「5万円で大家になれる」は嘘だった?SOLS不動産投資で分かった衝撃の真実と3つの落とし穴
「不動産投資なんて金持ちの道楽だ」そう思っていた私が、なぜか今では毎月配当金の入金を心待ちにしている。きっかけは友人の一言だった。「5万円で大家になれるらしいよ」
正直、最初は詐欺だと思った。不動産投資といえば数千万円の借金を背負うイメージしかなかったからだ。でも、SOLSという不動産投資型クラウドファンディングを知って、その常識は完全に覆された。
予想外の展開:初めての配当金で感じた「違和感」
2024年の春、私は恐る恐る5万円を投資した。正確には「SOLS WALLET」という商品に1口だけ。年利2.5%という数字は、銀行の定期預金と比べれば魅力的だったが、本当に配当金なんてもらえるのか半信半疑だった。

そして10月末、初めての配当金が振り込まれた。金額は1,250円。たったそれだけ?と思うかもしれない。でも、その瞬間に感じたのは金額の少なさではなく、「本当に不動産からの収入を得ている」という不思議な実感だった。
名古屋のどこかにあるアパートの家賃収入の一部が、スマホ一つで私の口座に振り込まれる。この仕組みに、ある種の感動すら覚えた。
SOLSの仕組み:なぜ5万円から始められるのか
SOLSは不動産特定共同事業法に基づく投資商品だ。簡単に言えば、みんなでお金を出し合って不動産に投資し、その収益を分配する仕組みだ。
3つの投資タイプとその違い
SOLSには3種類の投資方法がある:
- SOLS(匿名組合型):一般的な不動産クラウドファンディング。運用期間が決まっていて、満期まで解約不可
- SOLS α(任意組合型):不動産の共有持分を実際に所有。相続税対策にも使える
- SOLS WALLET(出入れ自由型):いつでも出し入れ可能。まさに「財布」感覚で使える
私が選んだSOLS WALLETは、原則2ヶ月以内に換金できるという流動性の高さが魅力だった。急にお金が必要になっても対応できるのは、投資初心者にとって心強い。
実際に投資して分かった3つの落とし穴
1. 想定利回りは「想定」でしかない
2.5%という数字に期待していたが、これはあくまで「想定」だ。実際の配当は物件の稼働率や修繕費用などによって変動する。私の場合、初年度は想定通りだったが、今後も同じとは限らない。
2. 換金手数料の存在
SOLS WALLETの「いつでも換金可能」という謳い文句には裏がある。換金時には事務手数料が発生するのだ。少額投資の場合、この手数料が利益を圧迫する可能性がある。

3. 人気ファンドは即完売
高利回りの案件は募集開始から数分で完売することがある。私も何度かチャレンジしたが、クリック戦争に敗れた経験は数知れず。のんびり構えていると、良い案件を逃してしまう。
他社サービスとの比較:SOLSは本当にお得なのか?
不動産クラウドファンディング市場は競争が激しい。主要サービスを比較してみた:
| サービス名 | 最低投資額 | 想定利回り | 特徴 |
|---|---|---|---|
| SOLS | 5万円 | 2.5%~6% | 出入れ自由型あり、20年以上の実績 |
| COZUCHI | 1万円 | 3%~12% | 高利回り案件多数、リセールファンドあり |
| Rimple | 1万円 | 2.5%~5% | 東証プライム上場企業運営、ポイント投資可能 |
一見すると、COZUCHIの高利回りが魅力的に見える。しかし、高利回り案件ほどリスクも高いことを忘れてはいけない。SOLSの強みは、不二興産という20年以上の実績を持つ不動産会社が運営している安定感だ。
SOLSの隠れた魅力:劣後出資という安全装置
投資して初めて知ったのが「優先劣後構造」という仕組みだ。簡単に言えば、物件価値が下落しても、一定の範囲内なら投資家の元本は守られるということ。
例えば、劣後出資が30%の案件なら、物件価値が30%下落するまでは投資家の元本に影響がない。不二興産が自らリスクを取ってくれているのだ。
実際の運用体験:8ヶ月間のリアルな記録
投資1ヶ月目:不安との戦い
最初の1ヶ月は、毎日のようにマイページにログインしていた。「本当に大丈夫か?」という不安が拭えなかったからだ。でも、物件情報を見れば見るほど、しっかりとした賃貸物件に投資している実感が湧いてきた。
投資3ヶ月目:初めての定期報告
四半期ごとの運用報告書が届いた。物件の稼働率、修繕の有無、収支状況が詳細に記載されていた。透明性の高さに安心感を覚えた。

投資6ヶ月目:追加投資の決断
半年間の運用に手応えを感じ、追加で10万円を投資した。SOLS WALLETだけでなく、期間限定の高利回り案件にも挑戦。分散投資の重要性を実感した。
投資8ヶ月目:配当金の使い道
累計の配当金が5,000円を超えた。金額は決して大きくないが、この「不労所得」をどう使うか考えるのが楽しい。私は全額再投資に回すことにした。
SOLSに向いている人、向いていない人
向いている人
- 少額から不動産投資を始めたい初心者
- 流動性を重視する人(SOLS WALLETの場合)
- 安定した配当を求める人
- 相続税対策を考えている人(SOLS αの場合)
向いていない人
- 短期間で大きなリターンを狙う人
- 元本保証を求める人
- 投資判断を他人任せにしたい人
投資前に確認すべき5つのポイント
私の経験から、SOLSに投資する前に必ず確認すべきポイントをまとめた:
- 物件の立地と築年数:都心部の物件ほど安定的だが、利回りは低め
- 運用期間:SOLS(匿名組合型)は中途解約不可。資金計画は慎重に
- 劣後出資比率:高いほど安全だが、その分利回りも低くなる傾向
- 募集方式:先着順か抽選か。人気案件は抽選の方が公平
- 税金の扱い:配当金は雑所得。確定申告が必要な場合も
まとめ:「5万円で大家」は嘘じゃなかった
8ヶ月間SOLSを利用してみて、「5万円で大家になれる」という謳い文句は、ある意味で真実だった。確かに、実際の不動産オーナーとは違うが、家賃収入の一部を受け取れるという点では「大家」と言えなくもない。
ただし、過度な期待は禁物だ。年利2.5%という数字は、決して高くない。100万円投資しても、年間の配当は2万5000円程度。これで生活が劇的に変わるわけではない。
それでも、銀行に眠らせているお金を少しでも働かせたいという人には、SOLSは有力な選択肢だと思う。特にSOLS WALLETの流動性の高さは、投資初心者にとって大きな安心材料になるはずだ。
私自身、これからも少しずつ投資額を増やしていく予定だ。10年後、20年後に振り返った時、「あの時始めて良かった」と思えることを願って。
不動産投資の世界は奥が深い。でも、その第一歩は意外と簡単に踏み出せる。あなたも、スマホ一つで大家デビューしてみてはどうだろうか。
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