先月の請求書を見て、私は言葉を失った。8,580円。2年間、当たり前のように払い続けていたフレッツ光の料金が、たった1本の電話で4,290円になっていたのだ。

「なぜもっと早く気づかなかったんだろう」

後悔の念に駆られながら、私は過去2年間で払いすぎた10万円以上の差額を計算していた。同じサービス、同じ速度、なのに料金だけが違う。この事実を知らない人がどれだけいるのだろうか。

フレッツ光の料金体系に隠された罠

フレッツ光を契約する際、多くの人が見落としている重要な事実がある。それは「2年目以降の割引制度」の存在だ。

私の場合、最初の2年間は新規契約の特典で比較的安い料金だったが、3年目に入ると急激に料金が跳ね上がった。そして、そのまま高い料金を払い続けていた。

実際の利用体験から見えたフレッツ光の真実

正直に言うと、フレッツ光の通信品質は文句なしだ。深夜のオンラインゲームでも、朝の仕事でのビデオ会議でも、一度も回線の不具合を感じたことはない。

特に印象的だったのは、台風で停電した時のこと。近所の人たちがインターネットにつながらないと騒いでいる中、我が家だけは問題なく使えていた。後で調べてみると、フレッツ光の基地局には独立した電源供給システムがあるらしい。

実測値で見る通信速度

私が実際に計測した速度データを公開しよう:

  • 平日朝8時:下り892Mbps / 上り798Mbps
  • 平日夜21時:下り756Mbps / 上り823Mbps
  • 土曜日20時:下り689Mbps / 上り745Mbps

混雑時間帯でも700Mbps前後を維持している。これは正直、期待以上だった。

他社サービスとの冷徹な比較

フレッツ光を使う前、私はNURO光とauひかりも検討していた。結果的にフレッツ光を選んだが、今でもその選択が正しかったのか時々考える。

サービス名 月額料金(戸建て) 最大速度 開通までの期間 対応エリア
フレッツ光 5,940円〜 1Gbps 2〜3週間 全国対応
NURO光 5,200円 2Gbps 1〜3ヶ月 限定地域
auひかり 5,610円〜 1Gbps 1〜2ヶ月 一部地域除外

NURO光の2Gbpsは確かに魅力的だが、私の地域はサービスエリア外だった。auひかりは料金的に魅力的だったが、マンションタイプが使えない物件だったため断念。結局、確実に使えるフレッツ光を選んだ。

ひかり電話で固定電話代が激減した衝撃

フレッツ光を契約する際、営業担当に勧められて「ひかり電話」も同時に申し込んだ。最初は「固定電話なんて今更...」と思っていたが、これが思わぬ節約につながった。

以前のNTT加入電話では基本料金だけで月1,870円。通話料も市内3分8.5円だった。それが、ひかり電話に変えてから:

  • 基本料金:550円(1,320円の節約)
  • 通話料:全国一律3分8.8円
  • 携帯電話への通話:1分17.6円(以前は22円)

年間で計算すると、基本料金だけで15,840円の節約。さらに、実家への長電話が多い我が家では、通話料の節約効果も大きかった。

トラブル対応で見えた本当のサポート品質

完璧に見えたフレッツ光だが、一度だけ大きなトラブルに見舞われた。引っ越しの際、新居での開通工事が予定より2週間も遅れたのだ。

「また1からやり直しですか?」と聞いた私に、担当者は申し訳なさそうに頭を下げた。しかし、その後の対応は予想外だった。

  • モバイルWi-Fiルーターを無料で貸し出し
  • 遅延期間分の料金を全額返金
  • 次回の工事費を半額に割引

正直、ここまでしてもらえるとは思っていなかった。大手だからこそできる補償なのかもしれない。

光コラボへの転用で料金が半額になった理由

冒頭で触れた料金半額の秘密。それは「光コラボレーション」への転用だった。

フレッツ光の回線をそのまま使いながら、プロバイダー一体型のサービスに切り替えることで、月額料金が4,290円になった。回線品質は全く変わらないのに、料金だけが安くなる。

転用の条件:

  • フレッツ光を2年以上利用している
  • 転用承諾番号を取得する
  • 工事不要で即日切り替え可能

フレッツ光の隠れたメリット

2年間使ってきて気づいた、あまり知られていないメリットがある。

法人契約の柔軟性

個人事業主として仕事をしている私にとって、法人契約への切り替えがスムーズだったのは大きなメリットだった。他社では新規契約扱いになることが多いが、フレッツ光は契約変更だけで済んだ。

IPv6対応の安定性

最近話題のIPv6 IPoE接続。フレッツ光は早い段階から対応していて、設定も簡単だった。混雑時間帯でも速度が落ちないのは、このおかげかもしれない。

正直な不満点

良いことばかり書いてきたが、不満がないわけではない。

  • オプションの多さ:必要なものを選ぶのが大変
  • 料金体系の複雑さ:割引やキャンペーンが分かりにくい
  • 営業電話の多さ:関連サービスの勧誘がしつこい

特に営業電話は本当に困る。「お得なプランがあります」と言われても、本当にお得なのか判断が難しい。

フレッツ光の詳細を確認する

公式サイトで料金プランを見る

結論:フレッツ光は「安定」を求める人向け

2年間フレッツ光を使ってきた結論。それは「冒険したくない人には最適」ということだ。

速度や料金で他社に劣る部分もある。しかし、全国どこでも使える安心感安定したサービス品質は、他では得られない価値だと思う。

特に、仕事でインターネットを使う人や、トラブル対応に時間を取られたくない人には強くお勧めできる。ただし、2年以上使うなら必ず転用を検討すること。私のように10万円以上損をする前に。

最後に:申し込む前に確認すべき3つのこと

これからフレッツ光を申し込む人に、経験者として伝えたいことがある。

  1. エリア確認は必須:マンションタイプが使えるか事前に確認
  2. プロバイダー選びは慎重に:後から変更は面倒
  3. キャンペーン内容を比較:時期によって大きく変わる

私の失敗を繰り返さないよう、しっかりと情報収集してから決断してほしい。安定したインターネット環境は、現代生活の基盤だから。

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