納品ミスで350万円の賠償請求…フリーランス3年目で知った「保険なし」の恐怖と、フリーナンスという救世主
350万円。
2023年8月15日、私のメールボックスに届いた損害賠償請求書に記載されていた金額です。
Web制作の納品物に重大な欠陥があり、クライアントの新商品発売が3週間遅れた。その間の機会損失と緊急対応費用を合わせた請求でした。
手が震えました。預金残高は87万円。どう考えても払えない。
でも実は、この請求額のうち私が実際に支払ったのは0円でした。
なぜか?それは3ヶ月前から加入していた「フリーナンス」のおかげだったんです。
フリーランスの99%が知らない「隠れたリスク」
正直に告白します。フリーランスになって最初の2年間、私は損害賠償保険なんて考えたこともありませんでした。
「自分は慎重に仕事してるから大丈夫」
「そんな大きなミスはしない」
「保険料がもったいない」
典型的な「正常性バイアス」ってやつですね。事故は他人事だと思い込んでいました。
でも調べてみると、フリーランスの賠償事故は意外と多い:
- 納品物のバグによるシステム障害
- 著作権侵害(知らずに使った素材が…)
- 個人情報の漏洩
- 納期遅延による損害
- 撮影機材による物損事故
特に怖いのが「知らなかった」では済まされない著作権侵害。フリー素材だと思って使った画像が実は有料素材で、数十万円の請求が来たという話も聞きます。

フリーナンスとは?実際に使ってわかった3つの柱
フリーナンスは、簡単に言えば「フリーランスのための金融・保険サービス」です。
でも単なる保険じゃない。実際に1年半使ってみて、3つの大きな特徴があることがわかりました:
1. あんしん補償(損害賠償保険)
無料で自動付帯というのが最大の特徴。会員登録するだけで、最大5,000万円の補償が付いてきます。
私の350万円の賠償請求も、この補償でカバーされました。手続きも意外とシンプルで、必要書類を提出してから2週間で保険金が振り込まれました。
ただし、注意点もあります:
- フリープランだと補償内容が限定的(Basic版)
- レギュラー・プレミアムプランの方が補償範囲が広い
- 故意や重大な過失は対象外(当たり前ですが)
2. 即日払い(ファクタリング)
これ、地味に便利なんです。請求書を買い取ってもらって、最短当日に現金化できるサービス。
手数料は3%〜10%。正直、最初は「高いな」と思いました。でも:
- 急な出費(機材故障とか)に対応できる
- 大型案件の着手時の資金調達に使える
- 取引先に知られない(これ重要)
実際、私も一度だけ使いました。30万円の請求書を27万円で買い取ってもらった時です。手数料1割は痛かったけど、新しいPCが壊れて緊急だったので助かりました。
3. あんしん補償プラス(所得補償)
病気やケガで働けなくなった時の収入補償。フリーランスには傷病手当金がないから、これは本当に重要。
月額保険料は年齢と希望補償額によって変わりますが、団体割引で44%OFFになるのは大きい。30歳で月額20万円の補償なら、保険料は月3,000円程度です。
フリーナンスで守られる安心
公式サイトで詳細を確認する →他社サービスとの冷静な比較
フリーナンスだけを見ていても判断できないので、競合サービスと比較してみました:
| サービス名 | 損害賠償保険 | 即日払い | 月額料金 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| フリーナンス | ◎ 無料付帯 | ◎ 3%〜 | 0円〜 | 保険が無料で付く |
| ペイトナー | × なし | ◎ 10%固定 | 0円 | 手数料固定で分かりやすい |
| OLTA | × なし | ○ 2%〜9% | 0円 | 手数料が比較的安い |
結論:損害賠償保険が無料で付いてくるのはフリーナンスだけでした。
即日払いの手数料だけ見るとOLTAの方が安いけど、保険を別途加入すると考えると、トータルではフリーナンスの方がコスパが良い。

1年半使って感じた「本音の」メリット・デメリット
実感したメリット
1. 精神的な安心感が仕事の質を上げる
正直これが一番大きい。「もしもの時も大丈夫」という安心感があると、思い切った提案や挑戦ができるようになりました。
2. クライアントからの信頼度UP
「損害賠償保険に加入しています」と伝えると、特に大手企業からの反応が良い。実際、これがきっかけで受注できた案件もあります。
3. 確定申告で保険料が経費に
有料プランの場合ですが、保険料は全額経費計上OK。節税効果もあります。
正直なデメリット
1. フリーナンス口座の使い勝手
報酬の受け取りにフリーナンス口座を使うと手数料が下がるんですが、この口座がちょっと面倒。振込先の変更をクライアントにお願いする必要があるし、出金も即時じゃない。
2. 即日払いの審査が厳しめ
全ての請求書が買い取ってもらえるわけじゃない。特に新規取引先や個人事業主からの請求書は審査が通りにくい印象。
3. サポート対応が遅い時がある
問い合わせの返信に2〜3日かかることも。急ぎの時はちょっとイライラします。
フリーナンスが向いている人、向いていない人
向いている人
- Web制作、デザイン、ライターなど納品物がある仕事
- 月収20万円以上で安定している
- 法人との取引が多い
- リスク管理を重視したい
- 今まで保険に入っていなかった
向いていない人
- 月収10万円以下で不安定
- 個人間取引がメイン
- 既に充実した保険に加入済み
- 即日払いを頻繁に使いたい(手数料がかさむ)
実際の加入手順と注意点
私が実際に登録した時の流れ:
- 会員登録(5分)
メールアドレスと基本情報を入力。本人確認書類のアップロードが必要。 - フリーナンス口座の開設(即日〜3日)
審査があるけど、特に問題なければすぐ開設される。 - プラン選択
最初はフリープランでOK。必要に応じてアップグレード。
重要な注意点:保険が適用されるのは登録完了後の案件からです。過去に遡っての補償はないので、早めの登録がおすすめ。
350万円の請求から学んだこと
冒頭の賠償請求の話に戻ります。
あの時、もしフリーナンスに入っていなかったら…考えるだけで恐ろしい。借金するか、最悪の場合は廃業も覚悟していたでしょう。
でも、保険金が振り込まれた時に思ったんです。「保険料をケチって人生を棒に振るところだった」と。
フリーランスは自由だけど、その分リスクも全部自分で背負う。だからこそ、最低限のセーフティネットは必要。
フリーナンスは完璧じゃない。使いにくい部分もあるし、改善してほしい点もたくさんある。
でも、無料で損害賠償保険が付いてくるという一点だけでも、登録する価値はあると思います。少なくとも私は、あの350万円の請求書を見た瞬間、心から「入っててよかった」と思いました。
あなたも、もし今保険に入っていないなら、一度真剣に考えてみてください。事故は突然やってきます。その時に後悔しないために。
まずは無料登録で保険を手に入れよう
フリーナンス無料登録はこちらよくある質問(実体験ベース)
Q: 本当に無料で保険が付くの?
A: はい、フリープランなら完全無料です。ただし補償内容は限定的(Basic版)。より充実した補償が欲しければ有料プランへ。
Q: 即日払いはどれくらいで振り込まれる?
A: 私の経験では、午前中に申請すれば当日15時頃には振り込まれました。ただし初回は審査に時間がかかることも。
Q: 他の保険と併用できる?
A: できます。ただし、同じ事故で複数の保険から保険金を受け取ることはできません(損害額が上限)。
Q: 解約は簡単?
A: マイページから簡単に解約できます。違約金もありません。ただし、フリーナンス口座に残高がある場合は先に出金を。