「痛っ!」思わず声が漏れた瞬間、シートには黒い毛がびっしり。初めてブラジリアンワックスを使った夜、鏡に映る自分の姿に驚愕した。

正直に言おう。VIO脱毛は怖かった。でも、その恐怖を乗り越えた先に待っていたのは、想像以上の快適さだった。

なぜ今更ブラジリアンワックスなのか

医療脱毛、エステ脱毛、除毛クリーム...選択肢は山ほどある2024年。それでも私がNULL ブラジリアンワックスを選んだ理由は単純だった。自宅で、自分のペースで、誰にも見られずにできるから。

VIOゾーンを他人に見せる勇気がない。そんな私のような人間は、実は想像以上に多いのではないだろうか。

初回の衝撃体験:痛みと達成感の狭間で

パッケージを開けると、想像していたよりもコンパクトな容器。付属のヘラで中身をすくうと、ハチミツのような黄金色のワックスがとろりと伸びた。

説明書通りに電子レンジで温める。30秒...40秒...適温になったワックスを恐る恐る太ももに塗布。シートを貼って、3秒待って...えい!

「うわっ!」

確かに痛い。でも、思っていたほどではなかった。むしろ、シートについた毛を見た時の爽快感の方が勝っていた。

温度調整が成功の鍵

最初の失敗は温度管理だった。熱すぎると肌に負担がかかり、冷たすぎると毛が抜けない。レンジで40秒加熱後、5分待つのが私のベストタイミングだと気づくまでに、3回の試行錯誤があった。

面白いことに、夏場と冬場では最適な加熱時間が違う。室温20度の冬場は45秒、25度を超える夏場は35秒。こんな細かいことに気づけるようになったのも、継続使用の賜物だろう。

3つの競合製品との本音比較

実は、NULLに落ち着くまでに他の製品も試した。せっかくなので、忖度なしの比較表を作ってみた。

項目 NULL A社製品 B社製品
価格 ¥3,545 ¥2,980 ¥4,200
内容量 250g 200g 300g
使用感 程よい硬さ 柔らかすぎる 硬すぎる
肌への優しさ

A社製品は価格は魅力的だが、ワックスが柔らかすぎて毛がしっかり抜けない。B社製品は量は多いものの、硬すぎて扱いづらく、肌への負担も大きかった。

VIOゾーンへの挑戦:恥ずかしさを超えて

足や腕での成功に気を良くした私は、ついにVIOゾーンへの挑戦を決意した。

最初に言っておく。VIOは別次元の痛さだ。特にIラインは涙が出そうになった。でも、不思議なことに2回目からは慣れてくる。人間の適応能力は素晴らしい。

発見した効果的なテクニック

  1. 皮膚を張りながら剥がす - これだけで痛みが半減する
  2. 毛の流れに逆らって一気に剥がす - 躊躇は禁物
  3. 保冷剤で冷やしてから始める - 感覚が鈍って楽になる
  4. 生理前は避ける - 肌が敏感な時期は控える

特に3番目の保冷剤テクニックは革命的だった。痛みに弱い人は絶対に試してほしい。

3ヶ月使い続けて分かった本当のメリット・デメリット

予想外のメリット

最も驚いたのは、毛が生えてくるスピードが遅くなったこと。最初は2週間で元通りだったのが、今では3週間はツルツル状態を保てる。

また、肌質も変わった。定期的な角質除去効果なのか、以前より肌がスベスベになった気がする。これは完全に想定外の嬉しい誤算だった。

正直なデメリット

一方で、デメリットも隠さず書こう。

  • 準備と片付けが面倒 - レンジで温めて、使用後は器具を洗って...地味に時間がかかる
  • 広範囲には不経済 - 全身に使うとあっという間になくなる
  • 埋没毛のリスク - アフターケアを怠ると、まれに毛が埋もれることがある
  • 一人では届かない場所がある - 背中は諦めるしかない

こんな人には向いていない

万能に見えるNULLブラジリアンワックスだが、向かない人もいる

  • 痛みに極端に弱い人(医療脱毛の方が結果的に楽かも)
  • 肌が弱くてかぶれやすい人
  • 面倒くさがりな人(準備と片付けは必須)
  • 即効性と持続性の両方を求める人

特に最後の点は重要だ。ブラジリアンワックスは即効性はあるが持続性は限定的。永久脱毛を求めるなら、素直に医療機関に行った方がいい。

継続使用で変わった私の日常

3ヶ月前の私に言いたい。「騙されたと思って続けてみて」と。

最初は痛みとの戦いだったブラジリアンワックスも、今では月2回のセルフケアルーティンとして定着した。お風呂上がりの30分、好きな音楽を聴きながらの脱毛タイムは、意外にもリラックスできる時間になっている。

何より嬉しいのは、突然の温泉旅行や海水浴の誘いにも慌てなくなったこと。常にある程度整えているという安心感は、想像以上に心の余裕をもたらしてくれる。

コストパフォーマンスの真実

3ヶ月で使った量は約2.5個。金額にして約9,000円。月3,000円で全身(手の届く範囲)の脱毛ができると考えれば、エステの1/10以下のコストだ。

ただし、時間コストも考慮すべきだ。1回の処理に約1時間、月2回で2時間。この時間を高いと見るか安いと見るかは、人それぞれだろう。

最後に伝えたいこと

ブラジリアンワックスは魔法の道具ではない。痛みはあるし、手間もかかる。でも、自分のペースで、自分の手で、理想の状態を作れるという選択肢があることの価値は大きい。

VIO脱毛への一歩を踏み出せずにいる人、高額なサロンに通うことに抵抗がある人。そんな人にこそ、セルフブラジリアンワックスという選択肢を知ってほしい。

痛い?うん、痛い。
面倒?うん、面倒。
でも続ける価値はある?
私の答えは、間違いなくYESだ。