朝9時、いつものようにパソコンの画面がぼやけて見えた。「また老眼鏡を探さなきゃ」そう思いながら机の引き出しを開けた時、3ヶ月前に始めた黒い粉末のことを思い出した。

実は今、老眼鏡なしでこの文章を書いている。

きっかけは友人の「目が疲れなくなった」という一言

システムエンジニアとして20年以上働いてきた私にとって、目の疲れは職業病のようなものだった。特に40歳を過ぎてからは、夕方になると画面の文字が二重に見えることもあった。

そんな時、学生時代からの友人が久しぶりに会った時に言った。

「最近、目薬使わなくなったんだ。ニュージーランドのカシスっていうベリーの粉末飲み始めてから」

正直、半信半疑だった。ブルーベリーサプリは過去に何度も試したが、効果を感じたことは一度もなかったから。

日本カシス協会認定ショップで見つけた4種類のカシスパウダー

調べてみると、ニュージーランドカシス協同組合が生産する特別なカシスパウダーを扱っているショップを見つけた。驚いたのは、目的別に4種類も用意されていたことだ。

商品名 価格(税込) 特徴 こんな人向け
カシス・ド・サンテ 3,402円 基本のカシスパウダー 初めての方、日常的な健康維持
カシス・ド・ボーテ 4,428円 美容成分強化 エイジングケア重視の方
カシス・ド・アスレ 5,670円 ORAC値がブルーベリーの約68倍 アスリート、激しい運動をする方
エクストラクトプラス 8,240円 最高濃度のアントシアニン 即効性を求める方

3ヶ月間試して分かった本当の効果と意外な落とし穴

最初は一番手頃な「カシス・ド・サンテ」から始めた。黒紫色の粉末は、想像以上に酸味が強い。正直、美味しいとは言えない。

1ヶ月目:変化なし、むしろ続けるのが苦痛

毎朝ヨーグルトに混ぜて食べていたが、酸味で顔をしかめることもしばしば。妻には「そんな顔して食べるなら、やめれば?」と言われる始末。

ただ、せっかく買ったものだし、友人の言葉も気になっていたので続けることにした。

2ヶ月目:小さな変化に気づく

ある日、いつものように仕事を終えて帰宅した時、目薬を使っていないことに気づいた。普段なら午後3時頃には必ず目薬を差していたのに。

偶然かもしれないと思いつつ、翌日も、その翌日も同じだった。

3ヶ月目:老眼鏡の出番が激減

そして冒頭の出来事につながる。朝のメールチェックで、いつも使っていた老眼鏡を探す必要がなくなったのだ。

もちろん、完全に老眼が治ったわけではない。細かい説明書を読む時などは、まだ老眼鏡が必要だ。でも、日常的なパソコン作業では使わなくなった

他社製品と徹底比較してみた結果

効果を実感してから、他のカシス製品やブルーベリーサプリとの違いが気になり、詳しく比較してみることにした。

製品 価格/月 アントシアニン含有量 産地 特徴 個人的評価
NZカシスパウダー(本製品) 3,402円〜 高配合(具体数値非公開) ニュージーランド 粉末で吸収率が高い ★★★★☆
A社 カシスサプリ 2,980円 50mg/日 北欧産 錠剤タイプで飲みやすい ★★★☆☆
B社 ブルーベリーエキス 1,980円 120mg/日 北米産 安価だが効果は限定的 ★★☆☆☆

なぜニュージーランド産カシスなのか?

調べてみると、ニュージーランドの強い紫外線と昼夜の寒暖差が、カシスのアントシアニン含有量を通常の2〜3倍に高めるという研究結果があった。

特に「カシス・ド・アスレ」のORAC値(抗酸化力を示す指標)がブルーベリーの約68倍というのは、正直信じがたい数値だった。でも、実際に使ってみて納得できる部分もある。

正直に言うと、デメリットもある

ここまで良いことばかり書いてきたが、もちろん完璧な製品ではない。

1. 味は決して美味しくない

これは避けて通れない事実。酸味が強く、単体で飲むのはかなり厳しい。私は最終的に、スムージーに混ぜる方法で落ち着いた。バナナと豆乳を加えると、酸味が緩和されて飲みやすくなる。

2. 即効性はない

最低でも1ヶ月、できれば2〜3ヶ月は続けないと変化を感じにくい。即効性を求める人には向かない。

3. 価格は決して安くない

定期便を利用すれば20%OFFになるが、それでも月8,000円以上かかる。続けるにはそれなりの覚悟が必要だ。

こんな人にはおすすめしない

  • 即効性を求める人
  • 酸味が苦手で、工夫する気がない人
  • 1ヶ月も続ける自信がない人
  • 月3,000円以上の出費が厳しい人

逆に、こんな人なら試す価値あり

  • 40歳以上で目の疲れに悩んでいる人
  • パソコン作業が多い人
  • ブルーベリーサプリで効果を感じなかった人
  • 3ヶ月は続ける覚悟がある人

最後に:老眼鏡を探す回数が減った日常

正直に言えば、この製品に出会わなくても、きっと何とかやっていけたと思う。老眼鏡をかければいいだけの話だから。

でも、朝起きてすぐスマホの画面が見える。仕事中に目薬を差す回数が減る。夕方になっても文字がぼやけない。こういった小さな変化の積み重ねが、日常のストレスを確実に減らしてくれている。

妻に「何を飲んでるの?」と聞かれた時、「ニュージーランドのカシスの粉」と答えたら、「へー、それで最近老眼鏡探してないのね」と言われた。

自分では気づかなかったが、確かに「メガネどこ?」という言葉を最近言っていない。

味は相変わらず苦手だけど、この黒い粉末との付き合いは、もうしばらく続きそうだ。