転職面接で「Webディレクターの実務経験は?」と聞かれて冷や汗…DeBo受講3ヶ月後、年収120万円アップで内定をもらえた話
面接官の質問に答えられず、頭が真っ白になった瞬間を今でも覚えています。「実際のプロジェクトでワイヤーフレームを作成した経験は?」「GA4でのKPI設定の具体例を教えてください」―IT企業でマーケティングを5年やっていた私でも、Webディレクターの実務に関する質問には全く歯が立ちませんでした。
その惨敗から3ヶ月後、同じような質問に自信を持って答えている自分がいました。しかも、前職より年収が120万円アップした条件での内定通知を手にして。この劇的な変化をもたらしたのが、DeBo(ディーボ)というオンラインスクールでした。
なぜDeBoを選んだのか?他社スクールとの決定的な違い
転職を決意してから、私は複数のWebディレクター向けスクールを比較検討しました。正直、最初は「どこも似たようなカリキュラムじゃないか?」と思っていたんです。でも実際に無料カウンセリングを受けてみると、各スクールの特徴が明確に見えてきました。
| 比較項目 | DeBo | A社スクール | B社スクール |
|---|---|---|---|
| 講師の属性 | 上場企業の現役ディレクター | フリーランス講師中心 | 元エンジニア講師 |
| 受講形式 | 完全オンライン(マンツーマン対応あり) | 通学+オンライン | 動画教材のみ |
| 実践的な内容 | 実案件ベースの演習 | 架空プロジェクト中心 | 理論重視 |
| 転職サポート | 採用担当者による直接指導 | 提携エージェント紹介 | 求人情報提供のみ |
| 受講料 | 398,000円〜 | 598,000円〜 | 298,000円〜 |
| 仕事紹介制度 | あり(サポート付き) | なし | あり(紹介のみ) |
特に私が魅力を感じたのは、講師が全員上場企業で現役として働いているディレクターだという点でした。教科書的な知識ではなく、今まさに現場で使われているノウハウを学べる―これは他のスクールにはない大きなアドバンテージだと感じました。
実際の受講体験:想像以上にハードだった3ヶ月間
「オンラインスクールだから楽だろう」という私の甘い考えは、初回の講義で完全に打ち砕かれました。
Week1-2:基礎知識の詰め込み地獄
最初の2週間は、Webディレクターとして必要な基礎知識を一気に詰め込む期間でした。HTML/CSSの基礎、サーバーの仕組み、プロジェクト管理の手法、UI/UXの基本概念...正直、情報量が多すぎて頭がパンクしそうでした。
特に苦労したのが、制作会社特有の専門用語でした。「ワイヤーフレーム」「モックアップ」「プロトタイプ」の違いすら曖昧だった私には、講師の説明を理解するだけで精一杯。でも、質問し放題の環境だったので、恥を忍んで基本的なことから聞きまくりました。
Week3-6:実践演習で見えてきた自分の弱点
3週目からは実践的な演習が始まりました。架空のクライアントからの要望を受けて、実際にWebサイトの企画書を作成する課題です。
「地方の和菓子店が若い世代向けにECサイトを立ち上げたい」という設定で、私は意気揚々と企画書作成に取り組みました。マーケティング経験を活かして、ターゲット分析やコンセプト設計は順調に進みました。
しかし、講師からのフィードバックは衝撃的でした。
「確かにマーケティング視点は素晴らしいです。でも、これを実際に作るとなったら、工数はどれくらいかかりますか?予算は?技術的な実現可能性は?」
私の企画書は、理想論だけで実現性が全く考慮されていなかったのです。Webディレクターは、クリエイティブな発想だけでなく、現実的な制約の中で最適解を見つける仕事だということを、この時初めて本当の意味で理解しました。
Week7-10:チーム制作で学んだコミュニケーションの重要性
中盤からは、他の受講生とチームを組んでの制作演習が始まりました。5人のチームで、実在する企業のWebサイトリニューアルを想定したプロジェクトを進めます。
メンバーは多様でした: - 元営業職の30代男性 - 現役デザイナーの20代女性 - プログラマー経験者の40代男性 - 事務職から転職を目指す20代女性 - そして元マーケターの私
それぞれバックグラウンドが違うため、コミュニケーションが本当に大変でした。デザイナー出身のメンバーは見た目にこだわり、プログラマー出身のメンバーは機能性を重視。私はマーケティング視点から集客を考える...全員の意見をまとめるのは、想像以上に難しかったです。
でも、これこそが実際のWebディレクターの仕事なんですよね。異なる専門性を持つメンバーの意見を調整し、プロジェクトを前に進める。この経験は、後の転職活動で大きな武器になりました。
Week11-12:ポートフォリオ作成と転職準備
最後の2週間は、これまでの成果をポートフォリオにまとめる期間でした。ただ作品を並べるだけでなく、「なぜこの企画にしたのか」「どんな課題をどう解決したのか」を言語化する作業が求められました。
同時に、DeBoの転職サポートも本格的にスタート。驚いたのは、サポート担当が実際に企業で採用を担当している人だったこと。
「この企業は技術力より提案力を重視するから、企画書の説明を厚くした方がいい」
「最近のトレンドはDX推進だから、データ活用の視点を入れると評価が高い」
こんな具体的なアドバイスをもらえるのは、現場を知る人だからこそ。履歴書の添削も、「採用担当者が見るポイント」を教えてもらいながら、戦略的に作り込むことができました。
DeBoの良かった点・改善してほしい点
3ヶ月間みっちり受講して感じた、DeBoの良い点と改善点を正直にお伝えします。
良かった点
1. 現役ディレクターによる生の知識
教科書には載っていない、現場のリアルな話が聞けたのは本当に貴重でした。例えば、「クライアントが『もっとインパクトのあるデザインに』と言ってきた時の対処法」とか、「炎上しそうなプロジェクトの見分け方」とか。こういう実践的な知識は、他では学べません。
2. 柔軟なサポート体制
仕事をしながらの受講だったので、どうしても講義に参加できない日もありました。でも、録画での受講や個別フォローなど、柔軟に対応してもらえたのは助かりました。質問も24時間以内には必ず返答があり、学習のペースを保てました。
3. 実案件に近い演習内容
架空のプロジェクトではなく、実在する企業や実際にあった案件をベースにした演習が多かったです。これにより、ポートフォリオも説得力のあるものになりました。
4. 転職サポートの質の高さ
採用現場を知る人からの直接指導は、本当に価値がありました。模擬面接では、実際の面接で聞かれそうな質問を次々と投げかけられ、最初は全然答えられませんでしたが、練習を重ねるうちに自信を持って話せるようになりました。
改善してほしい点
1. 初心者には情報量が多すぎる
完全未経験者には、最初の情報量が多すぎるかもしれません。私はIT業界での経験があったので何とかついていけましたが、全くの異業種からの転職を考えている人には、もう少し段階的なカリキュラムがあってもいいかなと感じました。
2. 受講料が決して安くない
約40万円という受講料は、正直安くありません。分割払いはできますが、それでも大きな投資です。ただ、転職後の年収アップを考えれば回収できる金額ではあります。
3. チーム演習の調整が大変
オンラインでのチーム演習は、メンバー全員の都合を合わせるのが難しかったです。特に社会人が多いので、平日夜や週末に集中してしまい、スケジュール調整に苦労しました。
他社サービスとの詳細比較
DeBoを選ぶ前に検討した他のスクールについても、詳しく比較してみます。
TechAcademy Webディレクションコース
知名度が高く、受講者数も多いTechAcademy。カリキュラムはしっかりしていますが、動画教材中心なので、わからないことがあってもすぐに質問できないのがネックでした。
メンター制度はありますが、週2回30分だけ。DeBoのように「わからないことがあったらすぐ聞ける」環境ではありませんでした。また、講師もフリーランスの方が多く、大手企業での実務経験という点では物足りなさを感じました。
料金は4週間プランで17.4万円〜と一見安いですが、Webディレクターとして必要なスキルを身につけるには最低でも12週間プラン(33.9万円)は必要だと感じました。
デジタルハリウッドSTUDIO
クリエイター養成の老舗であるデジハリ。設備も充実していて、通学できる人には良い環境です。ただ、デザイナー寄りのカリキュラムが多く、ディレクションに特化した内容は少ない印象でした。
また、通学が基本なので、仕事をしながらの受講は現実的に難しい。オンラインコースもありますが、通学コースと比べるとサポート体制に差があります。
受講料は6ヶ月で45万円〜。DeBoと同じくらいの価格帯ですが、ディレクションスキルを集中的に学ぶという点では、DeBoの方が効率的だと感じました。
| 評価項目 | DeBo | TechAcademy | デジハリ |
|---|---|---|---|
| ディレクション特化度 | ★★★★★ | ★★★☆☆ | ★★☆☆☆ |
| 実践的な内容 | ★★★★★ | ★★★☆☆ | ★★★★☆ |
| 講師の質 | ★★★★★ | ★★★☆☆ | ★★★★☆ |
| サポート体制 | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | ★★★★☆ |
| コストパフォーマンス | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ |
| 転職サポート | ★★★★★ | ★★★☆☆ | ★★★★☆ |
転職活動の結果:3社から内定獲得
DeBo受講後の転職活動は、驚くほどスムーズでした。3ヶ月前の惨敗が嘘のように、面接での受け答えに自信が持てるようになっていました。
応募した企業:8社
書類通過:6社
一次面接通過:4社
最終面接まで進んだ:3社
内定:3社
特に評価されたのは、実践的なポートフォリオでした。単なる作品集ではなく、「どんな課題に対して、どう考えて、どう解決したか」というプロセスが明確に示されていたことが、面接官の印象に残ったようです。
最終的に選んだのは、DX推進に力を入れているIT企業。前職より年収が120万円アップし、さらに裁量権の大きなポジションでのオファーでした。
DeBoをおすすめできる人・できない人
3ヶ月間の経験を踏まえて、DeBoが向いている人と向いていない人をまとめてみました。
おすすめできる人
- 本気でWebディレクターとして転職・キャリアチェンジしたい人
中途半端な気持ちでは続きません。でも本気なら、必ず結果はついてきます。 - すでに何らかの社会人経験がある人
営業、マーケティング、事務職など、どんな経験でも活かせます。むしろ異業種の経験が強みになることも。 - 自己投資を惜しまない人
受講料は安くありませんが、将来への投資と考えられる人には価値があります。 - 能動的に学習できる人
受け身ではなく、自分から質問したり、課題に取り組んだりできる人に向いています。
おすすめできない人
- 「楽して転職したい」と考えている人
3ヶ月間はかなりハードです。楽な道を探している人には向きません。 - 時間の確保が難しい人
週15〜20時間程度の学習時間は必要です。仕事が激務で時間が取れない人は、まず環境を整えることから。 - デザインやプログラミングを専門的に学びたい人
DeBoはディレクションに特化しています。専門スキルを深く学びたい人は、別のスクールの方が良いでしょう。
まとめ:DeBoは「本気の人」のためのスクール
転職面接で冷や汗をかいた3ヶ月前の自分と、今の自分を比べると、本当に成長を実感します。DeBoでの学習は決して楽ではありませんでしたが、現場で通用するスキルを短期間で身につけることができました。
特に価値があったのは、上場企業の現役ディレクターから直接学べたこと。教科書的な知識ではなく、今まさに現場で求められているスキルを学べたことが、転職成功の大きな要因だったと思います。
受講料の40万円は確かに大きな投資でした。でも、年収が120万円アップしたことを考えれば、4ヶ月で回収できる計算です。何より、Webディレクターとして自信を持って仕事ができるようになったことが、一番の収穫でした。
もしあなたが本気でWebディレクターを目指しているなら、DeBoは強力な味方になってくれるはずです。ただし、「本気」であることが前提。中途半端な気持ちでは、せっかくの環境を活かしきれません。
迷っているなら、まずは無料体験講座を受けてみることをおすすめします。実際の講義の雰囲気や、講師の質を確認できるので、自分に合うかどうか判断できると思います。
私のように、面接で恥ずかしい思いをしてから始めるより、早めに一歩を踏み出す方が賢明です。あなたの挑戦を応援しています。