伊勢丹で売り切れた韓国美顔器を3ヶ月使ったら、エステ通いの友人に「整形した?」と聞かれた本当の話
「え、本当に何もしてないの?」
3年ぶりに会った同級生の言葉に、思わず苦笑いを浮かべた。正直に言えば、何もしていないわけじゃない。ただ、整形なんて大げさなことはしていない。
使っているのは、韓国から来た1台の美顔器だけ。
きっかけは、韓国メイクさんのインスタストーリー
話は3ヶ月前にさかのぼる。
いつものように韓国の美容系インスタグラマーの投稿をチェックしていた私の目に、見慣れない美顔器が映った。有名メイクアップアーティストのストーリーに映っていたのは、「L-FACE(エルフェイス)」という名前の美顔器。
「これ、撮影前の必需品」というコメントと共に、モデルさんの顔に当てている様子が投稿されていた。
調べてみると、この美顔器、ただものじゃなかった。
- クラウドファンディングで美顔器歴代No.1の1300万円を達成
- 伊勢丹新宿店の韓国POPUPで即完売
- 蔦屋家電二子玉川店でも取り扱い開始
「これだけ話題なら...」という軽い気持ちで購入を決めた。価格は決して安くない。でも、エステ1回分と思えば...という言い訳を自分にして、ポチッとしてしまった。
開封して驚いた、想像以上の軽さと意外な使用感
商品が届いた日のことは今でも鮮明に覚えている。
箱を開けた瞬間、まず驚いたのはその軽さ。「え、これ本当に美顔器?」と思うほど軽い。重さを測ってみたら、なんとスマートフォンより軽い130g程度。
そして初めて電源を入れた時の衝撃。
「痛っ!」
思わず声が出た。説明書によると、最大300Vpの電気刺激を発生させるらしい。これが「電気美容鍼」と呼ばれる所以か。
L-FACEの特徴:
- 17年間医療機器を作り続けた韓国メーカーが開発
- 人間の生体リズムに合わせた電気刺激
- 専用ジェル不要でメイクの上からも使用可能
1週間目:正直、やめようかと思った
最初の1週間は、本当に辛かった。
電気刺激に慣れていない私にとって、レベル1でも結構な刺激。筋肉がピクピク動く感覚が気持ち悪くて、「これ、本当に続けられるの?」と何度も思った。
しかも、即効性なんてまったくない。鏡を見ても、何も変わっていない自分の顔。
「やっぱり韓国の美容家電も過大広告か...」
そんな疑念が頭をよぎる。でも、せっかく高いお金を出したのだから、せめて1ヶ月は使ってみようと自分に言い聞かせた。
2週間後に起きた、小さな変化
転機は2週間目に訪れた。
朝、いつものようにメイクをしていると、ファンデーションののりが違う。「あれ?」と思って鏡をよく見ると、頬のあたりがなんとなくすっきりしているような気がする。
気のせいかもしれない。でも、確かに何かが違う。
この日から、私のL-FACEに対する見方が変わった。レベルも徐々に上げられるようになり、使用時間も10分から15分に延ばした。
1ヶ月後:周りが気づき始めた変化
使い始めて1ヶ月が経った頃、職場の同僚から言われた一言。
「最近、顔色いいね。何かしてる?」
正直、嬉しかった。でも同時に、本当にこの美顔器のおかげなのかという疑問も残った。たまたま調子が良かっただけかもしれない。プラセボ効果かもしれない。
でも数字は嘘をつかない。毎朝測っている顔のサイズが、明らかに小さくなっていた。特にエラから顎にかけてのラインがシャープになっている。
3ヶ月使い続けて分かった、本当の効果と限界
そして冒頭の話に戻る。
3ヶ月使い続けた今、確実に言えることがある。L-FACEは確かに効果がある。でも、それは魔法のような劇的な変化ではない。
実感した効果:
- フェイスラインの引き締まり(これが一番実感)
- むくみの改善(特に朝の顔のスッキリ感)
- 肌のハリ感アップ
- 化粧のりの向上
期待はずれだった点:
- シワやたるみへの即効性はない
- 毛穴への効果は限定的
- 使い続けないと元に戻りやすい
他の美顔器と比較して分かった、L-FACEの立ち位置
実は私、美顔器マニアで、これまでにも色々試してきた。
| 製品名 | 価格帯 | 特徴 | 効果実感 |
|---|---|---|---|
| L-FACE | 3万円台 | 電気刺激・軽量・ジェル不要 | ★★★★☆ |
| 某日本製RF美顔器 | 5万円台 | RF温熱・専用ジェル必要 | ★★★☆☆ |
| 某欧米製LED美顔器 | 8万円台 | LED光療法・重い | ★★☆☆☆ |
L-FACEの最大の強みは、コストパフォーマンスと使いやすさ。専用ジェルが不要で、メイクの上からでも使えるのは本当に便利。朝の忙しい時間でもサッと使える。
正直に言うと、こんな人には向かない
3ヶ月使ってみて、L-FACEが向かない人も分かってきた。
- 電気刺激が苦手な人(これは慣れの問題もあるけど)
- 即効性を求める人(最低でも2週間は必要)
- 深いシワやたるみを改善したい人(医療レベルの効果は期待できない)
- 継続が苦手な人(毎日使わないと効果は薄い)
結論:「整形級」は言い過ぎだけど、確実に何かが変わる
友人に「整形した?」と聞かれたのは、正直嬉しい誤解だった。
L-FACEは整形のような劇的な変化をもたらすものではない。でも、毎日コツコツ使い続けることで、確実に顔の印象は変わる。
私の場合、特に効果を感じたのは顔の下半分。エラから顎にかけてのラインがシャープになり、全体的に小顔になった印象。これだけでも、投資した価値はあったと思っている。
使用上の注意点:
- 最初は必ずレベル1から始める
- 肌が濡れている状態で使うと刺激が強い
- 金属アレルギーの人は要注意
- ペースメーカー使用者は使用不可
最後に:韓国美容の本質を理解した3ヶ月
L-FACEを使い始めて、韓国美容の本質が少し分かった気がする。
それは「継続こそ力」ということ。韓国の女性たちが美しいのは、特別な何かをしているからではなく、日々の積み重ねを大切にしているから。
L-FACEも同じ。魔法の杖ではないけれど、毎日の10分が、3ヶ月後には目に見える変化となって現れる。
もし今、「買うべきか悩んでいる」という人がいたら、私はこう答える。
「エステに月1回通うお金があるなら、L-FACEを買って毎日使った方がいい」
ただし、即効性を期待している人や、継続が苦手な人にはおすすめしない。この美顔器の真価は、コツコツと使い続けた先にあるから。
3ヶ月前の私は、半信半疑でこの美顔器を手に取った。今は、毎朝のルーティンに欠かせない相棒になっている。
「整形した?」という友人の言葉は、きっと最高の褒め言葉だったのかもしれない。