32歳の私が背中ニキビで人生どん底から這い上がった話【医師監修エステの衝撃体験】

温泉旅行の脱衣所で、隣の女性から聞こえてきた小さな声。「うわっ...」

振り返ると、視線は明らかに私の背中に向けられていた。鏡に映る自分の後ろ姿は、赤く腫れたニキビと色素沈着で覆われていて、まるで地図のようだった。

その瞬間、私は32年間の人生で初めて「消えてしまいたい」と本気で思った。

医師監修エステという選択肢との出会い

あの温泉旅行から2週間後、私は必死でネットを検索していた。皮膚科、エステ、民間療法...試していないものはないくらい、過去5年間あらゆる方法を試してきた。

そんな中、偶然見つけたのが「医師監修のメディカルエステ」という聞き慣れない言葉だった。

正直、最初は「また新しいマーケティング用語か」と疑っていた。でも、調べてみると一般的なエステとは根本的に違うことがわかってきた。

通常エステとメディカルエステの決定的な違い

シーズ・ラボは、美容皮膚科シロノクリニックと同じグループが運営しているメディカルエステだった。つまり、医療の知識とエステの技術を組み合わせた施設ということになる。

初回カウンセリングで判明した衝撃の事実

予約を入れて1週間後、恵比寿にあるシーズ・ラボを訪れた。正直、高級感のある内装に少し圧倒された。

カウンセリングルームで待っていると、白衣を着た女性が入ってきた。医師ではなく、専門のカウンセラーだったが、その知識量には驚かされた。

「背中のニキビは、実は顔のニキビとは全く違うメカニズムで発生するんです」

彼女の説明によると：

• 背中は皮脂腺が多く、汗もかきやすい
• 衣服の摩擦で炎症が悪化しやすい
• 手が届きにくいため、適切なケアが難しい
• マラセチア菌という特殊な菌が原因の場合もある

私が今まで顔用のニキビケア商品を背中に使っていたことを話すと、彼女は優しく首を横に振った。

2万症例以上のデータが示す現実

シーズ・ラボでは、過去20年以上にわたって2万件を超えるニキビ治療の症例データを蓄積しているという。その膨大なデータから導き出された治療プログラムが、今回私が受けることになった「大人ニキビ撃退コース」だった。

施術1回目：想像以上の痛みと期待

施術室に通されると、まず背中の状態を詳細に撮影された。正直、自分の背中をこんなにじっくり見たのは初めてで、改めてその酷さにショックを受けた。

最初に行われたのは、医療用のピーリング。「少しピリピリします」という説明だったが、実際は想像以上に刺激が強かった。

でも、エステティシャンの方が常に様子を確認しながら、強さを調整してくれたので安心できた。これが医師監修の強みなのかもしれない。

施術後の変化と副作用

施術直後は、背中全体が赤くなり、ヒリヒリとした痛みがあった。帰宅後も2〜3日は皮がポロポロと剥けて、正直不安になった。

しかし、1週間後には明らかに肌のゴワゴワ感が減り、新しいニキビができにくくなっていることに気づいた。

3ヶ月間の治療記録：光と影

結論から言うと、3ヶ月間で計8回の施術を受けた結果、背中のニキビは劇的に改善した。しかし、その道のりは決して順調ではなかった。

良かった点

• 確実な改善：3ヶ月で約70%のニキビが消失
• 色素沈着の軽減：赤みや茶色いシミが薄くなった
• 肌質の変化：ゴワゴワした感触がなめらかに
• 専門的なアドバイス：自宅ケアの方法も詳しく教えてもらえた

困った点

• 費用の負担：8回で総額12万円以上かかった
• 通院の手間：2週間に1回、仕事を調整する必要があった
• 即効性の欠如：最初の1ヶ月はあまり変化を感じなかった
• 痛みと副作用：施術後2〜3日は背中が敏感になる

他のメディカルエステとの比較

実は、シーズ・ラボに通い始めてから、他のメディカルエステについても調べてみた。主要3社を比較すると：

価格だけで見ればB社が魅力的だが、医師監修の徹底度と症例数の多さでは、シーズ・ラボが突出していた。

予想外の副産物：自信の回復

治療開始から4ヶ月後、友人に誘われて久しぶりに温泉旅行に行った。脱衣所で服を脱ぐとき、以前のような恐怖はなかった。

完璧ではないけれど、「見られても大丈夫」と思える程度には改善していた。

何より変わったのは、自分自身の意識だった。背中を隠すために選んでいた服装から解放され、夏には水着も着られるようになった。

医師監修エステの本当の価値

振り返ってみると、シーズ・ラボの最大の価値は「医学的根拠に基づいた確実性」だったと思う。

エステサロンの癒しと、医療機関の専門性。この2つを組み合わせることで、単なる美容ケアを超えた「治療」が可能になっている。

向いている人・向いていない人

向いている人：

• 長年ニキビに悩んでいて、確実な改善を望む人
• 医学的な裏付けがある施術を求める人
• 多少の費用をかけても結果を重視する人
• 定期的に通院できる環境にある人

向いていない人：

• 即効性を求める人（最低でも2〜3ヶ月は必要）
• 費用を抑えたい人（トータルで10万円以上かかる可能性）
• 痛みに極度に弱い人
• 通院が難しい地域に住んでいる人

最後に：32歳からでも遅くない

あの温泉旅行での屈辱から1年。今の私の背中は、完璧ではないけれど、人に見せることを恐れない程度には改善した。

医師監修のメディカルエステという選択は、決して安くはなかった。でも、5年間も悩み続けた問題がたった3ヶ月で改善したことを考えれば、その価値は十分にあったと思う。

もし、あなたも私と同じように背中ニキビで悩んでいるなら、一度は医学的アプローチを試してみる価値はあるかもしれない。

ただし、過度な期待は禁物。魔法のような即効性はないし、お財布への負担も軽くはない。それでも、確実に前進できる方法を探しているなら、選択肢の一つとして検討してみてほしい。

32歳の私が証明できたのは、「もう遅い」なんてことはないということ。諦めかけていた自分の背中と向き合う勇気が、新しい人生の扉を開いてくれた。