3歳の娘が飽きた15万円の室内ジャングルジム…サークルトイズで解決した大型遊具問題の真実
15万円。これが我が家のリビングの隅でホコリを被っている室内ジャングルジムの価格だ。購入してたった3ヶ月で、娘は見向きもしなくなった。
「大型遊具って、本当に買う必要あるの?」
この疑問を抱えながら見つけたのが、サークルトイズという大型遊具専門のサブスクリプションサービスだった。最初は半信半疑だったが、1年間使い続けた今、その価値と限界が明確に見えてきた。

サークルトイズを選んだ3つの理由
正直に言うと、最初は「レンタルなんて割高では?」と思っていた。しかし、以下の3つの理由が決め手となった。
1. 子供の興味は予測不可能
3歳の娘は、YouTubeで見た滑り台付きジャングルジムに夢中だった。しかし実際に購入すると、興味は1週間で激減。その後はトランポリンに興味が移り、さらに2週間後にはボールプールを欲しがった。
サークルトイズなら、この「興味の移り変わり」に柔軟に対応できる。実際、我が家では過去1年で12種類の遊具を試した。
2. 収納スペースの現実
都内の3LDKマンション暮らしの我が家。大型遊具を置けるスペースは限られている。使わなくなった遊具の処分も、粗大ゴミとして出すには手間とコストがかかる。
レンタルなら返却するだけで次の遊具と交換できる。この手軽さは想像以上に価値があった。
3. 衛生面への配慮
コロナ禍を経験した今、衛生面は無視できない要素だ。サークルトイズでは、返却された遊具を専門スタッフが一つひとつ丁寧に清掃・除菌している。この点は、中古品を購入するよりも安心感があった。
実際に1年間使って分かった本音レビュー
良かった点
豊富な品揃え(200種類以上)
トランポリン、滑り台、ジャングルジム、電動乗用車まで、想像以上に種類が多い。特に海外製の珍しい遊具も扱っているのは魅力的だった。娘が気に入ったのは、ドイツ製の木製クライミングドームだった。
配送・設置の手軽さ
大型遊具の配送は不安だったが、実際は想像以上にスムーズだった。配送員が玄関まで運んでくれ、組み立ても比較的簡単。説明書も日本語でわかりやすかった。
交換の柔軟性
月額プランなら、いつでも遊具を交換できる。我が家は平均して1.5ヶ月に1回のペースで交換していた。子供の成長や興味に合わせて選べるのは大きなメリットだ。
改善してほしい点
人気商品の在庫切れ
話題のトランポリンや人気キャラクターの遊具は、常に「レンタル中」の状態。特に夏場のプール系遊具は、4月頃から予約しないと借りられなかった。
送料の問題
基本プランでは往復送料が必要。大型遊具だけに、1回の交換で5,000円〜10,000円かかることも。送料無料プランもあるが、月額料金が高めに設定されている。
傷や汚れの判定基準
返却時の傷や汚れの判定が厳しめ。子供が使うものなので、ある程度の使用感は避けられないが、追加料金を請求されたケースが2回あった。

他社サービスとの詳細比較
大型遊具のレンタルを検討する中で、トイサブ!とキッズ・ラボラトリーも比較検討した。以下、実際に問い合わせや資料請求をして分かった違いをまとめる。
| 項目 | サークルトイズ | トイサブ! | キッズ・ラボラトリー |
|---|---|---|---|
| 取扱商品 | 大型遊具専門 (200種類以上) |
知育玩具中心 (大型遊具なし) |
知育玩具中心 (一部中型遊具あり) |
| 月額料金 | 3,980円〜 (送料別) |
3,674円 (送料込み) |
2,574円〜 (送料別) |
| 対象年齢 | 1〜6歳 | 0〜6歳 | 0〜8歳 |
| 交換頻度 | いつでも可能 | 2ヶ月に1回 | 毎月or隔月 |
| 送料 | 往復必要 (プランによる) |
無料 | 1,100円/回 |
結論として、大型遊具を求めるならサークルトイズ一択だった。トイサブ!は知育玩具には強いが、体を動かす遊具は扱っていない。キッズ・ラボラトリーも同様で、中型遊具が少しある程度だ。
コストパフォーマンスの実際
1年間利用した実際の費用を計算してみた。
【年間コスト内訳】
・基本料金:3,980円×12ヶ月 = 47,760円
・送料(8回交換):平均7,000円×8回 = 56,000円
・追加料金(汚損2回):3,000円×2回 = 6,000円
合計:109,760円
これを12種類の遊具で割ると、1つあたり約9,000円。購入なら1つ30,000円〜150,000円することを考えると、コストパフォーマンスは悪くない。
ただし、送料無料プラン(月額9,980円)なら年間119,760円で送料の心配がない。頻繁に交換したい家庭には、こちらの方が結果的にお得かもしれない。
サークルトイズが向いている家庭・向いていない家庭
向いている家庭
- マンションやアパートで収納スペースが限られている
- 子供の興味がコロコロ変わる(うちもこれ)
- いろんな遊具を試してから購入を検討したい
- 衛生面を重視する
- 短期間だけ大型遊具が必要(帰省時など)
向いていない家庭
- 一つの遊具を長期間使い続ける
- 送料を払いたくない(基本プランの場合)
- 新品にこだわる
- 地方在住で配送エリア外
- 細かい傷や汚れを気にしない使い方をする
利用する前に知っておくべき注意点
1. 配送エリアの確認は必須
2024年から北海道・九州も対象エリアに加わったが、まだ配送できない地域もある。申し込み前に必ず確認を。
2. 人気商品は早めの予約を
特に季節商品(夏のプール、冬の室内遊具)は2〜3ヶ月前から予約が埋まる。計画的な利用が大切だ。
3. 写真撮影は必須
届いた時点で全体写真を撮っておく。返却時のトラブルを避けるため、これは絶対にやっておくべき。
4. 組み立て時間の確保
大型遊具の組み立ては意外と時間がかかる。週末の午前中など、余裕を持った時間設定を。

1年使った総括:購入vsレンタルの結論
15万円のジャングルジムを衝動買いした反省から始まったサークルトイズの利用。1年経った今、「買う前に借りる」という選択肢の価値を実感している。
確かに、長期的に見れば購入の方が安い場合もある。しかし、子供の成長スピードと興味の変化を考えると、レンタルの柔軟性は金額以上の価値がある。
特に印象的だったのは、娘が「これじゃない」と言った遊具をすぐに交換できたこと。購入していたら、泣く泣く使い続けるか、メルカリで売却する手間が発生していただろう。
もちろん完璧なサービスではない。送料の高さ、人気商品の在庫不足、傷の判定基準など、改善してほしい点もある。それでも、大型遊具で悩む親にとって、サークルトイズは検討する価値のあるサービスだと断言できる。
最後に、我が家の現在。娘は今、ドクタードルフィンのウォータースライダーに夢中だ。夏が終われば返却して、次は何を借りようか。そんな楽しみ方ができるのも、このサービスならではだろう。
あの15万円のジャングルジム?実は先月、ようやく処分した。粗大ゴミの手数料は3,000円。場所も手間もお金もかかった。もっと早くサークルトイズを知っていれば…と思わずにはいられない。