息子が突然「ママ、僕のdream jobはastrophysicistだよ」と言い出した瞬間、私は言葉を失いました。

小学2年生の息子が、宇宙物理学者になりたいと英語で語り始めたのです。しかも、その発音は私が10年かけても習得できなかったネイティブレベル。たった3ヶ月前まで「Hello」すらまともに言えなかった子が、です。

きっかけは、ママ友から聞いた「東大の留学生が家に来て英語を教えてくれるサービス」の話でした。最初は半信半疑でしたが、今では我が家の教育方針を180度変えてしまうほどの衝撃を受けています。

なぜ普通の英会話教室では満足できなくなったのか

実は、Eシッターを始める前、息子は大手英会話スクールに2年間通っていました。月謝は約3万円。週1回50分のグループレッスンで、確かに簡単な挨拶くらいはできるようになりました。

でも、ある日の参観日で衝撃を受けたんです。2年間通っても、息子は「自分の考え」を英語で表現できていなかったのです。ただ決められたフレーズを繰り返すだけ。これが月謝36万円×2年間の成果?と愕然としました。

そんな時、幼稚園のママ友が教えてくれたのがEシッターでした。「うちの子、東大の留学生と遊んでるだけなのに、英語ペラペラになっちゃって」という彼女の言葉が忘れられません。

Eシッターの衝撃的な仕組み

Eシッターは、東京大学、早稲田大学、慶應義塾大学などの名門大学に在籍する留学生や帰国子女が、自宅に来て英語を教えてくれるサービスです。

ただの英会話レッスンではありません。彼らは「お兄さん・お姉さん」として子供と遊び、宿題を手伝い、一緒に料理を作り、時には公園でサッカーをする。その全てが英語で行われるのです。

普通の外国人シッターとは何が違うのか

最初、私も「外国人シッターなら他にもあるでしょ?」と思いました。でも、実際に利用してみて分かったのは、「日本のトップ大学に通う」という条件が想像以上に重要だということ。

息子の担当になったのは、東大工学部に通うインド出身のアディットさん(仮名)。初回の面談で、彼が息子に見せたのは自作のロボットの動画でした。「僕が作ったんだ。君も一緒に作ってみる?」その瞬間の息子の目の輝きは忘れられません。

3ヶ月で起きた信じられない変化

週2回、2時間ずつのセッションを3ヶ月続けた結果、息子に起きた変化をまとめてみます:

開始前 3ヶ月後
Hello, Thank youレベル 自分の夢を英語で説明できる
英語の宿題は親が手伝う 一人で英語の本を読む
外国人を見ると隠れる 積極的に話しかける
勉強は嫌々 「アディット先生いつ来る?」と毎日聞く

特に驚いたのは、英語力だけでなく、学習意欲そのものが爆発的に向上したこと。アディットさんが話してくれる宇宙の話、インドの文化、プログラミングの基礎...息子にとって、それら全てが「英語を学ぶ理由」になったのです。

正直に言います:Eシッターのデメリット

ここまで良いことばかり書いてきましたが、3ヶ月使って感じたデメリットも正直にお伝えします

1. 先生の当たり外れがある

最初にマッチングされた先生は、正直微妙でした。英語は流暢でも、子供との接し方がぎこちなく、息子も緊張してしまって...。ただ、事務局に相談したらすぐに別の先生を紹介してくれました。

2. 料金は決して安くない

1時間あたり3,000〜3,900円。週2回×2時間で月5万円以上かかります。大手英会話スクールの倍近い金額です。

3. 対応エリアが限定的

対面サービスは東京・神奈川・埼玉・千葉の一部地域のみ。地方在住の方はオンラインのみになります(ただ、オンラインでも効果は十分あるそうです)。

他社サービスとの徹底比較

Eシッターを検討する際、他のサービスとも比較しました。実際に体験レッスンを受けたり、利用者の口コミを調査した結果をまとめます:

サービス名 Eシッター K社(外国人シッター) N社(オンライン英会話)
料金 3,000〜3,900円/時間 2,500〜3,000円/時間 500〜1,000円/25分
講師の質 東大・早慶の留学生 英語話者(学歴不問) フィリピン人講師中心
カリキュラム 完全オーダーメイド 基本的に自由遊び 決められた教材
文化交流 ◎(各国の文化紹介あり) △(講師次第) ×(英語のみ)
宿題サポート ◎(学校の宿題も対応) △(英語のみ) ×

K社は料金は少し安いですが、講師の学歴や指導経験にばらつきがありました。N社のオンライン英会話は格安ですが、25分という短時間では深い学びは期待できません。

想定外だった効果:親の変化

実は、Eシッターを始めて一番変わったのは私自身かもしれません

アディットさんが毎回送ってくれる詳細なレポート(日本語版は有料オプション)を読むうちに、「子供の可能性を狭めていたのは私だったのでは?」と気づかされました。

例えば、息子が「宇宙物理学者になりたい」と言った時、以前の私なら「現実的じゃない」と思ったでしょう。でも、実際に東大で物理を学ぶアディットさんを見ている息子にとって、それは十分「現実的な選択肢」なのです。

こんな家庭には特におすすめ

3ヶ月の経験を踏まえて、Eシッターが特に効果的だと感じるのは以下のような家庭です:

  • 将来的に海外留学を視野に入れている(実際の留学生から生の情報が聞ける)
  • 子供の知的好奇心が旺盛(東大生の知識量は本当にすごい)
  • 英語を「勉強」ではなく「ツール」として身につけさせたい
  • インターナショナルスクールを検討しているが、まず様子を見たい
  • 共働きで、質の高い教育的シッティングを求めている

トライアルで確認すべきポイント

Eシッターは入会金不要のトライアル(1時間3,900円)があります。私の経験から、トライアルで必ず確認すべきポイントをお伝えします:

  1. 子供との相性:最重要。どんなに優秀な先生でも、相性が悪ければ効果は半減します。
  2. 日本語でのコミュニケーション能力:緊急時や細かいニュアンスを伝える際、先生の日本語力は重要です。
  3. カリキュラムの柔軟性:「うちの子は恐竜が大好きで...」といった要望にどこまで対応してくれるか。
  4. レポートの質:サンプルを見せてもらい、どの程度詳細な報告がもらえるか確認。

最後に:教育投資としての価値

月5万円以上という金額は、正直、我が家にとって小さくない出費です。でも、息子が「今日はアディット先生と量子力学について話したんだ!」と目を輝かせて報告してくる姿を見ると、この投資は間違っていなかったと確信します。

英会話スクールで機械的にフレーズを覚えるのと、憧れの東大生お兄さんと「生きた英語」で対話するのと、どちらが子供の未来により大きな影響を与えるでしょうか。

もし、あなたが子供の英語教育に本気で悩んでいるなら、まずはトライアルを受けてみることをおすすめします。お子さんの反応を見れば、きっと答えは出るはずです。

ちなみに、先日息子に「将来の夢は?」と聞いたら、「NASAで働くastrophysicist!でも、JAXAもcoolだよね」と答えました。その横顔を見ながら、3ヶ月前には想像もできなかった未来が、確実に息子の中で形作られているのを感じています。