玄関のドアを開けた瞬間、足が止まった。カビの臭い、積み上がった新聞紙の山、そして天井から垂れ下がる謎の黒いシミ。これが、私が10年ぶりに訪れた実家の姿だった。

父が他界してから誰も住んでいない実家。「いつか片付けよう」と思いながら、気がつけば10年。近所からは「あの家、大丈夫?」と心配される始末。正直、もう取り壊すしかないと諦めかけていた。

空き家片付けセンターのサービス

なぜ空き家片付けセンターを選んだのか

最初は自分で片付けようと思った。軍手を持って実家に向かったが、2階の部屋のドアが開かない。なんと、物で埋まって押しても引いてもビクともしない。1階のリビングも足の踏み場がなく、キッチンに至っては何かが腐った臭いが充満していた。

「これは素人には無理だ」

そう悟った私は、ネットで片付け業者を検索。出てきたのは数十社。正直、どこも同じように見えた。でも空き家片付けセンターのサイトで目に留まったのは「下見・見積もり・相談無料」の文字。他社は「要相談」「別途料金」といった曖昧な表現が多い中、明確だった。

他社との比較で見えてきた違い

念のため、3社に見積もりを依頼した。結果は以下の通り:

項目 空き家片付けセンター A社 B社
下見費用 無料 5,000円 無料(市内のみ)
見積もり後のキャンセル 無料 キャンセル料10% 無料
対応エリア 全国対応 関東のみ 東日本
買取サービス あり(査定込み) 別業者紹介 なし

A社は見積もりに来ただけで5,000円。しかも「これは相当大変ですね...」と言いながら、見積もり金額は180万円。B社は無料だったが、「うちのエリア外なので追加料金が...」と後出しジャンケン。

下見当日の驚きの対応

空き家片付けセンターの担当者が来たのは、問い合わせから2日後の朝9時。時間ピッタリに到着したのは、40代くらいの男性と20代の若い男性の2人組。

「お待たせしました。まずは全体を拝見させていただきますね」

他社と違ったのは、批判的なコメントが一切なかったこと。A社は「これはひどい」「なんでこんなになるまで放置したんですか」と責めるような口調だった。でも空き家片付けセンターの担当者は違った。

「お父様の思い出が詰まったお家ですね。大切に扱わせていただきます」

この一言で、ずっと抱えていた罪悪感が少し和らいだ。

空き家片付けの作業風景

見積もり内容の透明性

1時間ほどかけて家中を確認した後、その場で見積もりを作成してくれた。内訳は以下の通り:

  • 基本作業料金(3LDK):110,000円
  • 残置物処分費:185,000円
  • 特殊清掃(カビ・汚れ):55,000円
  • 買取査定額(骨董品・家電):-42,000円
  • 合計:308,000円(税込)

驚いたのは、買取できるものをその場で査定して、料金から差し引いてくれたこと。父が集めていた古い時計や、母の着物が思わぬ値段で買い取られた。

作業開始から完了までの3日間

作業は翌週の月曜日から開始。私は仕事があったので立ち会えなかったが、「作業の進捗は随時ご連絡します」との言葉通り、毎日夕方に写真付きでLINEが届いた。

1日目:1階の片付けと仕分け

朝8時に作業開始の連絡。昼過ぎには「お父様のアルバムが出てきました。これは残されますか?」と写真付きで確認が来た。捨てるものと残すものを、一つ一つ確認してくれる丁寧さ。

夕方の報告では、1階がほぼ片付いた写真が。正直、同じ家とは思えない変わりようだった。

2日目:2階と特殊清掃

問題の2階。ドアが開かなかった部屋は、なんと新聞紙と雑誌の山だった。「これらは古紙回収に出せるので、処分費を少し減額できます」との連絡。

また、押し入れから父の趣味の釣り道具が大量に出てきた。「ヴィンテージものもありそうなので、専門店に査定してもらいますね」と、思わぬ収入源を見つけてくれた。

空き家片付けセンターのロゴ

3日目:最終チェックと清掃

最終日は細かい清掃と最終チェック。天井のシミはカビだったが、特殊な洗剤できれいに除去。床のワックスがけまでしてくれて、まるで新築のような仕上がりに。

「これで不動産屋さんにも自信を持って見せられますよ」

担当者の言葉通り、後日不動産屋に査定してもらったら、予想より300万円も高い査定額が出た。「こんなにきれいな空き家は珍しい」と驚かれたほど。

料金の内訳と予想外の結果

最終的な請求額は、当初の見積もりより安くなった:

  • 見積もり金額:308,000円
  • 追加の買取(釣り道具):-15,000円
  • 古紙回収による減額:-8,000円
  • 最終請求額:285,000円

しかも、分割払いにも対応してくれた。「一括は厳しい」と相談したら、「3回までなら手数料なしで大丈夫ですよ」とのこと。

利用して分かったメリット・デメリット

メリット

  1. 全国対応で地方でも安心
    実家は地方の田舎町だったが、問題なく対応してもらえた。
  2. 買取査定で費用が抑えられる
    捨てるだけじゃなく、売れるものは買い取ってくれるので実質負担が減る。
  3. 立ち会い不要で遠方でもOK
    仕事を休まなくても、LINEで進捗確認できるのは本当に助かった。
  4. アフターフォローが充実
    作業後も「何か困ったことはありませんか」と連絡をくれた。

デメリット(というより注意点)

  1. 繁忙期は予約が取りにくい
    3月や12月は混み合うらしく、希望日に予約が取れないことも。
  2. エレベーターなしの4階以上は追加料金
    これは仕方ないが、事前に確認しておくべき。
  3. 貴重品の確認は自己責任
    通帳や印鑑など、事前に回収しておかないと処分される可能性がある。

空き家の売却サポートまで利用した結果

片付け後、空き家片付けセンターの売却サポートも利用することに。正直、田舎の古い家なんて売れないと思っていた。でも、担当者から驚きの提案が。

「最近、田舎暮らしや二拠点生活が人気なんです。きれいに片付いた家なら、需要はありますよ」

半信半疑だったが、提携不動産会社を3社紹介してもらい、すべてから見積もりを取った。結果、最高値を付けた会社と契約。なんと3ヶ月で買い手が見つかった

売却価格は1,200万円。正直、500万円でも売れればラッキーだと思っていたので、この結果には本当に驚いた。片付け費用の28万円なんて、あっという間に回収できた。

実際に使ってみて感じた他社との違い

後から知ったが、私の知人も別の業者で空き家片付けをしていた。話を聞いて、改めて空き家片付けセンターの良さを実感した。

知人が使ったC社の場合

  • 見積もり時に「追加料金の可能性あり」と言われた
  • 実際、作業当日に「これは特殊ゴミなので...」と5万円追加
  • 買取はしてくれたが、二束三文の査定
  • 作業後の掃除は簡単な掃き掃除のみ
  • トータルで40万円以上かかった

「最初から空き家片付けセンター使えばよかった」と後悔していた。

💡 ワンポイントアドバイス

業者選びのポイントは「見積もり後の追加料金なし」を明記している会社を選ぶこと。口約束ではなく、書面で確認することが大切。

こんな人におすすめしたい

実際に利用してみて、以下のような人には特におすすめできる:

  1. 遠方に住んでいて、実家の片付けに通えない人
    私のように仕事を休めない人でも、立ち会いなしで任せられる。
  2. 相続した家をどうしたらいいか分からない人
    片付けから売却、0円譲渡まで、ワンストップで相談できる。
  3. 費用を抑えたいが、質も重視したい人
    買取査定で実質負担を減らしつつ、丁寧な作業をしてもらえる。
  4. 精神的に実家の片付けが辛い人
    思い出の品を大切に扱ってくれるので、心理的負担が軽減される。
空き家片付けセンターバナー

サービス利用の流れと注意点

実際の利用経験から、スムーズに進めるためのポイントを紹介:

1. 問い合わせ前の準備

  • 家の広さ(間取り)を把握しておく
  • エレベーターの有無、階数を確認
  • 駐車スペースの有無をチェック
  • 電気・水道が使えるか確認

これらの情報があると、電話での概算見積もりがより正確になる。

2. 下見当日のポイント

担当者が来る前に、以下の準備をしておくとスムーズ:

  • 絶対に捨てたくないものをリストアップ
  • 貴重品、重要書類は事前に回収
  • 近隣への挨拶(作業で迷惑をかける可能性があるため)

3. 作業中の確認事項

LINEでの進捗報告は本当に便利だったが、返信は早めにすることが大切。「これは捨てていいですか?」という確認に返事が遅れると、作業が止まってしまう。

料金を安く抑える裏技

実際に使って分かった、費用を抑えるコツを紹介:

  1. 閑散期を狙う
    1月中旬~2月、6月~7月は比較的空いているらしく、「今なら〇日以内の作業開始で5%OFF」などのキャンペーンがあることも。
  2. 買取可能品を事前にチェック
    ブランド品、貴金属、骨董品などは思わぬ高値が付くことも。事前に「これは売れそう」というものを伝えておく。
  3. ある程度は自分で片付ける
    明らかなゴミ(新聞紙、ペットボトルなど)は事前に処分しておくと、その分安くなる。
  4. 複数の不動産会社から見積もりを取る
    売却サポートを使う場合、提携会社すべてから見積もりを取ること。私の場合、最高値と最安値で200万円の差があった。

0円物件譲渡マッチングという選択肢

実は最初、売却ではなく「0円譲渡」も検討していた。固定資産税を払い続けるくらいなら、タダでも手放したいと思っていたから。

空き家片付けセンターには、「0円物件譲渡マッチング」というサービスがある。要は「タダでもいいから引き取って」という人と「タダなら欲しい」という人をつなぐサービス。

担当者に相談したところ、「片付けてきれいになったら、普通に売れる可能性が高いですよ」とアドバイスをもらい、結果的に売却できたが、このサービスの存在は心強かった。

まとめ:空き家問題に悩んでいる人へ

10年間放置していた実家。正直、もう手遅れだと諦めていた。でも、空き家片付けセンターのおかげで、きれいに片付き、思いがけない価格で売却までできた。

特に印象的だったのは、担当者の言葉。

「空き家は放置すればするほど、片付けも売却も難しくなります。でも、どんな状態でも必ず解決策はあるんです」

この言葉に救われた。そして実際、その通りだった。

もし今、実家や空き家の処分に悩んでいるなら、まずは相談してみることをおすすめしたい。下見も見積もりも無料だから、リスクはない。むしろ、放置し続けることの方がリスクだと、今なら断言できる。

私のように「いつか...」と先延ばしにしている人は、思い切って一歩踏み出してみてほしい。想像以上にスムーズに、そして心理的負担も少なく解決できるはずだ。

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※本記事は実際の利用体験に基づいて作成していますが、サービス内容や料金は変更される場合があります。最新情報は公式サイトでご確認ください。