合計で15回以上は使っていると思う。その中で感じたリアルな感想を正直に書いていく。

良かった点:予想以上に便利だった機能

まず、QRコードですぐに使えるチケットが本当に便利。紙のチケットを印刷する必要がないし、現地でチケットを交換する手間も省ける。USJのチケットを買った時は、朝の開園時間にQRコードをかざすだけで入場できた。

それと、24時間前まで無料キャンセル可能なプランが多いのも助かる。旅行中って予定が変わることが多いから、この柔軟性は本当にありがたい。実際、台北で急に体調を崩した時、翌日の九份ツアーを前日にキャンセルできて、全額返金された。

あと地味に嬉しいのが、日本語のカスタマーサポート。メールだけじゃなくて、LINEでも問い合わせできる。返信も早くて、だいたい1時間以内には回答が来る。深夜に問い合わせた時も、翌朝一番で丁寧な返信があった。

イマイチだった点:正直困ったこと

ただ、全てが完璧というわけではない。いくつか改善してほしい点もある。

まず、アプリの動作が時々重い。特に画像が多いページだと、スクロールがカクカクすることがある。Wi-Fi環境が悪い海外だと、なおさらストレスを感じる。

それと、現地ツアーの集合場所が分かりにくいことがある。地図は載っているけど、実際に行ってみると「え、ここであってる?」と不安になることが何度かあった。もう少し詳しい目印とか、建物の写真があると助かるなぁ。

価格についても触れておくと、正直他のサイトより高いことがある。同じUSJのチケットでも、公式サイトやローソンチケットの方が安い場合があった。ただ、KKdayは頻繁にクーポンを配布しているので、うまく使えば最安値になることも多い。

他のサービスとガチ比較してみた

KKday以外にも、VeltraやKlookという類似サービスがある。実際に3つとも使ってみた経験から、それぞれの特徴を比較してみる。

比較項目 KKday Veltra Klook
取扱商品数 30万件以上 15万件以上 40万件以上
日本語対応 ◎(LINE対応あり) ◎(日本企業) ○(メールのみ)
アプリの使いやすさ △(やや重い) ○(シンプル) ◎(サクサク)
価格 中間(クーポン豊富) やや高め 最安値が多い
アジア圏の充実度 ◎(特に台湾・韓国) ◎(香港に強い)
キャンセル規定 24時間前まで無料が多い 48時間前まで無料が多い 24時間前まで無料が多い

結論として、アジア旅行ならKKday、欧米ならVeltra、とにかく安さ重視ならKlookという使い分けが良さそう。私は台湾と韓国によく行くので、KKdayをメインで使っている。

こんな人にはKKdayが向いている(向いていない)

実際に使ってみて、KKdayが合う人・合わない人がはっきり分かった。

向いている人

  • アジア旅行が好きな人:特に台湾、韓国、シンガポール、タイなどは商品数が豊富
  • 現地の穴場スポットに行きたい人:大手にはないユニークなツアーが多い
  • 日本語サポートを重視する人:LINEですぐ相談できるのは心強い
  • 直前まで予定を決めたくない人:24時間前キャンセル可能なプランが多い

向いていない人

  • とにかく最安値じゃないと嫌な人:クーポンを使わないと割高なことがある
  • 欧米旅行がメインの人:アジアに比べると商品数が少ない
  • スマホ操作が苦手な人:基本的にアプリかWebサイトでの予約・利用になる
  • 団体旅行の幹事:大人数の予約には向いていない場合がある

実際のトラブル体験と解決方法

KKdayを使っていて、実はトラブルも経験している。包み隠さず書くと...

韓国でのこと。明洞からの送迎付きツアーを予約したのに、ドライバーが30分待っても来なかった。焦ってKKdayのLINEサポートに連絡すると、なんとドライバーが場所を間違えていたことが判明。

結果的に、KKdayがすぐにタクシーを手配してくれて、タクシー代も後日返金された。さらにお詫びとして次回使える1,000円クーポンももらえた。トラブル自体は困ったけど、対応の速さと誠実さには正直感動した。

こういう経験から学んだのは:

  • 集合場所には余裕を持って到着する
  • 緊急連絡先は必ずスクショかメモしておく
  • 現地のSIMかポケットWi-Fiは必須

お得に使うための裏技

KKdayを15回以上使ってきて発見した節約術をシェアする。

まず、初回限定クーポンは必ず使うこと。アプリをダウンロードすると、だいたい5〜10%オフのクーポンがもらえる。これだけで数千円は節約できる。

次に、セール時期を狙う。特に:

  • ブラックフライデー(11月)
  • 年末年始
  • ゴールデンウィーク前
  • 夏休み前(6〜7月)

この時期は20〜30%オフのクーポンが配布されることが多い。私は韓国旅行の時、ブラックフライデーセールでエバーランドのチケットを30%オフで買えた。

あと、意外と知られていないのがポイント制度。購入金額の1〜2%がポイントとして貯まって、次回の購入時に使える。地味だけど、頻繁に使う人には結構お得。

まとめ:結局KKdayは使うべき?

冒頭のバンコクでの迷子事件。あの時、もしKKdayで現地ガイド付きツアーを予約していなかったら...と思うとゾッとする。ガイドさんは私を無事ホテルまで送ってくれただけでなく、翌日のおすすめスポットまで教えてくれた。

KKdayは完璧なサービスではない。アプリは重いし、価格も必ずしも最安値じゃない。でも、旅行中の安心感という意味では、他のサービスより頭一つ抜けていると感じる。

特に海外旅行初心者や、現地の言葉に自信がない人には心強い味方になるはず。トラブルが起きても日本語で相談できるし、現地に詳しいガイドさんとつながれる。

私自身、これからもアジア旅行の時は必ずKKdayをチェックするつもり。完璧じゃないけど、それを補って余りある価値があると思うから。

次の旅行を計画している人は、一度覗いてみる価値はある。特に台湾や韓国なら、きっと「え、こんな体験もできるの?」という発見があるはず。旅の選択肢が広がるって、純粋にワクワクする。そんなワクワクを届けてくれるのが、KKdayの一番の魅力かもしれない。