毎日の入浴で肌が変わった?ポータブル型マイクロバブル装置の3ヶ月使用レポート
入浴後、鏡を見て愕然とした。肌がくすみ、毛穴が目立ち始めていた。32歳にして、初めて「老化」という言葉が現実味を帯びてきた瞬間だった。
高級エステに通い始めたものの、月に10万円以上かかる出費に耐えられず、3ヶ月で断念。何か別の方法はないかと模索していた時、友人の家で体験したのがマイクロバブルバスだった。
「これ、賃貸でも使えるやつあるよ」
その一言で出会ったのが、今回レビューする製品だった。
マイクロバブルって本当に効果あるの?
正直、最初は半信半疑だった。1ccに約12,000個の超微細な泡って言われても、目に見えないものをどう信じればいいのか。
でも、初めて使った翌朝、明らかに肌の手触りが違っていた。ゴシゴシこすっていないのに、なぜか肌がツルツル。これは錯覚かもしれないと思いながら、使い続けることにした。
どこでもミラバスの仕組みと特徴
この装置の最大の特徴は、工事不要で持ち運び可能という点だ。賃貸住宅に住む私にとって、これは決定的な要素だった。
主な機能と仕様
- マイクロバブル生成:1ccあたり約12,000個
- 2つのモード:ゆらぎ浴(全体水流)とスポットケア(部分水流)
- サイズ:高さ約370×幅約280×奥行約160mm
- 重量:本体約7kg(持ち運び可能)
- 消費電力:380W
- 15分オートオフ機能付き
特に気に入ったのは、身体をゴシゴシこすらなくても汚れが落ちるという点。敏感肌の私には本当にありがたかった。
3ヶ月使ってみて感じた変化
1ヶ月目:半信半疑から確信へ
最初の2週間は、正直よく分からなかった。でも、3週間目あたりから、明らかに肌の調子が変わってきた。特に背中のざらつきが減り、触るとスベスベになっていることに気づいた。
2ヶ月目:予想外の効果
驚いたのは、体臭が減ったこと。夏場でも、夕方になっても体臭が気にならなくなった。マイクロバブルが毛穴の奥の汚れまで取り除いてくれているからだろうか。
3ヶ月目:習慣になった新しい入浴スタイル
もう普通のお風呂には戻れない。入浴後の温かさが長続きし、冬でも湯冷めしにくくなった。毎日温泉に入っているような贅沢感がある。
使ってみて分かった注意点
良いことばかりではない。実際に使って気づいたデメリットもある:
- 初期投資が高額(327,800円は決して安くない)
- 電源コードが短めで、浴室外から電源を取る場合は扉が閉まらないことがある
- 毎回使用前に吸込ノズルのポンピング(10回程度)が必要で面倒
- 15分で自動停止するため、長風呂派には物足りない
- 作動音が意外と大きい(アパートの深夜使用は要注意)
他社製品との比較検証
購入前に検討した類似製品との比較表を作成した。実際に友人宅で体験したものも含めて、リアルな比較をしてみた。
| 項目 | どこでもミラバス | マイクロバブルトルネード | ナノフィール |
|---|---|---|---|
| 価格 | 327,800円 | 198,000円 | 88,000円 |
| マイクロバブル数 | 約12,000個/cc | 約8,000個/cc | 約3,000個/cc |
| 設置工事 | 不要 | 必要 | 不要 |
| 持ち運び | 可能 | 不可 | 可能 |
| 運転時間 | 15分 | 制限なし | 30分 |
| 保証期間 | 1年 | 3年 | 6ヶ月 |
価格は高めだが、マイクロバブルの生成量と持ち運び可能という点で、どこでもミラバスに軍配が上がった。特に賃貸住宅での使用を考えると、工事不要は大きなメリットだ。
こんな人におすすめ(しない)
おすすめできる人
- 賃貸住宅に住んでいてビルトイン型が設置できない
- 肌のくすみや毛穴の汚れが気になる
- 敏感肌でゴシゴシ洗いができない
- 体臭が気になり始めた
- 冷え性で湯冷めしやすい
- 実家への帰省時にも使いたい
おすすめしない人
- 初期投資30万円以上が負担になる
- 長風呂が好きで30分以上入浴したい
- 静音性を重視する(深夜のアパート使用など)
- 面倒な準備作業(ポンピング)が苦手
- 浴室に電源がなく、配線が難しい
購入前に確認すべきポイント
実際に購入して気づいた、事前に確認すべき重要ポイントをまとめた:
- 電源の位置確認:浴室内にコンセントがない場合、脱衣所から電源を取ることになる。扉が完全に閉まらなくなる可能性がある。
- 浴槽のサイズ:本体を置くスペースと、ホースが届く範囲を確認。
- 騒音レベル:集合住宅の場合、隣室への音漏れを考慮。
- 水道代への影響:マイクロバブル生成には一定の水流が必要。若干水道代が増える可能性がある。
使用のコツと裏技
3ヶ月使い込んで発見した、効果を最大化するコツを共有したい:
入浴前の準備
- お湯の温度は38-40度がベスト(熱すぎるとマイクロバブルの効果が弱まる)
- 入浴剤は使わない(泡の生成を妨げる可能性)
- ポンピングは丁寧に10回以上(空運転防止)
効果的な使い方
- 最初の5分は「ゆらぎ浴」で全身をケア
- 気になる部分には「スポットケア」を3-5分
- 週2-3回は朝風呂で使用(目覚めがスッキリ)
総評:高額だが価値はある?
正直、327,800円は高い。車が買えるレベルの金額だ。
でも、エステ代が月10万円かかっていたことを考えると、3ヶ月で元が取れる計算になる。さらに、毎日自宅で使える利便性、肌質の改善、体臭の軽減など、得られた価値は価格以上だった。
ただし、即効性を求める人には向かない。私の場合、効果を実感するまでに3週間かかった。また、15分という時間制限も最初は物足りなく感じた。
それでも、敏感肌で悩んでいた私にとって、ゴシゴシこすらずに清潔を保てるこの装置は、まさに救世主だった。賃貸住宅でも使える点も、引っ越しが多い私には大きなメリットだ。
最後に:購入を迷っている人へ
高額な買い物だけに、購入には勇気がいる。私も2ヶ月悩んだ。
でも、「もっと早く買えばよかった」というのが正直な感想だ。特に30代以降で肌の変化を感じ始めた人、敏感肌で悩んでいる人には、検討する価値があると思う。
ただし、魔法の装置ではない。継続的な使用と、基本的なスキンケアの併用は必要だ。また、故障時のサポート体制も事前に確認しておくことをおすすめする。
入浴は毎日のこと。その時間を美容と健康への投資時間に変えられるなら、決して高い買い物ではないのかもしれない。