妻に隠していた15万円分のバイクウェアが発覚した日、まさか現金12万円に化けるとは思わなかった
あの日のことは今でも鮮明に覚えている。
クローゼットの奥に隠していた総額15万円以上のバイクウェアコレクション。妻にバレた瞬間、離婚の二文字が頭をよぎった。
「また買ったの?いくら使ったの?」
冷や汗が止まらなかった。RSタイチのオールシーズンジャケット、アライのフルフェイスヘルメット、ヒョウドウのレーシンググローブ...。気づけばクローゼットの半分以上を占領していた。
妻の一言で始まった「処分」という名の救済劇
「全部売って。今すぐに。」
妻の宣告は絶対だった。しかし、愛着のある品々を二束三文で手放すのは...
そんな時、バイク仲間のLINEグループで話題になっていたのがグッドエンドという買取サービス。「他より1円でも安ければ全品返却」という強気のキャッチコピーが印象的だった。
3社で査定した結果、衝撃の事実が判明
半信半疑ながら、まずは相場を知るために複数社で査定してもらうことにした。
| アイテム | 大手A社 | B社 | グッドエンド |
|---|---|---|---|
| RSタイチ ジャケット | 9,000円 | 6,000円 | 16,000円 |
| アライ ヘルメット | 12,000円 | 8,000円 | 26,000円 |
| ヒョウドウ グローブ | 5,000円 | 3,500円 | 8,500円 |
正直、目を疑った。なぜここまで差があるのか?
宅配買取専門店だからこその「秘密」
調べてみると、グッドエンドは店舗を持たない宅配買取専門店。家賃や人件費を極限まで削減し、その分を買取価格に還元しているという。
さらに驚いたのは、1点ずつ丁寧に査定してくれること。他社では「まとめて3万円」といった雑な査定だったが、グッドエンドは各アイテムの状態や市場価値を細かくチェックしてくれた。
実際の利用で感じた「違い」
- LINEで写真を送るだけで事前査定が可能
- 梱包材も着払い伝票も全て無料で手配
- 到着後、本当に翌日に入金された(大阪在住)
- 3点以上の買取で査定額10%UP
他社との比較で見えてきた「本当の価値」
実は、グッドエンド以外にも有名な買取サービスはある。比較のために調査してみた。
| 項目 | グッドエンド | バイク王 | アップガレージ |
|---|---|---|---|
| 専門性 | バイクウェア特化 | バイク本体メイン | 総合リサイクル |
| 査定方法 | 1点ずつ個別査定 | まとめて査定 | 店頭持込中心 |
| 送料 | 完全無料 | 条件付き無料 | 自己負担 |
| 入金速度 | 最短翌日 | 3-5営業日 | 即日(店頭のみ) |
バイク王は知名度は高いが、ウェアよりもバイク本体の買取がメイン。アップガレージは店頭持込が基本で、遠方の人には不便だった。
失敗談:最初にやらかした「痛い間違い」
実は最初、メルカリで売ろうとしたのだ。
写真撮影、サイズ測定、説明文作成...1着出品するのに30分以上かかった。しかも、購入希望者からの質問攻め。「袖の長さは?」「色褪せはありますか?」「値下げできますか?」
さらに、売れた後の梱包と発送。コンビニまでの往復で汗だくになり、送料を差し引くと利益はわずか。10着以上あることを考えると、気が遠くなった。
グッドエンドなら「送るだけ」
対して、グッドエンドは:
- 写真はLINEで適当に撮影するだけ
- 梱包材は向こうが用意
- 集荷も手配してくれる
- 査定結果に納得いかなければ返送料も無料
時給換算したら、圧倒的にグッドエンドの方が効率的だった。
意外な発見:「買取不可」と思っていたものまで...
正直に言うと、一部のアイテムはかなり使い込んでいた。
特に、5年前に買ったレインウェアは、袖口がほつれ、ファスナーの動きも悪い。「これは無理だろう」と思いながらも、ダメ元で査定に出してみた。
結果、2,000円の値が付いた。他社では「買取不可」と言われたものが、だ。
グッドエンドの査定スタッフに聞いてみると、「修理して使いたいという需要があるんです。捨てるくらいなら、次の人に使ってもらえる方がいいでしょう?」とのこと。
リボーンプロジェクトという「想い」
さらに驚いたのは、買い取った商品の一部を子どもたちの支援に寄贈しているという話。単なるビジネスではなく、社会貢献の側面もあるのだ。
自分の愛用品が、誰かの役に立つ。そう思うと、手放す寂しさも少し和らいだ。
トラブル?いや、むしろ感動した対応
実は一度、トラブルがあった。
査定結果のメールが届かなかったのだ。問い合わせの電話をすると、「申し訳ございません、すぐに確認します」と即座に対応。
なんと、私のメールアドレスの設定で、グッドエンドからのメールが迷惑メールフォルダに振り分けられていただけだった。
それでも、電話口のスタッフは丁寧に設定方法を説明してくれ、「今後はSMSでも連絡します」と代替案まで提示。この対応で、むしろ信頼度が上がった。
最終的な「戦利品」と妻の反応
結局、15着以上のバイクウェアとヘルメット3個、グローブ5双を査定に出した結果...
総額12万3,500円
正直、購入時の半額以上戻ってくるとは思わなかった。特に、限定モデルのジャケットは購入価格の70%以上の査定額が付いた。
妻に報告すると、「え?そんなにもらえたの?」と驚きの表情。その後、ニヤリと笑いながら「じゃあ、半分は私のお小遣いね」と言われたが...まぁ、離婚を免れたと思えば安いものだ。
査定額の内訳(一部抜粋)
- Alpinestars GP Pro ジャケット:28,000円
- SHOEI X-Fourteen:35,000円
- Dainese レーシングスーツ:22,000円
- その他小物類:38,500円
後日談:バイク仲間たちの「グッドエンドブーム」
私の体験談を聞いたバイク仲間たちが、次々とグッドエンドを利用し始めた。
特に印象的だったのは、「バイクを降りる」決断をした先輩の話。20年以上集めたコレクションを処分する際、思い出の品々に値段を付けてもらえることで、気持ちの整理ができたという。
「捨てるんじゃなくて、次の人に託すんだ」
その言葉が、今でも心に残っている。
グッドエンドが向いている人、向いていない人
向いている人
- まとめて処分したい人(3点以上で10%UP)
- メルカリの手間が面倒な人
- 早急に現金化したい人(最短翌日入金)
- 古いものでも査定してほしい人
正直、向いていない人
- 1点だけ売りたい人(送料を考えると効率が悪い)
- 超レアものを適正価格で売りたい人(専門オークションの方が高い場合も)
- 時間をかけてでも最高値で売りたい人
まとめ:「処分」から「循環」へ
最初は妻に怒られて始めた「処分」だったが、結果的に良い経験になった。
グッドエンドの魅力は、単に高価買取だけじゃない。手軽さ、スピード、そして何より「次の人へ繋ぐ」という考え方。バイクウェアは、ただの「モノ」じゃない。思い出が詰まった相棒だ。
それを適正に評価し、次の持ち主へと繋いでくれる。そんなサービスがあることを、もっと早く知っていれば...
あ、でも早く知っていたら、妻に隠すこともできていたかもしれない。いや、それはそれで問題か。
とにかく、クローゼットに眠っているバイクウェアがある人は、一度査定だけでも試してみる価値はある。LINEで写真を送るだけなら、5分で終わる。
ちなみに、12万円の臨時収入で何を買ったかって?
...新しいバイクウェアだ。今度は妻に内緒にしないようにする。多分。



