毛深い体質のせいで、夏でも長袖を着ていた。それが私の20代前半の日常だった。

友人たちが水着姿でビーチを楽しむ中、私だけは「体調が悪い」と嘘をついて参加を断り続けた。恋愛も消極的になり、人生の大切な時期を無駄にしていたことに気づいたのは、26歳の誕生日の朝だった。

「このままじゃダメだ」

そう決意して、医療脱毛について調べ始めた。しかし、どのクリニックも料金が高額で、社会人2年目の私には手が届かない。そんな時、偶然SNSで見つけたのが大美会クリニックの広告だった。

29,800円という価格設定に隠された驚きの事実

正直、最初は疑った。全身医療脱毛5回で29,800円なんて、どこかに落とし穴があるはずだと。

実際にカウンセリングに行くと、担当者から意外な説明を受けた。

「この価格は『全身医療脱毛プチ』というプランで、見える部位だけに特化したコースなんです。腕、脚、ワキなど、日常生活で露出する部分を重点的に脱毛します」

なるほど、と納得した反面、VIOや顔は含まれていないという事実にも気づいた。でも、まずは見える部分だけでも綺麗になれるなら、それで十分だと思った。

3種類の医療レーザーがもたらした予想外の結果

大美会クリニックの特徴は、ジェントルマックスプロスプレンダーXラシャトリニティプロという3種類の最新医療レーザーを使い分けることだ。

私の場合、初回は肌質チェックの結果、ジェントルマックスプロを使用することになった。正直、痛みはあった。特に膝周りは涙が出そうになったが、看護師さんが「大丈夫ですか?」と声をかけながら、出力を調整してくれた。

しかし、2回目の施術後から変化が現れた。

シャワーを浴びている時、いつもなら生えてくるはずの毛が、明らかに少なくなっていることに気づいた。3回目が終わる頃には、毎日の自己処理がほぼ不要になっていた。

他クリニックとの徹底比較で見えてきた真実

私は大美会クリニックに決める前、他の医療脱毛クリニックも検討していた。以下は実際に比較検討した結果だ。

項目 大美会クリニック A美容クリニック B医療脱毛専門院
全身脱毛5回料金 29,800円〜 68,000円 99,000円
使用レーザー種類 3種類 2種類 1種類
キャンセル料 0円 前日3,000円 当日1回消化
営業時間(平日) 21時まで 20時まで 19時まで

この比較で分かったのは、大美会クリニックの圧倒的なコストパフォーマンスだ。ただし、安さの理由は「プチプラン」という限定的な施術範囲にあることも忘れてはいけない。

意外な落とし穴と向き合った瞬間

順調に進んでいた脱毛だったが、4回目の施術で思わぬ事態が起きた。

生理と施術日が重なってしまったのだ。慌てて電話をすると、「VIO以外なら施術可能ですよ」との返答。しかし、私のプランにはVIOは含まれていなかったので、問題なく施術を受けることができた。

ただ、この時に気づいたのは、全身をくまなく脱毛したいという新たな欲求だった。見える部分だけでなく、全身をツルツルにしたいという願望が芽生えてしまったのだ。

カウンセラーに相談すると、「実は契約者様の70%は全身+VIO+顔プランを選んでいます」という事実を知らされた。結局、私も5回コース終了後、追加でVIOと顔の脱毛を契約することになった。

最短5ヶ月で完了という謳い文句の真相

大美会クリニックは「最短5ヶ月で完了」と宣伝しているが、これには条件がある。

まず、毛周期に合わせて1ヶ月ごとに通える人という前提がある。私の場合、仕事の都合で2ヶ月に1回のペースになることもあり、実際には8ヶ月かかった。

さらに、「完了」の定義も人によって異なる。私は5回でかなり満足できる結果になったが、完璧を求める友人は8回通っていた。個人差があることは理解しておく必要がある。

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託児所完備という意外なサービスの価値

私には関係ないと思っていた「託児所完備」というサービス。しかし、施術中に隣のベッドから聞こえてきた会話で、その価値を知ることになった。

「子供を預けられるから、やっと自分の時間が持てるんです」

30代の女性が看護師さんに話していた。産後、自分のケアは後回しになりがちだが、託児所があることでママたちも美容ケアを諦めなくて済むのだ。

剃毛料0円の裏側にある看護師の本音

多くのクリニックでは剃り残しがあると追加料金が発生するが、大美会クリニックは剃毛料が0円だ。

ある日、背中の剃毛をお願いした時、看護師さんがポロッと本音を漏らした。

「正直、剃毛に時間がかかると施術時間が短くなるので、できれば自己処理してきていただけると助かります」

確かに、60分の枠で剃毛に15分かかれば、実際の施術時間は45分になってしまう。無料だからといって甘えすぎるのは良くないと反省した。

心斎橋駅徒歩3分の立地が生んだ予想外の出会い

大美会クリニック心斎橋本院は、御堂筋線心斎橋駅から徒歩3分という好立地にある。

ある日の施術帰り、エレベーターで一緒になった女性と目が合った。お互い「あ...」という顔をした。高校時代の同級生だった。

「実は私も通ってるの」と彼女。その後、カフェで脱毛談義に花が咲いた。医療脱毛が一般的になり、多くの女性が当たり前のように通う時代になったことを実感した瞬間だった。

NIRPlusという最新技術がもたらした衝撃

5回コースを終えて追加契約をした際、新しく導入されたNIRPlusという機械を体験することになった。

これまでの機械と違い、ほとんど痛みを感じないのに効果は同等以上。技術の進化を肌で感じた。ただし、この機械は全ての院にあるわけではないらしく、心斎橋本院に通える私はラッキーだったようだ。

医療ローンという選択肢の現実

私は一括払いを選んだが、カウンセリング時に医療ローンの説明も受けた。

月々3,000円から始められるという触れ込みだが、総支払額は一括より高くなることは明記されていた。若い世代には魅力的な選択肢だが、長期的な負担も考慮すべきだ。

照射漏れ0円保証の実際の運用

「照射漏れがあった場合は無料で再照射します」という保証。実は私も一度、この制度を利用した。

左腕の一部に明らかに毛が残っている部分を発見。写真を撮って持参すると、すぐに対応してくれた。ただし、照射から2週間以内に申告する必要があるため、定期的なセルフチェックは欠かせない。

全院どこでも通えるシステムの意外な落とし穴

大美会クリニックは関西に6院あり、どこでも通えるのが売りだ。実際、出張で京都に行った時、京都烏丸院で施術を受けたこともある。

しかし、院によって混雑状況が全く違うことに気づいた。心斎橋本院は予約が取りやすいが、梅田院は常に満員。結局、通いやすい院を見つけることが大切だと学んだ。

秋に脱毛を始めるメリットを実感した理由

私が脱毛を始めたのは9月だった。当時は特に意識していなかったが、これが大正解だったと後で気づいた。

夏に比べて紫外線が弱く、肌トラブルのリスクが低い。さらに、長袖で隠せるため、施術後の赤みを気にする必要もない。翌年の夏にはツルツルの肌で迎えられるという計算も完璧だった。

最後に気づいた本当の価値

8ヶ月間通い続けて気づいたのは、医療脱毛の価値は「毛をなくすこと」だけではないということ。

毎朝の身支度時間が30分短縮され、カミソリ負けの心配もなくなった。何より、自分の体に自信が持てるようになったことが最大の収穫だった。

あの時、勇気を出してカウンセリングの予約をした自分を褒めてあげたい。人生は、小さな一歩から大きく変わることがある。

もしあなたも悩んでいるなら、まずは無料カウンセリングから始めてみてはどうだろうか。私のように、思わぬ発見があるかもしれない。

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