震度3の地震で、新品の65インチテレビがテレビ台から滑り落ちかけた瞬間、私の心臓は止まりそうになった。あと5センチで床に激突するところだった。この恐怖体験が、私をテレビ壁掛けの世界に導いた。

結論から言うと、エースオブパーツのPLB-117Mを選んで本当に良かった。でも、完璧な商品なんてこの世に存在しない。4ヶ月使い込んで見えてきた、リアルな真実を包み隠さずお伝えしよう。

なぜエースオブパーツを選んだのか?3つの決め手

正直に言うと、最初はAmazonで中国製の格安金具を買おうとしていた。2,000円程度で済むなら、それでいいじゃないかと。でも、レビューを読み進めるうちに恐ろしくなった。

「3ヶ月でネジが緩んだ」「テレビが傾いてきた」「説明書が中国語のみ」...

そんな中で出会ったのがエースオブパーツだった。決め手は以下の3つ:

  1. 日本語サポートの充実度 - 電話一本で専門スタッフが対応
  2. 豊富な施工実績 - 累計販売数30万個以上という圧倒的な数字
  3. 賃貸でも使える商品ラインナップ - これが最大の魅力だった

PLB-117Mの取り付け体験:想像以上に簡単だが...

届いた箱を開けて最初に思ったこと。「重い」。約3.5kgの金具は、まさに金属の塊という感じだ。でも、この重さこそが信頼の証だと後で理解した。

良かった点

  • 説明書が驚くほど分かりやすい - イラスト付きで迷う余地なし
  • 付属のネジ類が豊富 - M4からM8まで各種サイズ完備
  • 水平器付き - これが意外と便利
  • 耐荷重75kg - 我が家の65インチ(約25kg)には余裕

苦労した点

  • 下地探しが予想以上に難しい - センサーを別途購入することに
  • 一人での作業はほぼ不可能 - 二人作業が必須
  • 壁の材質によっては追加アンカーが必要 - 石膏ボードの場合は要注意

特に下地探しは本当に苦労した。付属の下地センサーでは反応が曖昧で、結局ホームセンターで3,000円のセンサーを追加購入。この出費は計算外だった。

エースオブパーツバナー

賃貸住まいの救世主?ワンプッシュ壁ロックの実力

実は私、賃貸マンション住まいだ。壁に穴を開けるなんて論外。でも、エースオブパーツの「ワンプッシュ壁ロック」という商品を見つけて、目から鱗が落ちた。

画鋲サイズの穴で26-52インチのテレビを壁掛けできるなんて、正直信じられなかった。でも、友人宅で実物を見て考えが変わった。

ワンプッシュ壁ロックの特徴

  • ピン径わずか2mm - 画鋲と同じサイズ
  • 耐荷重15kg - 中型テレビなら余裕
  • 取り外し後の跡がほぼ目立たない
  • 価格17,800円 - 正直高いが、原状回復費を考えれば...

ただし、石膏ボード専用という点は要注意。コンクリート壁では使用不可だ。

他社製品との比較:エースオブパーツは本当にお得?

購入前に徹底的に比較検討した3社の製品。その結果を表にまとめた。

項目 エースオブパーツ
PLB-117M
A社
WM-042
B社
TV-MNT55
価格 4,980円 3,480円 7,980円
対応サイズ 37-75インチ 32-65インチ 40-70インチ
耐荷重 75kg 45kg 60kg
角度調整 上下±15度 上下±10度 上下±12度
日本語サポート ◎電話対応 △メールのみ ○電話対応
保証期間 3年 1年 2年

A社は価格が魅力的だが、耐荷重が心配。B社は高性能だが価格が高い。エースオブパーツは、まさに「ちょうどいい」選択だった。

4ヶ月使って分かった本音

期待以上だった点

  • 安定性の高さ - 子供がぶつかっても微動だにしない
  • 見た目のスッキリ感 - テレビ台がなくなり部屋が広く感じる
  • 掃除のしやすさ - ロボット掃除機が大活躍
  • 首の疲れが激減 - 目線の高さを最適化できた

期待を下回った点

  • ケーブルの処理 - 別途ケーブルカバーが必要
  • 角度調整の硬さ - 女性一人では調整が困難
  • 壁の振動 - 重低音が壁を伝わりやすくなった

特にケーブル処理は盲点だった。HDMIケーブル、電源ケーブル、アンテナ線...これらをきれいにまとめるのに追加で2,000円ほど投資した。

誰におすすめ?誰には向かない?

こんな人にピッタリ

  • 地震対策を真剣に考えている人
  • 部屋を広く使いたい人
  • 子供やペットがいる家庭
  • 掃除を楽にしたい人

正直おすすめしない人

  • 頻繁にテレビの位置を変えたい人
  • DIYが苦手で業者も頼みたくない人
  • 築年数の古い木造住宅に住んでいる人
  • 賃貸で一切壁に手を加えたくない人

購入前に知っておくべき5つのポイント

  1. 下地の確認は必須 - 石膏ボードだけでは危険
  2. 工具の準備 - 電動ドライバーがないと地獄
  3. 二人作業が基本 - 友人に頼むかプロに任せるか
  4. ケーブル長の確認 - 意外と届かないことが多い
  5. 将来のテレビ買い替え - VESA規格の確認を忘れずに

💡 プロからのアドバイス

エースオブパーツのカスタマーサポートに電話すると、無料で設置アドバイスをもらえる。私も3回ほど相談したが、毎回丁寧に対応してくれた。特に壁の材質に不安がある場合は、購入前に相談することを強くおすすめする。

まとめ:完璧ではないが、十分に価値がある投資

エースオブパーツのPLB-117Mを使い始めて4ヶ月。正直、面倒なことも多かった。でも、地震の不安から解放され、部屋が広くなり、生活の質が向上したことを考えれば、4,980円は安い投資だったと思う。

ただし、これはあくまで私の体験談。壁の材質、テレビのサイズ、生活スタイルによって最適な選択は変わるはずだ。

最後に一つだけ。もしあなたが今、テレビの地震対策に悩んでいるなら、まずは行動することが大切。完璧を求めすぎて何もしないより、とりあえず始めてみることをおすすめする。

追記:その後の展開

この記事を書いている最中、震度4の地震が発生した。テレビはビクともしなかった。あの時の安心感は、お金では買えない価値があると改めて実感した。

ちなみに、最近友人宅でも同じ金具を設置した。彼は賃貸なのでワンプッシュ壁ロックを選択。設置から2ヶ月経つが、今のところ問題なく使えているそうだ。

テレビ壁掛けは、思っているより簡単で、思っているより効果的。でも、思っているより奥が深い。この体験が、誰かの参考になれば幸いだ。