350万円。

請求書に記載された金額を見た瞬間、血の気が引いた。納期を3日遅れただけで、クライアントから損害賠償請求が届いたのだ。

フリーランスになって5年。これまで大きなトラブルもなく順調にやってきた。だからこそ、「自分だけは大丈夫」という根拠のない自信があった。保険?そんなものは会社員の特権だと思い込んでいた。

その考えが、いかに甘かったか。

フリーナンスとの出会い:最悪のタイミングで知った救世主

損害賠償請求を受けて途方に暮れていた時、同じフリーランス仲間から「フリーナンス知らないの?」と言われた。正直、その時は「今更保険の話なんて...」と思った。

でも調べてみると、フリーナンスは単なる保険サービスじゃなかった。

無料で付帯する「あんしん補償」の衝撃

まず驚いたのは、会員登録するだけで自動的に損害賠償保険が付帯するということ。しかも無料。

私のような納期遅延による損害賠償も、実は補償対象に含まれていた。もし事前に加入していれば、350万円の請求も保険でカバーできたかもしれない。

悔やんでも悔やみきれない。でも、これを機に真剣にフリーナンスを検討することにした。

実際に使ってみて分かった3つの機能

1. あんしん補償:フリーランスの「もしも」に備える

基本プランでも以下の事故が補償される:

  • 仕事中の事故による損害
  • 納品物の欠陥による損害
  • 情報漏洩
  • 著作権侵害
  • 納期遅延

最大補償額は5,000万円。個人で活動するフリーランスにとって、これは心強い。

ただし、注意点もある。フリープランの「あんしん補償Basic」と、レギュラー・プレミアムプランの「あんしん補償」では補償内容に差がある。より充実した補償を求めるなら、有料プランへの加入が必要だ。

2. 即日払い:資金繰りの強い味方

フリーランスあるある。「今月の入金が遅れて生活費がピンチ...」

フリーナンスの即日払いは、請求書を買い取って即日振り込んでくれるサービス。手数料は3%〜10%で、フリーナンス口座の利用頻度が高いほど手数料が下がる仕組み。

実際に使ってみた感想:

  • 良い点:本当に即日振り込まれる。クライアントに知られずに利用できる
  • 気になる点:初回は手数料10%からスタート。小額の請求書だと手数料が割高に感じる

3. あんしん補償プラス:病気やケガで働けない時の備え

フリーランスには有給休暇も傷病手当もない。体調を崩したら即収入ゼロ。この恐怖、フリーランスなら誰もが感じているはず。

あんしん補償プラスは、ケガや病気で働けなくなった時に、設定した月額を1年間受け取れる所得補償制度。

特筆すべきは、フリーランスAWS協会加入で個人加入より44%も安くなること。月額20万円の補償でも、保険料は意外と現実的な金額だった。

他社サービスとの徹底比較

フリーナンスだけを見ても判断できないので、類似サービスと比較してみた。

項目 フリーナンス ランサーズトラスト PayToday
損害賠償保険 無料付帯
最大5,000万円
有料オプション
最大1,000万円
なし
即日払い手数料 3%〜10% 5%〜15% 1%〜9.5%
所得補償 あり(44%割引) なし なし
月額料金 0円〜
(有料プランあり)
480円〜 0円
専用口座 必要 不要 不要

比較して見えてきたフリーナンスの強みと弱み

強み:

  • 損害賠償保険が無料で自動付帯は圧倒的
  • 所得補償まで含めた総合的なサポート体制
  • フリーランス特有のリスクを理解した補償内容

弱み:

  • 専用口座の開設が必須(手間がかかる)
  • 即日払いの初回手数料が高め
  • 他社と比べて知名度がまだ低い

8ヶ月使って感じた本音

フリーナンスを使い始めて8ヶ月。正直な感想を書く。

予想外に良かった点

1. 精神的な安心感が仕事の質を上げた
「もし何かあっても保険がある」という安心感は想像以上。以前は契約書の文言一つ一つにビクビクしていたが、今は適度にリラックスして仕事に臨める。

2. 即日払いが交渉材料になった
「支払いサイトが長くても大丈夫です」と言えるようになり、案件獲得率が上がった。

3. 確定申告で保険料が経費になった
有料プランの料金も、所得補償の保険料も全て経費。節税効果もある。

期待外れだった点

1. 専用口座の使い勝手
振込手数料が月1回まで無料だが、2回目以降は有料。細かい入出金が多い人には不便。

2. 即日払いの審査が意外と厳しい
新規クライアントの請求書は審査に通らないことがある。実績のあるクライアントに限定される。

3. サポートの返信が遅い時がある
問い合わせの返信に2〜3日かかることも。緊急時には心配。

フリーナンスが向いている人、向いていない人

向いている人

  • フリーランス歴が浅く、リスク管理に不安がある人
  • 大型案件や長期プロジェクトを扱う人
  • 体調面に不安があり、所得補償を検討している人
  • 資金繰りに波がある人

向いていない人

  • すでに他の保険に加入していて満足している人
  • 少額案件が中心で、即日払いのメリットが薄い人
  • 複数の銀行口座を使い分けたい人

結論:フリーランスの「もしも」に備える価値はある

350万円の請求書を前に途方に暮れた私が言える。フリーランスにとって、保険は贅沢品ではなく必需品だ

フリーナンスは完璧なサービスではない。専用口座の制約や、即日払いの手数料など、改善してほしい点はある。

でも、無料で損害賠償保険が付帯し、資金繰りのサポートもあり、所得補償まで用意されている。フリーランスの不安を理解し、包括的にサポートしようとする姿勢は評価できる。

特に、これからフリーランスになる人や、なりたての人には強く検討をすすめたい。私のように、トラブルが起きてから後悔するより、事前に備える方がはるかに賢明だ。

ちなみに、あの350万円の請求は最終的に話し合いで50万円に減額された。でも、その交渉の間の精神的ストレスは計り知れない。もし保険があれば、もっと冷静に対処できたはずだ。

フリーランスとして生きていく以上、リスクはつきもの。そのリスクとどう向き合うか。フリーナンスは、その答えの一つになり得ると思う。

今なら無料で損害賠償保険が自動付帯

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