突然の医療費35万円…その夜、私は震えながらフタバに申し込んだ結果

母の緊急手術が決まったのは木曜日の夕方だった。保険適用外の特殊な治療で、明日までに35万円が必要。貯金は15万円しかない。

銀行の窓口はとっくに閉まっている。クレジットカードの限度額も足りない。頭が真っ白になりながら、スマホで「即日融資 女性」と検索した手が震えていた。

23時47分、フタバのサイトにたどり着く

正直、消費者金融なんて自分には関係ないと思っていた。でも、いざという時の選択肢の少なさに愕然とした。検索結果の中で、「女性専門スタッフ対応」という文字が目に飛び込んできた。

フタバという会社名は聞いたことがなかった。でも「創業昭和37年」という文字を見て、少し安心した。60年以上も続いているということは、それなりの信頼があるということだろう。

申込みから振込まで、想像以上にスムーズだった

深夜にもかかわらず、申込みフォームは5分程度で入力完了。必要だったのは：

• 氏名、生年月日、住所などの基本情報
• 勤務先情報（私の場合はパート先の店名）
• 希望金額と使用目的
• 他社からの借入状況

翌朝9時35分、個人名で電話がかかってきた。女性スタッフの落ち着いた声で、いくつか確認事項を聞かれた。正直に医療費のことを話すと、「大変でしたね」と共感してくれたのが印象的だった。

11時23分、指定した銀行口座に20万円が振り込まれていた。申込みから12時間も経っていない。

実際に利用して感じたメリット・デメリット

良かった点

• 30日間無利息サービスが本当に適用された
• 在籍確認の電話が個人名だったので、職場にバレなかった
• 必要書類が運転免許証だけで済んだ（50万円以下の場合）
• 返済額が月4,600円と無理のない設定

気になった点

• 金利17.95%は正直高い（30日後以降）
• ATMでの返済ができない（振込のみ）
• スマホアプリがないので、残高確認が少し面倒
• 契約書類を郵送で返送する必要がある

他社サービスとの比較

実は、フタバに申し込む前に他の2社も検討していた。結果的にフタバを選んだ理由も含めて、比較表にまとめてみた。

返済開始から3ヶ月、予想外だったこと

無利息期間が終わってからの返済が始まって3ヶ月。正直、もっと取り立てが厳しいかと思っていたけど、全くそんなことはなかった。

一度、うっかり返済日を忘れてしまった時も、翌日の午前中に女性スタッフから「ご返済の確認が取れていないようですが、何かございましたか？」と丁寧な電話があっただけ。すぐに振り込んだら「ありがとうございました」で終わり。

ただ、繰り上げ返済をしようとした時の手続きが少し面倒だった。電話で連絡して、返済額を計算してもらって、指定された金額を振り込む。アプリがあれば、もっと簡単にできるのにと思う。

フタバが向いている人、向いていない人

向いている人

• 女性で、男性スタッフとの対応に抵抗がある人
• 初めての借入で、30日以内に返済できる見込みがある人
• 50万円以下の少額融資で十分な人
• 職場への在籍確認を最小限にしたい人

向いていない人

• スマホアプリで全て完結させたい人
• コンビニATMで気軽に返済したい人
• 100万円以上の大きな金額を借りたい人
• できるだけ低金利で借りたい人（銀行カードローンの方が有利）

実際の返済シミュレーション（私の場合）

20万円を借りて、実際にどれくらい返済しているのか。リアルな数字を公開する。

毎月4,600円なら、パート収入でも無理なく返済できている。ただ、5年間で7万6千円の利息を払うことを考えると、できるだけ早く完済したいというのが本音。

申込み前に知っておきたかったこと

実際に利用してみて、「これは事前に知っておきたかった」と思ったことがいくつかある。

1. 住民票の取得が必要

契約時に住民票の提出が必要。市役所に行く時間を確保しておく必要がある。マイナンバーカードがあればコンビニで取得できるけど、私は持っていなかったので少し面倒だった。

2. 家族にバレないための工夫

契約書類は自宅に郵送される。差出人は「フタバ」ではなく個人名になっているけど、中身を見られたら一発でバレる。私は実家暮らしなので、郵便物には気を使った。

3. 返済方法は振込のみ

大手のようにATMやコンビニ返済ができない。毎月、銀行振込をする必要がある。ネットバンキングを使えば楽だけど、振込手数料がかかるのが地味に痛い。

総括：緊急時の選択肢として

母の手術から半年。幸い、手術は成功し、今は元気に過ごしている。あの時、フタバからお金を借りられなかったら、どうなっていたか分からない。

消費者金融に対する偏見は確かにあった。でも、本当に困った時に頼れる場所があるということは、想像以上に心強い。

ただし、これはあくまで「緊急時の選択肢」だと思う。金利を考えると、まずは銀行のカードローンや、親族からの借入を検討すべき。それでも間に合わない、どうしても今すぐ必要という時の最終手段。

私のように、予期せぬ出費で困っている女性がいたら、フタバは確かに選択肢の一つになる。特に、女性スタッフの対応を希望する人にとっては、安心感が違う。

借金は計画的に。これは身をもって学んだ教訓。でも、人生には計画できないことも起きる。そんな時、どこに相談できるかを知っておくことも、大切な備えなのかもしれない。