投資初心者の私が資産を6倍に増やせた理由|ひふみ投信の真実レビュー【運用3年の実体験】
「投資なんて自分には無理」そう思っていた私の資産が、たった3年で約6倍に増えたという事実を信じてもらえるでしょうか。
正直に告白します。最初の半年で20万円の含み損を抱え、妻から「やめた方がいいんじゃない?」と言われた時期もありました。でも、諦めずに続けた結果、今では月々の積立投資が楽しみで仕方ありません。
私がひふみ投信を選んだ本当の理由
2021年の春、コロナ禍で将来への不安が募る中、友人から「1,000円から始められる投資信託があるよ」と聞いたのがきっかけでした。
当時の私の貯金は約150万円。投資に回せる余裕なんてないと思っていました。でも、月1,000円なら飲み会を1回我慢すれば捻出できる。そんな軽い気持ちで始めたのが、人生を変える転機になるとは思いもしませんでした。
実際に3年間運用して分かった衝撃の事実
ひふみ投信を始めて最初に驚いたのは、購入手数料が本当に0円だったことです。
他の投資信託では3%程度の手数料が当たり前だと聞いていたので、「どこかで追加料金を取られるのでは?」と疑っていました。でも、3年経った今でも購入時・解約時の手数料は一切かかっていません。
私の運用実績(リアルな数字)
| 期間 | 投資元本 | 評価額 | 損益 |
|---|---|---|---|
| 1年目 | 36万円 | 31万円 | -5万円 |
| 2年目 | 72万円 | 85万円 | +13万円 |
| 3年目 | 108万円 | 168万円 | +60万円 |
見ての通り、1年目はマイナス14%という悲惨な結果でした。正直、やめようと思いました。
なぜ損失を抱えても続けられたのか
ひふみ投信の最大の特徴は、運用者の顔が見えることです。
毎月開催される「ひふみアカデミー」では、最高投資責任者の藤野英人氏が直接運用状況を説明してくれます。私が損失を抱えていた時期も、「なぜ今この銘柄に投資しているのか」「将来どんな成長を期待しているのか」を丁寧に解説してくれました。
特に印象的だったのは、2022年の株価下落時に藤野氏が言った言葉です。
「投資は農業に似ています。種をまいてすぐに収穫できるわけではありません。時には嵐も来ます。でも、良い土壌に良い種をまけば、いつか必ず実を結びます」
この言葉に励まされ、積立を続けることができました。
ひふみ投信の本当のメリット・デメリット
実感したメリット
1. 少額から始められる安心感
最初は月1,000円、慣れてきたら3,000円、今では月3万円を積み立てています。無理なく段階的に増やせるのが良かったです。
2. NISA対応で節税効果
2024年から始まった新NISAにも対応。年間360万円まで非課税で運用できるため、利益が出ても税金を取られません。
3. 長期保有特典「資産形成応援団」
5年以上保有すると信託報酬が実質的に割引されます。私も来年から適用予定で、年間約5,000円のコスト削減になる見込みです。
4. 投資先企業への見学会
「ひふみの社会科見学」では、実際に投資先企業を訪問できます。私も参加しましたが、企業の雰囲気を肌で感じられる貴重な体験でした。
正直なデメリット
1. 短期的な値動きが激しい
成長株への投資が中心のため、市場全体が下落すると大きく値下がりすることがあります。実際、私も一時期30%近い含み損を経験しました。
2. 信託報酬が若干高め
年率1.078%(税込)は、インデックスファンドと比べると高めです。ただし、長期保有特典を考慮すれば妥当な水準だと思います。
3. 分配金がない
定期的な分配金を期待する人には向きません。全て再投資される仕組みなので、お小遣い感覚での運用は難しいです。
他の投資信託との徹底比較
ひふみ投信を選ぶ前に、他の人気投資信託とも比較検討しました。
| 項目 | ひふみ投信 | セゾン投信 | 楽天全世界株式 |
|---|---|---|---|
| 最低投資額 | 1,000円 | 10,000円 | 100円 |
| 購入手数料 | 無料 | 無料 | 無料 |
| 信託報酬 | 1.078% | 0.57% | 0.212% |
| 運用スタイル | アクティブ | バランス | インデックス |
| 過去5年リターン | 約80% | 約45% | 約65% |
数字だけ見ると楽天全世界株式の方がコストは安いです。でも、運用者との距離感や投資哲学への共感という点で、私はひふみ投信を選びました。
こんな人にはおすすめできない
3年間運用して分かったのは、ひふみ投信は万人向けではないということです。
- 短期(1年以内)で利益を出したい人
- 値動きの激しさに耐えられない人
- コストを最小限に抑えたい人
- 定期的な分配金が欲しい人
特に、精神的にストレスを感じやすい人には向いていません。私も最初の1年は毎日基準価額をチェックして一喜一憂していました。
ひふみ投信で失敗しないための5つのポイント
私の経験から、ひふみ投信で成功するための秘訣をまとめました。
1. 最初は少額から始める
いきなり大金を投じるのは危険です。まずは月1,000円から始めて、値動きに慣れることが大切です。私も最初の3ヶ月は1,000円でした。
2. 基準価額は月1回だけチェック
毎日見ると精神的に疲れます。私は毎月25日(給料日)だけチェックするルールを作りました。
3. 下落時こそチャンス
基準価額が下がった時は「バーゲンセール」だと思うようにしています。実際、2022年の下落時に増額した分が、今では大きな利益になっています。
4. ひふみアカデミーは必見
月1回のオンラインセミナーは本当に勉強になります。投資の知識がなくても理解できる内容で、モチベーション維持にも役立ちます。
5. 5年は続ける覚悟を持つ
短期的な損益に一喜一憂せず、最低5年は続けるという覚悟が必要です。長期保有特典も5年からですし。
実際の口座開設手順(2024年版)
私が口座開設した時の手順を紹介します。思っていたより簡単でした。
- 公式サイトにアクセス
スマホでもPCでも大丈夫です。私はスマホで申し込みました。 - 必要書類の準備
・マイナンバーカード(または通知カード+運転免許証)
・銀行口座情報
これだけです。 - フォーム入力(約5分)
名前、住所、職業などの基本情報を入力。特に難しい項目はありませんでした。 - 本人確認書類のアップロード
スマホで撮影してアップロードするだけ。画質が悪いと再提出になるので、明るい場所で撮影することをおすすめします。 - 審査待ち(2-3営業日)
私の場合は2日後に「口座開設完了」のメールが届きました。 - 初回入金
最低1,000円から始められます。私は試しに1万円入金しました。
3年間運用した総括
正直に言うと、ひふみ投信は楽して儲かる投資ではありません。
値動きは激しいし、最初の1年はマイナスでした。でも、運用哲学に共感し、長期的な視点で続けられる人にとっては、素晴らしい投資信託だと思います。
私の場合、3年で資産が約1.5倍になりました。銀行預金では考えられない結果です。もちろん、これは過去の実績であり、将来を保証するものではありません。
でも、「お金を寝かせておくだけではもったいない」と感じている人には、選択肢の一つとして検討する価値があると思います。
最後に:投資は自己責任です
この記事は私個人の体験談です。投資には必ずリスクがあり、元本割れの可能性もあります。
ただ、私のように投資経験ゼロだった人間でも、きちんと勉強し、長期的な視点を持てば、資産形成は可能だということを伝えたくて書きました。
もし興味を持たれたら、まずは少額から始めてみてはいかがでしょうか。人生が変わるかもしれません。少なくとも、私は変わりました。