愛犬が突然ご飯を拒否した日、私は途方に暮れた。でも馬肉フードに変えたら...
朝6時。いつものように愛犬のマロンにご飯を用意したのに、クンクンと匂いを嗅いだだけで、そっぽを向いてしまった。前日まで喜んで食べていたフードなのに。
動物病院で検査しても異常なし。でも食欲は戻らない。ネットで調べまくって、フードを変えることにした。そこで出会ったのが馬肉を使ったドッグフードだった。
正直、最初は「馬肉?」って思った。でも調べてみると、高タンパクなのに低脂肪・低カロリーという特徴があることを知った。マロンは少し太り気味だったから、これはいいかもしれないと思い始めた。
なぜ馬肉自然づくりを選んだのか
数あるドッグフードの中から馬肉自然づくりを選んだ理由は3つある。
まず、人間が食べても大丈夫な品質という点。実際、私も少し味見してみたけど、確かに変な臭みもなく、素材の味がした。(もちろん美味しくはないけど)
次に、獣医師の推奨があったこと。かかりつけの獣医さんに相談したら「馬肉は消化もいいし、アレルギーも起こりにくい」と言われた。
最後に、完全無添加であること。保存料や着色料、香料が一切使われていないのは安心できる。
実際に与えてみた初日の反応
フードの切り替えは慎重にやった。いきなり全部変えるとお腹を壊すかもしれないから、最初は今までのフードに少し混ぜる程度から始めた。
マロンの反応は...めちゃくちゃ良かった!今までのフードには見向きもしなかったのに、馬肉自然づくりが混ざった部分から先に食べ始めたんだ。
でも、喜びすぎて一気に食べようとするから、「ゆっくり!」って何度も言った。久しぶりに食欲旺盛な姿を見れて、正直涙が出そうになった。
1週間かけてフードを完全に切り替え
説明書通り、1週間かけてゆっくりと切り替えた。
- 1-2日目:新フード25%、旧フード75%
- 3-4日目:新フード50%、旧フード50%
- 5-6日目:新フード75%、旧フード25%
- 7日目以降:新フード100%
3日目あたりで少しうんちが柔らかくなったけど、新フードの量を少し減らしたら改善した。こういう微調整ができるのも、段階的な切り替えのメリットだと思う。
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3ヶ月使ってみて気づいた変化
馬肉自然づくりに切り替えて3ヶ月。マロンにいくつかの変化が現れた。
毛並みがツヤツヤに
一番驚いたのは毛並みの変化。以前はパサパサしていた毛が、しっとりとツヤツヤになった。トリマーさんにも「最近何か変えました?毛質が良くなってますね」と言われた。
体重が適正値に
低カロリーのおかげか、3ヶ月で1.2kg減量に成功。獣医さんからも「理想的な体型になりましたね」とお墨付きをもらった。
うんちの状態も良好
汚い話で申し訳ないけど、うんちの状態もすごく良くなった。以前は柔らかかったり硬かったりと不安定だったのが、今はコロコロとした健康的な状態を保っている。

正直なデメリットも話します
良いことばかりじゃなく、気になった点もある。
価格が高め
正直、一般的なドッグフードと比べると価格は高い。我が家の場合、月々の食費が約1.5倍になった。でも、マロンの健康を考えると、この出費は必要経費だと思っている。
保存期間が短い
無添加なので、開封後は1ヶ月以内に使い切る必要がある。大型犬なら問題ないけど、小型犬の場合は量の調整が必要かも。
店頭では買えない
近所のペットショップでは取り扱いがなく、ネット注文のみ。急になくなった時にすぐ買えないのは少し不便。
他の馬肉フードとの比較
馬肉自然づくりを選ぶ前に、他の馬肉フードも検討した。実際に取り寄せて比較してみた結果を表にまとめた。
| 項目 | 馬肉自然づくり | A社馬肉フード | B社馬肉フード |
|---|---|---|---|
| 価格(1kg) | 約3,000円 | 約2,500円 | 約3,500円 |
| タンパク質 | 27.0% | 24.0% | 28.0% |
| 脂質 | 11.1% | 13.0% | 10.0% |
| カロリー | 399kcal/100g | 420kcal/100g | 380kcal/100g |
| 添加物 | 完全無添加 | 保存料使用 | ビタミン類添加 |
| 食いつき | ◎ | ○ | △ |
A社は価格が安いけど、保存料が気になった。B社は栄養価は高いけど、マロンの食いつきがイマイチだった。結果的に、バランスの良い馬肉自然づくりを選んで正解だったと思う。
獣医師に聞いた馬肉の効果
定期健診の時に、獣医師に馬肉フードについて詳しく聞いてみた。
「馬肉は他の肉と比べて鉄分が豊富なんです。貧血気味の子にはおすすめですね。それに、馬は体温が高いので寄生虫のリスクも低い。生食にも使われるくらい安全な肉なんですよ」
さらに、「アレルギーを起こしにくいのも特徴です。鶏肉や牛肉でアレルギーが出た子でも、馬肉なら大丈夫なケースが多いですね」とのこと。

こんな犬にはおすすめしない
万能に見える馬肉自然づくりだけど、すべての犬に合うわけじゃない。
超小型犬で食が細い子
1袋1kgなので、チワワのような超小型犬だと1ヶ月で食べきれない可能性がある。開封後の保存期間を考えると、もったいないかも。
激安フードに慣れている子
今まで激安フードを食べていた子は、急に高級フードに変えると下痢をすることがある。切り替えはより慎重に。
馬肉アレルギーの子
稀だけど、馬肉にアレルギーがある子もいる。初めて与える時は少量から始めて、体調の変化をよく観察することが大切。
購入前に知っておきたいこと
実際に使ってみて分かった、購入前に知っておくべきポイントをまとめた。
定期購入がお得
単品購入より定期購入の方が割引があってお得。ただし、最初は単品で試してみることをおすすめする。合わなかった時のリスクを避けるため。
賞味期限は要チェック
無添加なので賞味期限は短め。届いたらすぐに確認して、計画的に使うこと。我が家は届いた日付をマジックで大きく書いている。
保存方法が重要
高温多湿を避けて保存。夏場は特に注意が必要。私は100均で買った密閉容器に小分けして保存している。
実際のユーザーの声を調査
私だけの意見では偏るかもしれないので、SNSやレビューサイトで他のユーザーの声も調べてみた。
ポジティブな意見で多かったのは:
- 「食いつきが良くなった」
- 「毛並みが改善した」
- 「うんちの臭いが減った」
- 「体重管理がしやすくなった」
ネガティブな意見では:
- 「価格が高い」
- 「近所で買えない」
- 「粒が大きくて小型犬には不向き」
やはり価格面での不満が多いようだ。でも、健康への投資と考えれば妥当という意見も多かった。
コスパを計算してみた
実際にどれくらいコストがかかるのか、マロン(中型犬・15kg)の場合で計算してみた。
1日の給餌量:約200g
1ヶ月の消費量:約6kg
1ヶ月のコスト:約18,000円
正直、安くはない。でも、以前使っていた安いフードの時は、皮膚トラブルで動物病院に通っていた。その治療費を考えると、結果的に今の方が経済的かもしれない。
フードの切り替えで失敗しないコツ
フード切り替えで失敗しないために、私が実践したコツを紹介する。
1. 体調の良い時に始める
ワクチン接種後や体調不良の時は避ける。元気な時に始めるのが鉄則。
2. 記録をつける
食べた量、うんちの状態、体調の変化を毎日記録。スマホのメモ機能で十分。
3. 焦らない
1週間で切り替えると書いたけど、心配なら2週間かけてもOK。マロンの場合は10日かけた。
4. 水分補給を忘れずに
フードが変わると水を飲む量も変わる。新鮮な水をいつでも飲めるようにしておく。
よくある質問への回答
私も最初は疑問だらけだった。同じような疑問を持つ人のために、Q&A形式でまとめてみた。
Q: 粒の大きさはどれくらい?
A: 直径約1cm、厚さ約5mmの平たい円形。中型犬のマロンにはちょうど良いサイズだけど、超小型犬には大きいかも。
Q: においは強い?
A: 一般的なドッグフードよりにおいは控えめ。馬肉特有の臭みもない。人間が嗅いでも不快じゃないレベル。
Q: 開封後の保存方法は?
A: チャックをしっかり閉めて、高温多湿を避けた場所で保存。私は念のため、ジップロックに入れてさらに密閉している。
Q: シニア犬でも大丈夫?
A: 高タンパク・低脂肪なので、運動量の減ったシニア犬にも良いと思う。ただし、腎臓に問題がある場合は獣医師に相談を。
購入する際の注意点
購入を検討している人のために、注意点をまとめておく。
類似品に注意
「馬肉フード」で検索すると似たような商品がたくさん出てくる。正規の販売サイトから購入することが大切。
初回は少量から
いきなり大量購入はリスクが高い。まずは1袋試してみて、愛犬に合うか確認してから定期購入を検討。
アレルギーテストも検討
心配な場合は、事前にアレルギーテストを受けるのも一つの方法。費用はかかるけど、安心して与えられる。
3ヶ月使い続けた総評
馬肉自然づくりを3ヶ月使ってみて、マロンの健康状態は明らかに良くなった。食欲も安定し、毛並みもツヤツヤ、体重も適正値をキープしている。
確かに価格は高い。でも、愛犬の健康には代えられない。安いフードで体調を崩して病院通いになるより、良質なフードで健康を維持する方が、長い目で見れば経済的だと思う。
ただし、すべての犬に合うわけじゃない。まずは少量から試してみて、愛犬の反応を見ながら判断することが大切。
マロンがご飯を拒否したあの朝から3ヶ月。今では食事の時間が待ち遠しいようで、ご飯の準備を始めると尻尾をブンブン振って待っている。その姿を見るたびに、フードを変えて本当に良かったと思う。
愛犬の食事で悩んでいる飼い主さんの参考になれば嬉しい。でも、最終的な判断は、愛犬の様子を一番よく知っているあなた自身でしてほしい。