去年の夏、私のマンションで起きた自転車盗難事件。それが全ての始まりでした。慌てて某大手セキュリティ会社と契約したら、月額料金が2万円を超えてしまい、3ヶ月で解約することに...。違約金も含めると総額10万円以上の出費になってしまいました。

そんな失敗を経て、徹底的にリサーチした結果、ココロアソビという会社の防犯カメラサービスに辿り着きました。実際に1年4ヶ月使用してみて、正直な感想を包み隠さずお伝えします。

衝撃の料金システム:自動販売機で防犯カメラが無料?

最初にココロアソビのウェブサイトを見た時、「自動販売機設置プラン:無料」という文字が目に飛び込んできました。正直、「何かウラがあるのでは?」と疑いました。でも、実際に問い合わせてみると、本当に防犯カメラの設置費用が無料になるんです。

ココロアソビ防犯カメラサービス

ただし、これには条件があります。敷地内に自動販売機を設置できるスペースが必要で、飲料メーカーの審査もあるんです。私の場合、マンションの管理組合との調整に2週間ほどかかりましたが、最終的に駐輪場の横に設置することができました。

月額プランの詳細:6,380円で何ができる?

自動販売機が設置できない場合や、単純に防犯カメラだけが欲しい場合は、月額6,380円(税込)のプランがあります。この価格、最初は「まあまあ高いかな」と思ったんですが、含まれるサービスを見ると納得できました。

  • 高画質防犯カメラ(200万画素以上)の貸与
  • 録画用HDDレコーダー(2TB)の貸与
  • 映像確認用の7インチモニター貸与
  • 初期設置工事費込み
  • 故障時の無償交換サービス
  • 24時間サポートダイヤル

特に初期費用が0円というのは大きなメリットでした。他社だと工事費だけで5〜10万円取られることもありますから。

実際に使ってみて分かった3つの真実

1. 画質は期待以上、でも夜間は...

日中の映像は本当にクリアです。車のナンバープレートまではっきり読み取れるレベル。ただ、夜間の赤外線モードになると、どうしても画質が落ちます。人の顔の判別は難しくなりますが、動きや服装は確認できる程度です。

私の場合、駐輪場の照明を少し明るくすることで、この問題をある程度解決できました。電気代は月200円ほど上がりましたが、セキュリティを考えれば安いものです。

2. 録画データの管理が意外と面倒

2TBのHDDで約2週間分の録画が可能ですが、重要な映像を保存したい場合は自分でUSBにコピーする必要があります。これが地味に面倒なんです。クラウド保存のオプションがあればいいのに...と何度思ったことか。

防犯カメラ設置サービス

3. 自動販売機の意外な効果

正直、最初は「自動販売機なんて邪魔なだけでは?」と思っていました。でも実際に設置してみると、予想外の効果がありました。

  • 夜間でも明るい照明になる
  • 人の出入りが増えて、不審者が寄り付きにくくなった
  • 住民同士のコミュニケーションが増えた
  • 月の売上の一部がマンションの管理費に還元される

特に最後の点は重要で、うちのマンションでは月1〜2万円の収入になっています。これで共用部分の修繕費の一部をまかなえるようになりました。

他社サービスとの詳細比較:本音で語る3社の違い

私が実際に検討した3社(ココロアソビ、A社、B社)を比較してみました。すべて実際に見積もりを取り、営業担当者と話をした上での評価です。

比較項目 ココロアソビ A社(大手警備会社) B社(地域密着型)
月額料金 6,380円
(自販機プラン:0円)
19,800円〜 8,900円
初期費用 0円 88,000円 35,000円
カメラ画質 200万画素 400万画素 130万画素
録画容量 2TB(約2週間) クラウド保存(1ヶ月) 1TB(約1週間)
契約期間 3年 2年 1年
解約金 残月数×月額料金 一律10万円 残月数×月額料金の50%
サポート 24時間電話対応 24時間駆けつけサービス付 平日9-18時のみ

A社は確かにサービスは充実していますが、とにかく高い。私が最初に契約して失敗したのがまさにこのタイプです。B社は安いけど、サポートが弱くて画質も今ひとつ。結果的に、ココロアソビがバランスが良かったんです。

1年4ヶ月使って気づいたデメリット

良いことばかり書いても信憑性がないので、正直なデメリットもお伝えします。

1. 3年契約の縛りがきつい

引っ越しの可能性がある人は要注意です。私の友人は転勤が決まって、残り2年分の解約金(約15万円)を払うことになりました。ただ、移転先でも継続利用できる場合は、解約金なしで移設してもらえるそうです。

2. カメラの設置場所に制限がある

プライバシーの問題で、隣家が映り込む角度には設置できません。私も最初に希望していた場所から、3メートルほどずらすことになりました。これは法律上の問題なので仕方ないですが、完璧な死角ゼロは難しいです。

3. 電気代は自己負担

カメラとレコーダーで月500〜800円、自動販売機で月3,000〜5,000円程度の電気代がかかります。トータルで月4,000円前後の電気代増加は覚悟しておいた方がいいです。

ココロアソビ防犯カメラ

実際のトラブル対応:サポートの実力は?

去年の12月、大雪でカメラが故障したことがありました。朝7時に気づいて、すぐにサポートダイヤルに電話。対応は以下の通りでした:

  • 7:15 電話がつながり、症状を説明
  • 7:30 遠隔診断で故障を確認
  • 10:00 技術者が到着
  • 11:30 新しいカメラに交換完了

正直、この対応スピードには驚きました。しかも交換費用は無料。これが月額料金に含まれているのは本当にありがたいです。

こんな人にはおすすめしない

ココロアソビのサービスが合わない人もいます。正直にお伝えすると:

  • 賃貸物件に住んでいる人(大家さんの許可が必要)
  • 2年以内に引っ越し予定の人(解約金が高額になる)
  • 最新技術を求める人(AIによる顔認証などはない)
  • 完全にプライバシーを重視する人(録画データは自己管理)

導入を検討している人への具体的アドバイス

実際に導入して分かったことをもとに、検討中の方へのアドバイスです。

1. 事前に確認すべきこと

  • 電源の位置(延長工事が必要な場合、追加費用がかかる)
  • Wi-Fi環境(遠隔監視を希望する場合)
  • 管理組合や大家さんの許可
  • 自動販売機の設置スペース(最低1.5m×1m必要)

2. 営業担当者に聞くべき質問

私が聞いて良かったと思う質問をリストアップしました:

  • 「過去3年間の故障率はどのくらいですか?」
  • 「台風や地震での破損は保証対象ですか?」
  • 「録画データを警察に提出する場合の手順は?」
  • 「カメラの機種は選べますか?」
  • 「自動販売機の商品補充頻度は?」

💡 重要なポイント

契約前に必ず現地調査をしてもらいましょう。私の場合、電話で聞いていた話と実際の設置プランが違っていました。現地調査は無料なので、遠慮なく依頼してください。

1年4ヶ月の総括:コストパフォーマンスは?

最後に、実際にかかった費用と効果をまとめてみます。

【支出】

  • 月額料金:0円(自動販売機プラン)
  • 電気代増加分:月約4,000円
  • 初期のコンセント工事:15,000円(一回のみ)

【収入・節約】

  • 自販機収益の還元:月約15,000円
  • 自転車盗難の減少:年間被害額約10万円→0円
  • 不法投棄の清掃費削減:月5,000円

差し引きすると、むしろプラスになっているんです。これは正直、予想外でした。

もちろん、自動販売機の売上は立地によって大きく変わります。うちは駅から徒歩5分で人通りも多いので恵まれている方だと思います。郊外の戸建てだと、ここまでの収益は期待できないかもしれません。

まとめ:失敗から学んだ防犯カメラ選びの極意

最初の大手警備会社での失敗があったからこそ、ココロアソビの良さが分かりました。月額2万円と6,380円(または0円)の差は、1年で20万円以上になります。

防犯カメラは一度設置したら長期間使うものです。だからこそ、初期費用や月額料金だけでなく、トータルコストで考える必要があります。私の場合、自動販売機という選択肢があったのはラッキーでした。

ただし、万人向けのサービスではないことも確かです。特に3年契約の縛りは、ライフスタイルが変わりやすい人には大きなリスクになります。

それでも、マンションや店舗、オフィスなど、長期的に同じ場所で防犯対策が必要な方には、検討する価値は十分あると思います。特に自動販売機が設置できる環境なら、コスト面でのメリットは計り知れません。

防犯カメラの設置を考えている方は、まずは無料の現地調査から始めてみてはいかがでしょうか。私のような失敗をする前に、じっくり比較検討することをおすすめします。

※本記事は2025年9月時点の情報に基づいています。サービス内容や料金は変更になる可能性があります。
※電気代は使用環境により異なります。
※自動販売機の設置には飲料メーカーの審査があります。