月収10万円稼げると思ってコールシェアを始めた私が、初月2万円しか稼げなかった衝撃の真実
「時給1,800円以上も可能!」という広告に飛びついて、3歳の娘を育てながらコールシェアを始めた私。初月の報酬明細を見た瞬間、手が震えました。23,450円。想像していた金額の4分の1にも満たない数字がそこにありました。
なぜ初月は稼げなかったのか?私が犯した3つの致命的なミス
あの日の絶望感は今でも忘れられません。夫に「今月いくら稼げた?」と聞かれて、恥ずかしくて正直に言えませんでした。でも振り返ってみると、稼げなかった理由は明確でした。
1. 「すぐに稼げる」という甘い期待
コールシェアの研修期間中、私は「電話をかけるだけでしょ?簡単じゃん」と高をくくっていました。実際は全然違いました。
最初の1週間、私の成績はこんな感じでした:
- コール数:487件
- 通話できた数:わずか76件
- 受注:たったの3件
電話に出てもらえない、出てもすぐに切られる。「今忙しいから」「興味ない」の連続で、心が折れそうになりました。
2. 時間配分の大失敗
子供が幼稚園に行っている10時〜14時の4時間、フルで働けると思っていました。でも実際は?
- 10時〜10時30分:朝の片付けと準備
- 12時〜13時:昼食と休憩
- 13時45分〜14時:お迎えの準備
実質的な稼働時間は2時間程度。これじゃ稼げるわけがありません。
3. トークスクリプトを軽視した代償
研修で渡されたトークスクリプト。「こんなの覚えなくても、自分の言葉で話せばいいでしょ」と思っていました。大間違いでした。
自己流で話した結果、相手に不信感を与えてしまい、「どこの会社?」「怪しい」と言われることもしばしば。プロが作ったスクリプトには、ちゃんと理由があったんです。
💡 転機となった先輩オペレーターのアドバイス
「最初は誰でもそんなもの。私も初月は3万円いかなかった。でも3ヶ月目には8万円超えたよ」
この言葉に救われました。諦めずに続けることを決意した瞬間でした。
2ヶ月目から変わった!月収6万円を達成した3つの改善策
悔しさをバネに、私は徹底的に改善に取り組みました。その結果、2ヶ月目の報酬は62,340円まで跳ね上がりました。
改善策1:ゴールデンタイムの発見
データを分析してわかったのは、飲食店は14時〜16時、美容室は11時〜12時が最も繋がりやすいということ。この時間帯に集中的にコールすることで、通話率が15%から38%まで上昇しました。
改善策2:断られ方のパターン化
断られる理由をノートに記録していくと、パターンが見えてきました:
- 「もう掲載してる」→他社との違いを説明
- 「お金がかかるんでしょ」→無料を強調
- 「忙しい」→資料だけ送らせてもらう提案
対応策を準備しておくことで、受注率が3%から12%まで向上しました。
改善策3:メンタルケアの重要性
100件かけて1件しか取れない日もあります。そんな時は:
- 10件ごとに立ち上がってストレッチ
- 好きな音楽を1曲聞いてリフレッシュ
- 成功体験を思い出す
これらの工夫で、モチベーションを保ちながら継続できるようになりました。
他社サービスとの徹底比較!コールシェアの本当の価値
在宅コールセンターの仕事を探していた時、実は3社で迷いました。実際に試した結果を正直に比較します。
| 項目 | コールシェア | A社 | B社 |
|---|---|---|---|
| 時給換算 | 1,100円〜1,800円 | 900円〜1,200円 | 1,000円(固定) |
| 最低稼働時間 | なし(自由) | 週20時間以上 | 1日4時間以上 |
| シフト変更 | 当日OK | 3日前まで | 1週間前まで |
| サポート体制 | 専任担当者が常駐 | チャットのみ | 週1回の面談 |
| 初期費用 | 完全無料 | ヘッドセット購入必須(3,000円) | 研修費5,000円 |
A社を2週間で辞めた理由
最初はA社から始めました。理由は「大手だから安心」という単純なものでした。でも、週20時間以上という縛りが想像以上にキツかったんです。
子供が風邪をひいた週、稼働時間が18時間しか確保できず、「契約違反」として警告を受けました。子育て中の身には、この融通の利かなさは致命的でした。
B社の固定時給の罠
「時給1,000円固定なら計算しやすい」と思ってB社も試しました。でも、ここには大きな落とし穴が。
どんなに頑張って受注を増やしても、時給は1,000円のまま。モチベーションが続かず、1ヶ月で退会しました。
🎯 コールシェアが合っている人
- 子育て中で急な休みが必要な人
- 短時間でも効率よく稼ぎたい人
- 成果に応じて収入を増やしたい人
- 在宅ワーク初心者でサポートが欲しい人
5ヶ月目で月収12万円達成!でも見えてきたデメリット
継続して5ヶ月目、ついに月収123,580円を達成しました。時給換算で約1,650円。パート勤務より断然効率的です。
でも、良いことばかりではありません。5ヶ月やってわかったコールシェアのデメリットも正直にお伝えします。
デメリット1:収入の不安定さ
成果報酬型なので、調子が悪い日は本当に稼げません。先月の日別収入を見ると:
- 最高の日:8,240円(5時間稼働)
- 最低の日:520円(3時間稼働)
この差は精神的にきついです。「今日も稼げなかったらどうしよう」というプレッシャーと常に戦っています。
デメリット2:孤独感との戦い
在宅ワークの宿命ですが、同僚との雑談や励まし合いがありません。断られ続けた日は、一人で落ち込むしかない。
サポートチームとは話せますが、やはり「同じ立場の仲間」とは違います。SNSでコールシェア仲間を見つけて、励まし合うようになってから、少し楽になりました。
デメリット3:スキルアップの限界
正直言って、履歴書に書けるようなスキルは身につきません。エクセルやプログラミングのような、転職に有利なスキルとは無縁です。
ただ、「断られてもめげない精神力」「効率的な時間管理」「コミュニケーション力」は確実に向上しました。これらは数値化できないけど、人生において重要なスキルだと思います。
実際の1日のスケジュール公開!リアルな在宅ワークの実態
「本当に家事と両立できるの?」という質問をよく受けます。私の実際の1日を時系列で公開します。
| 6:30 | 起床、朝食準備 |
| 7:30 | 子供を起こして身支度 |
| 8:30 | 幼稚園へ送迎 |
| 9:00 | 掃除、洗濯 |
| 10:00 | コールシェア開始(美容室ターゲット) |
| 12:00 | 昼食休憩 |
| 13:00 | コールシェア再開(飲食店ターゲット) |
| 14:30 | 幼稚園お迎え |
| 15:00 | 子供とおやつ、宿題 |
| 17:00 | 夕食準備 |
ポイントは、「完璧を求めない」こと。掃除は最低限、昼食は簡単なもので済ませます。その分、コールシェアの時間を確保しています。
成功者インタビュー!月収18万円を稼ぐベテランの極意
研修で知り合った先輩Kさん(コールシェア歴2年)は、安定して月収15〜18万円を稼いでいます。その秘訣を聞いてみました。
Q:高収入の秘訣は?
「タイミングと相手の選び方です。飲食店なら、新規オープン前や年末年始前は需要が高い。美容室なら、スタッフ募集中の店舗は話を聞いてくれやすい。リストを見る目を養うことが大切です。」
Q:モチベーション維持の方法は?
「小さな目標を立てること。『今日は5件受注』じゃなくて、『午前中に50件電話する』みたいな、自分でコントロールできる目標にしています。」
Q:初心者へのアドバイスは?
「最初の3ヶ月は修行期間だと思って。そこを乗り越えれば、必ず稼げるようになります。諦めないことが一番大事。」
コールシェアで稼ぐための7つの鉄則
5ヶ月の経験から学んだ、稼ぐための鉄則をまとめました。
鉄則1:準備に時間をかける
コール開始前の15分で:
- 今日のターゲットリストを確認
- トークスクリプトを音読
- 前日の成功パターンを復習
鉄則2:声のトーンを使い分ける
美容室には明るく元気に、飲食店には落ち着いてビジネスライクに。相手に合わせて声色を変えることで、信頼度が格段に上がります。
鉄則3:断られても3秒で切り替える
「ダメだった...」と5分も落ち込んでいたら、その間に2〜3件かけられます。切り替えの早さが収入に直結します。
鉄則4:データを取る習慣
エクセルで記録しているデータ:
- 時間帯別の通話率
- 曜日別の受注率
- 断られた理由と頻度
鉄則5:体調管理は仕事の一部
声が枯れたら仕事になりません。のど飴、加湿器、温かい飲み物は必須アイテム。
鉄則6:成功体験を記録する
うまくいった時の会話を録音(許可を得て)して、何度も聞き返します。「なぜうまくいったのか」を分析することで、再現性が高まります。
鉄則7:仲間を作る
TwitterやInstagramで#コールシェアのハッシュタグで検索。同じ境遇の仲間と繋がることで、孤独感が和らぎます。
よくある質問と本音の回答
Q:本当に子育てと両立できますか?
A:できます。ただし、完璧は無理です。家事の手を抜く勇気と、家族の理解が必要。我が家は夫が協力的になってくれたので助かっています。
Q:パソコンが苦手でも大丈夫?
A:基本的なクリック操作ができれば問題ありません。エクセルやワードは使いません。専用システムも直感的で使いやすいです。
Q:クレームが怖いのですが...
A:正直、月に2〜3回は強い口調で断られます。でも、個人攻撃ではなく「営業電話が嫌」というだけ。慣れれば気にならなくなります。
Q:男性でもできますか?
A:できます!実際、男性オペレーターも多数活躍しています。特に飲食店の男性オーナーには、男性の方が話を聞いてもらいやすい傾向があります。
Q:確定申告は必要?
A:年間所得が48万円を超えたら必要です。コールシェアから支払調書が発行されるので、それを元に申告します。私は今年初めて確定申告しました。
5ヶ月続けてわかった、コールシェアの真実
「楽して稼げる」は嘘です。でも「努力すれば必ず稼げる」は本当でした。
初月2万円の挫折から始まり、今では安定して10万円以上。この差は、スキルと経験の積み重ねです。
コールシェアが向いている人
- ✓ 目標に向かってコツコツ努力できる人
- ✓ 断られても切り替えられる人
- ✓ 自己管理ができる人
- ✓ 柔軟な働き方を求める人
コールシェアが向いていない人
- ✗ すぐに高収入を期待する人
- ✗ 安定した固定給を求める人
- ✗ 人と話すのが苦手な人
- ✗ 指示待ちタイプの人
私にとってコールシェアは、「子育てしながら自分のペースで稼げる、理想的な働き方」です。完璧ではないけれど、今の生活スタイルにはベストマッチ。
もしあなたが、「在宅で稼ぎたいけど、何から始めたらいいかわからない」と悩んでいるなら、コールシェアは選択肢の一つとして検討する価値があります。
ただし、過度な期待は禁物。最初は苦労します。でも、諦めずに続ければ、必ず道は開けます。私がそうだったように。
※この記事は個人の体験談です。収入は個人差があります。
※2024年10月時点の情報を基に作成しています。

