偏差値45。高3の春、担任から「君の成績じゃ、日東駒専も厳しいよ」と言われた時の絶望感を、今でも鮮明に覚えている。

でも、その8ヶ月後、私は早稲田大学の合格通知を手にしていた。母は信じられないという顔で、そして涙を流しながら私を抱きしめた。

その逆転合格の鍵となったのが、総合型選抜という入試方法だった。そして、その対策を支えてくれたのがAOI専門塾だった。

総合型選抜って何?私も最初は知らなかった

正直に言うと、高3の春まで総合型選抜(旧AO入試)の存在すら知らなかった。一般入試で勝負するしかないと思い込んでいた私にとって、この入試方法はまさに救世主だった。

総合型選抜は、学力試験だけでなく、志望理由書、活動報告書、面接、プレゼンテーションなどを通じて、受験生の可能性を総合的に評価する入試方式。つまり、偏差値だけじゃない部分で勝負できるんだ。

でも、ここに大きな落とし穴がある。「学力以外で勝負できる」と聞くと簡単そうに聞こえるけど、実際はめちゃくちゃ戦略が必要。自己分析、大学研究、志望理由の構築...やることは山ほどある。

AOI専門塾との出会い - 無料カウンセリングで感じた違和感と期待

総合型選抜の存在を知った私は、ネットで対策塾を探し始めた。正直、最初は「どこも同じでしょ」って思ってた。でも、AOI専門塾の無料カウンセリングを受けて、その考えは180度変わった。

カウンセリングで最初に聞かれたのは、成績でも志望校でもなく、「あなたは将来、何がしたいの?」という質問だった。

え?って思った。受験の相談に来てるのに、なんで将来の話?正直、ちょっと違和感を感じた。でも、話を進めていくうちに、その質問の意味が分かってきた。

AOI専門塾の特徴的なアプローチ:

  • 大学合格がゴールじゃなく、その先を見据えた指導
  • 自己分析から始まる本質的な対策
  • フルオーダーメイドのカリキュラム
  • 1対1の個別指導

実際に通ってみて分かった、AOIのリアルな姿

正直に言うと、最初の1ヶ月はきつかった。自己分析のワークシートを何枚も書かされて、「これって本当に受験対策?」って疑問に思ったことも。

でも、メンターの先生(AOIでは講師をメンターと呼ぶ)に言われた一言が心に刺さった。

「君が本当にやりたいことが分からないのに、どうやって大学を説得するの?」

確かに...。総合型選抜は、「なぜその大学じゃないとダメなのか」を明確に示す必要がある。そのためには、まず自分自身を深く理解する必要があったんだ。

フルオーダーメイド授業の実態

AOIの最大の特徴は、完全に個人に合わせたカリキュラムだということ。私の場合はこんな感じだった:

期間 重点項目 具体的な内容
4-5月 自己分析期 過去の経験の棚卸し、価値観の明確化
6-7月 大学研究期 志望校の特徴理解、教授研究
8-9月 書類作成期 志望理由書、活動報告書の作成・推敲
10-11月 面接対策期 模擬面接、プレゼン練習

この計画も、私の志望校の入試日程や得意・不得意を考慮して作られたもの。友達は違う計画で進めていたから、本当に一人ひとり違うんだなって実感した。

他の総合型選抜対策塾との比較 - 本音で語る違い

実は、AOIに決める前に、他の大手予備校の総合型選抜対策コースも検討した。友達が通っていた河合塾と東進も含めて、実際に比較してみた結果がこれ:

項目 AOI専門塾 河合塾 東進ハイスクール
専門性 総合型選抜専門 一般入試メイン+総合型 一般入試メイン+AO
指導形式 完全個別(1対1) 少人数クラス 映像授業+個別
カリキュラム フルオーダーメイド コース別固定 パッケージ型
メンター 総合型選抜経験者 プロ講師 大学生チューター
料金体系 月額制(高め) コース料金 講座単位
合格実績 95.2%(総合型のみ) 非公開 全体は高いが総合型は不明
オンライン対応 ◎完全対応 △一部対応 ○映像中心

正直、料金面では大手の方が安い。でも、総合型選抜に特化した専門性と、1対1の手厚いサポートを考えると、AOIを選んで正解だったと思う。

AOIのメリット - 実際に感じた強み

1. メンターが全員総合型選抜経験者

これ、めちゃくちゃ大きい。実際に総合型選抜で合格した先輩だから、リアルな体験談が聞ける。「面接でこう聞かれた時は...」みたいな具体的なアドバイスは、経験者じゃないと絶対に教えられない。

2. 志望理由書の添削が神レベル

私の志望理由書、最初は本当にひどかった。でも、メンターと一緒に15回以上書き直した結果、自分でも驚くほど説得力のある文章になった。

実際の添削例:

Before: 「私は国際関係に興味があります」

After: 「高校2年の夏、フィリピンでのボランティア活動で目にした教育格差の現実が、私の人生観を変えました。現地の子どもたちの『勉強したい』という純粋な願いに応えられない社会構造に疑問を抱き、国際協力の在り方を根本から学びたいと考えるようになりました」

3. 保護者向けのサポートも充実

実は、うちの親も最初は総合型選抜に懐疑的だった。でも、AOIは保護者向けの説明会も定期的に開催していて、親の不安も解消してくれた。進捗レポートも共有されるから、親も安心できたみたい。

AOIのデメリット - 包み隠さず本音で語る

いいことばかり書いても信用されないと思うから、デメリットも正直に書く。

1. 料金が高い

これは避けて通れない事実。月額で10万円前後かかった。一般的な塾の2倍くらい。うちは親が「合格すれば安いもの」って言ってくれたけど、正直きつい家庭も多いと思う。

2. 自主性が求められる

AOIは手取り足取り教えてくれる塾じゃない。自分で考えて、自分で行動することが求められる。受け身な性格の人には、正直きついかも。

3. 一般入試の勉強時間が削られる

総合型選抜の対策にかなり時間を取られるから、もし不合格だった場合の一般入試対策が手薄になるリスクがある。私も実際、夏休みはほぼ総合型選抜対策に費やした。

こんな人にはAOIがおすすめ

私の経験から、AOI専門塾が向いているのはこんな人:

  • 偏差値は低いけど、やりたいことが明確な人
  • 自分の経験や活動に自信がある人
  • 1対1でじっくり指導を受けたい人
  • 総合型選抜に本気で取り組む覚悟がある人
  • 経済的に余裕がある家庭の人

逆に、こんな人には向いていないかも:

  • 受け身で指示待ちタイプの人
  • 一般入試も並行して頑張りたい人
  • とりあえず総合型選抜も受けてみるか、という軽い気持ちの人

入塾前に知っておくべきこと

もし、これを読んでいるあなたがAOIへの入塾を検討しているなら、以下のことを知っておいてほしい。

無料カウンセリングで確認すべきポイント

  1. 自分の志望校の合格実績があるか(具体的な人数も聞く)
  2. 担当メンターの経歴と専門分野
  3. 料金の内訳と追加費用の有無
  4. オンラインと通塾の選択肢
  5. 不合格時のフォロー体制

特に料金については、入塾金、月謝、教材費、特別講座費など、全て含めた総額を確認することが大切。私の場合、トータルで80万円近くかかった。

地方在住者のオンライン受講について

私は東京近郊に住んでいたから通塾できたけど、オンラインで受講していた地方の友達の話も聞いた。

正直、オンラインでも全く問題なかったらしい。むしろ、通塾時間がない分、効率的だったとも。ただし、以下の点は要注意:

  • 安定したネット環境は必須
  • 自宅に集中できる環境が必要
  • モチベーション維持は通塾組より大変

最後に - 合格してから思うこと

早稲田に合格してから半年。大学生活を送る中で、AOIで学んだことの価値を改めて実感している。

総合型選抜対策で徹底的に自己分析をしたおかげで、大学で何を学びたいか明確だから、授業選びも迷わない。ゼミ選びも、就活の方向性も、既にある程度見えている。

正直、80万円は高かった。でも、偏差値45から早稲田に合格できたことを考えれば、その価値はあったと思う。何より、「自分は何者で、何をしたいのか」を18歳で真剣に考える機会を得られたことが、一番の財産だった。

もちろん、AOIに通えば誰でも合格するわけじゃない。最終的には本人の努力と覚悟が全て。でも、その努力を最大限サポートしてくれる環境が、AOIにはあった。

総合型選抜は、まだまだ認知度が低い入試方式。でも、だからこそチャンスがある。もし、あなたが「偏差値は低いけど、大学で学びたいことがある」なら、一度真剣に検討してみる価値はあると思う。

人生を変える選択は、いつだって怖い。でも、その一歩を踏み出した先に、想像もしていなかった景色が広がっているかもしれない。私がそうだったように。