海外航空券予約で人生最悪の失敗から学んだW.A.S.の真実|実際に100万円以上使った結果
空港で搭乗拒否された瞬間、私の頭は真っ白になった。
「お客様、この航空券では本日のフライトには搭乗できません」
カウンターの職員の言葉が耳に響く。3ヶ月前から楽しみにしていたハワイ旅行。すでにホテルも現地ツアーも全て予約済み。なのに、航空券の日付を1日間違えて予約していたなんて...
この悪夢のような経験が、私とW.A.S.(ワス)との出会いだった。
なぜ私は航空券予約で失敗したのか
実は当時、某大手旅行サイトで予約していた私。画面は見やすく、予約も簡単だった。しかし、最終確認画面での日付表示が小さく、時差の関係で出発日を勘違いしていたのだ。
結果として、当日空港で新たに航空券を購入。その金額、なんと28万円。元の航空券と合わせて、往復だけで40万円以上の出費となった。
この痛い経験から、私は航空券予約サービスを徹底的に研究し始めた。そして辿り着いたのがW.A.S.だった。
W.A.S.を選んだ決定的な理由
正直に言うと、最初はW.A.S.のサイトデザインに違和感があった。最新のWebサービスと比べると、やや古臭い印象。しかし、使い込んでいくうちに、この「シンプルさ」こそが最大の強みだと気づいた。
予約ミスを防ぐ3つの工夫
1. 日付確認が3段階
予約プロセスの中で、出発日と帰国日を3回も確認させられる。最初は「しつこい」と思ったが、これが予約ミスを防ぐ。
2. 時差表示が明確
現地時間と日本時間が常に並列表示。「現地時間で〇〇時発(日本時間〇〇時)」という表記で混乱しない。
3. 24時間以内の再確認メール
予約後24時間以内に、詳細な確認メールが届く。ここでミスに気づけるチャンスがある。
💡 実際の利用者の声
「他社で2回も日付を間違えた私が、W.A.S.では一度もミスしていません」(40代女性)
「確認がしつこいと思ったけど、それが安心感につながっています」(30代男性)
3年間で発見した隠れたメリット
W.A.S.を使い始めて3年。総額100万円以上の航空券を購入してきた中で、公式サイトには書かれていない実際のメリットを発見した。
1. 燃油サーチャージの変動通知
これは本当に助かる機能。例えば、私が昨年予約したロサンゼルス行きの航空券。予約時は燃油サーチャージが3万円だったが、W.A.S.から「来月から4万円に値上げ」という通知が来た。
すぐに予約を確定させたことで、1万円の節約に成功。年間で見ると、この通知だけで5万円以上は得している計算になる。
2. マイナー路線での強さ
大手サイトでは見つからない路線も、W.A.S.なら見つかることが多い。特に周遊航空券での組み合わせは圧巻。
実例として、東京→バンコク→シンガポール→クアラルンプール→東京という周遊ルート。他社では「該当する航空券がありません」と表示されたが、W.A.S.では8つの選択肢が出てきた。
3. 決済方法の柔軟性
クレジットカードを持っていない友人のために調べたところ、銀行振込やコンビニ払いにも対応していることが判明。これは意外と珍しい。
特に高額な航空券の場合、カード限度額を気にせずに済むのは大きなメリット。実際、私も家族4人分のビジネスクラス(総額200万円)を購入する際は、銀行振込を利用した。
正直に語る3つのデメリット
ここまでメリットばかり書いてきたが、完璧なサービスなど存在しない。3年間使い続けて感じたデメリットも正直に共有したい。
1. UIの古さは否めない
2024年の今、このインターフェースは正直「レトロ」を通り越して「化石」レベル。スマホ対応も最低限で、ピンチアウトで拡大しながら使うことも多い。
ただ、慣れると「余計な装飾がない分、情報が見つけやすい」という逆転の発想も生まれる。それでも初見では戸惑うだろう。
2. 検索速度の遅さ
複雑な周遊ルートを検索すると、結果が出るまで30秒以上かかることがある。現代のWeb標準からすると致命的に遅い。
コーヒーでも飲みながら待つしかない。急いでいる時はイライラする。
3. サポート体制の限界
24時間対応ではない。深夜に緊急の変更が必要になった時、翌朝まで待たされた経験がある。大手のような充実したサポートを期待すると失望するかもしれない。
他社サービスとの徹底比較
私が実際に利用した3つのサービスを比較してみた。金額は東京-ニューヨーク往復エコノミークラスの実際の検索結果(2024年9月調べ)。
| 項目 | W.A.S. | エクスペディア | スカイスキャナー |
|---|---|---|---|
| 最安値 | ¥128,000 | ¥135,000 | ¥132,000 |
| 手数料 | ¥5,500 | 無料 | 無料※ |
| 周遊航空券 | ◎ | △ | ○ |
| UI/UX | △ | ◎ | ◎ |
| 決済方法 | 銀行/コンビニ可 | カードのみ | カード中心 |
| サポート | 平日9-18時 | 24時間 | メールのみ |
※スカイスキャナーは比較サイトのため、実際の予約は各航空会社・旅行会社のサイトで行う
比較してわかった意外な事実
表面的な価格だけ見ると、手数料がかかるW.A.S.は不利に見える。しかし、実際の総額では最安値になることが多い。なぜか?
理由は「表示価格の透明性」にある。他社では最終画面で諸税や手数料が加算されることが多いが、W.A.S.は最初から全て込みの価格を表示。結果的に「思っていたより高い」という事態を避けられる。
こんな人にはW.A.S.をおすすめしない
ここまで読んで「W.A.S.の回し者か?」と思われたかもしれない。そうではない証拠に、W.A.S.が向かない人の特徴も挙げておく。
- 最新のUI/UXを重視する人
InstagramのようなスムーズなUIを期待すると、確実にがっかりする。 - LCCメインで探している人
LCCの取り扱いは少ない。ピーチやジェットスターを使いたいなら他社の方が選択肢が多い。 - ポイント還元を重視する人
独自のポイントプログラムはない。マイルやポイントを貯めたいなら、航空会社直販か大手旅行サイトを選ぶべき。 - 当日・翌日出発の航空券を探す人
直前予約には弱い。システムの都合上、3日前までの予約が基本。
実際の予約フローを完全公開
では実際に、私が先月予約したバンコク行きの航空券を例に、予約の流れを見てみよう。
ステップ1:検索画面での入力
トップページはシンプルそのもの。出発地、目的地、日付、人数を入力。ここで気づいたのは、カレンダーが見やすいこと。祝日が赤く表示され、「この日は混雑」といった情報も。
ステップ2:検索結果の確認
検索に25秒かかった。その間、「検索中...あと○○秒」という表示。待たされている感はあるが、進捗が見えるのは良い。
結果は価格順にソート済み。各便の詳細を見ると、乗り継ぎ時間や到着時刻(現地時間)が大きく表示されている。
ステップ3:詳細確認と座席選択
ここが他社と大きく違う点。座席の選択画面で、「窓側/通路側の空き状況」が%で表示される。「窓側60%空き」といった具合。満席に近いフライトが一目でわかる。
ステップ4:支払い方法の選択
私は今回、コンビニ払いを選択。理由は、会社の経費精算の都合。領収書が必要だったため、コンビニでの支払い控えが便利だった。
支払い期限は予約から3日間。この間に燃油サーチャージが変動しても、予約時の価格が保証される。
ステップ5:予約完了後のフォロー
予約完了メールは3分で到着。その後、24時間以内に「予約内容確認メール」、出発1週間前に「リマインドメール」、前日に「最終確認メール」が届いた。
💡 プロのコツ:予約番号は必ず2箇所以上に保存。私はスマホのメモ、Googleドライブ、そして紙に印刷して財布に入れている。空港でスマホの電池が切れた時、紙の予約番号に救われた経験がある。
トラブル時の対応力を検証
サービスの真価は、トラブル時にこそ現れる。私が経験した2つのトラブルと、その際のW.A.S.の対応を紹介する。
ケース1:台風での欠航
2023年8月、台風で成田発ホノルル行きが欠航。朝7時にメールで通知が来た。
驚いたのは、メールに3つの選択肢が明記されていたこと: 1. 翌日の同じ便に振替(追加料金なし) 2. 他社便への振替(差額は自己負担) 3. 全額返金
電話すると15分待ちだったが、担当者は状況を完璧に把握していた。結果、翌日便に無料で振替完了。
ケース2:名前のスペルミス
これは完全に私のミス。予約時に名前のスペルを間違えた。気づいたのは出発3日前。通常、航空券の名前変更は不可能か、高額な手数料がかかる。
ダメ元でW.A.S.に連絡すると、「航空会社と交渉してみます」との返答。2時間後、手数料5,500円で変更可能との連絡が。他社なら新規購入を勧められるケースだ。
3年間の利用データを分析
私のW.A.S.利用履歴を整理してみた。データが物語る真実がある。
購入実績
- 総購入回数:23回
- 総額:1,126,500円
- 平均購入額:約49,000円
- 最高額:285,000円(家族4人のグアム旅行)
- 最安値:12,000円(ソウル往復)
利用パターン
- 予約タイミング:出発の平均45日前
- キャンセル回数:2回(コロナ関連)
- トラブル遭遇率:13%(3回/23回)
- 満足度:★★★★☆(4.2/5.0)
興味深いのは、利用回数が増えるほど満足度が上がっていること。最初の5回は★3.5だったが、直近5回は★4.6。システムの癖を理解し、使いこなせるようになったためだ。
2024年の最新アップデート情報
W.A.S.も少しずつ進化している。最近のアップデートで改善された点を紹介。
1. モバイル対応の改善
完全リニューアルとまではいかないが、スマートフォンでの表示が改善された。特に決済画面の入力フォームが大きくなり、タップしやすくなった。
2. 検索速度の向上
以前は30秒以上かかることもあった複雑な検索が、現在は平均15秒程度に短縮。まだ遅いが、改善の努力は見える。
3. 燃油サーチャージ予測機能
これは画期的。過去のデータから、今後3ヶ月の燃油サーチャージの変動を予測してくれる。精度は70%程度だが、予約タイミングの参考になる。
🎯 2024年9月の予測
10月以降、燃油サーチャージは平均15%上昇の見込み。特に北米路線は20%以上の値上げ可能性あり。9月中の予約がお得。
最終評価:W.A.S.は「使える」のか?
3年間、100万円以上使った私の結論。
W.A.S.は「慣れれば最強」のサービスだ。
確かに見た目は古臭い。操作性も現代基準では及第点以下。しかし、航空券予約に本当に必要な機能は全て揃っている。むしろ、余計な機能がない分、迷わない。
特に価値を感じる瞬間
- 複雑な周遊ルートを組む時
- マイナーな都市への航空券を探す時
- 現金決済が必要な時
- 確実性を重視する時
逆に、LCC中心の国内旅行や、ポイント重視の人には向かない。自分の旅行スタイルと照らし合わせて判断すべきだ。
私が今でもW.A.S.を使い続ける理由
シンプルだ。「確実に、適正価格で、航空券が買える」から。
派手さはない。革新性もない。でも、空港で搭乗拒否されるような失敗は二度としていない。これこそが、航空券予約サービスの本質ではないだろうか。
あの日、空港で途方に暮れた私に言いたい。「いいサービスは、派手である必要はない」と。


