息子がゲームで朝5時に起きるようになった。しかも、自分から。

3ヶ月前まで昼夜逆転で部屋に引きこもっていた中学2年の息子が、今では毎朝5時半に目覚ましをセットして、6時からのゲームトレーニングを心待ちにしている。正直、私自身が一番驚いている。

きっかけは、妻が偶然見つけた「ゲムトレ」というサービスだった。最初は「ゲームの家庭教師?そんなものにお金を払うなんて...」と反対した。月額1万円以上する習い事に、ゲームを選ぶなんて正気の沙汰じゃないと思った。

ゲムトレ公式

不登校の息子がゲームで変わった衝撃の3ヶ月

息子は小学6年の3学期から学校に行けなくなった。理由は本人にもよくわからないらしい。ただ「朝起きられない」「学校に行く意味がわからない」を繰り返すだけだった。

カウンセリングも試した。フリースクールの見学にも行った。でも、どれも続かなかった。息子は部屋でひたすらフォートナイトをプレイし続けた。1日10時間以上。食事も部屋で。会話もほとんどなくなった。

そんな時、妻が見つけてきたのがゲムトレだった。「ゲームを習い事にする」というコンセプトに、正直呆れた。でも、妻の「これ以上悪くなることはないでしょ?」という言葉に、確かにそうだなと思った。

初回体験で見た息子の変化

体験会の日、息子は珍しく緊張していた。画面越しに現れたトレーナーは20代前半の青年。全国大会出場経験があるという。

「フォートナイト、どれくらいやってる?」
「えっと...毎日10時間くらい...」
「すごいね!じゃあ相当強いんじゃない?ちょっと一緒にプレイしてみようか」

トレーナーの反応に息子は驚いていた。ゲームの時間を否定されなかったのは初めてだったから

ゲムトレトレーニング風景

ゲムトレの実態:期待と現実のギャップ

正直に言うと、ゲムトレには期待外れな部分もあった。

料金体系の現実

まず料金だ。体験会は2,200円だが、継続すると入会金11,000円+月額料金がかかる。我が家は週1回のスタンダードプラン(月4回)で月額10,780円。年間で約13万円。これに加えて、推奨されるゲーミングヘッドセットやコントローラーの購入で初期投資が3万円ほどかかった。

「ゲームにこんなにお金をかけるなんて...」という親戚の視線は痛かった。

トレーナーの質のばらつき

トレーナーは採用率10%以下の厳選された講師というが、正直当たり外れがある。最初のトレーナーとは相性が合わず、2回目で変更をお願いした。3人目でようやく息子と波長の合うトレーナーに出会えた。

トレーナー変更は可能だが、その都度関係性を一から築く必要があり、最初の1ヶ月はほとんど成果を感じられなかった。

朝ゲーの現実

「朝ゲー」というコンセプトは素晴らしいが、実際は簡単ではない。最初の2週間、息子は3回寝坊した。トレーナーは優しく対応してくれたが、キャンセル料はしっかり発生する。

また、朝6時からのトレーニングは親の負担も大きい。息子を起こし、朝食を用意し、機材のセットアップを確認する。共働き家庭には正直きつい。

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それでも続けた理由:見えてきた変化

不満も多かったが、2ヶ月目から明らかな変化が現れ始めた。

コミュニケーション能力の向上

まず驚いたのは、息子が自分からゲームの戦略について話すようになったことだ。

「今日トレーナーに教わった建築テクニックがあってさ...」
「チーム戦での立ち回りを変えたら勝率が上がったんだ」

ゲームの話とはいえ、論理的に説明しようとする姿勢が見られるようになった。これは学校では見られなかった成長だった。

自己肯定感の芽生え

3ヶ月目、息子が参加したゲムトレ主催の大会で3位に入賞した。賞品は500円分のギフトカードだけだったが、息子の顔は誇らしげだった。

「俺、やればできるんだ」

その一言に、13万円の価値があったと思った。

生活リズムの改善

朝ゲーの効果は確実にあった。最初は寝坊していた息子も、今では5時半に自分で起きる。トレーニング後は朝食をしっかり食べ、午前中に宿題をする習慣もついた。

皮肉なことに、ゲームのおかげで規則正しい生活が身についたのだ。

他社サービスとの比較:ゲムトレの立ち位置

ゲムトレを検討する中で、他のゲーミング教育サービスも調べた。主な競合と比較してみる。

項目 ゲムトレ スキルタウン ユードー
月額料金 7,480円〜 5,000円〜 9,800円〜
対象年齢 小学生〜高校生 全年齢 小学生〜中学生
指導形態 個別+グループ 個別のみ グループのみ
朝ゲー対応 ×

スキルタウンは料金が安いが、プロゲーマーを目指す人向けで敷居が高い。ユードーは教育要素が強いが、朝の時間帯に対応していない。

ゲムトレの強みは「教育」と「ゲーム」のバランスにある。プロを目指すわけではないが、ただ遊ぶだけでもない。この絶妙なポジショニングが、我が家には合っていた。

ゲムトレの特徴

3ヶ月利用して分かった向き不向き

ゲムトレが向いている家庭

  • 子どもがゲームに夢中で困っている:禁止するより活用する発想の転換ができる
  • 不登校や引きこもり傾向がある:人との関わりの第一歩として
  • 朝型生活にシフトしたい:朝ゲーシステムは効果的
  • 月1万円程度の習い事予算がある:決して安くはない

ゲムトレが向いていない家庭

  • 即効性を求める:最低でも2〜3ヶ月は様子を見る必要がある
  • ゲーム自体に否定的:親の理解なしには続かない
  • 共働きで朝の対応が難しい:朝6〜7時のサポートは必須
  • プロゲーマーを本気で目指す:もっと専門的なスクールの方が良い

想定外だった副次的効果

ゲムトレを始めて最も驚いたのは、家族の会話が増えたことだった。

私自身、息子との共通の話題を探してフォートナイトを始めた。最初は息子に笑われたが、今では一緒にプレイすることもある。「お父さん、建築下手すぎ」と言われながらも、久しぶりに息子と笑い合えた。

また、ゲムトレの保護者コミュニティで知り合った親御さんたちとの交流も心の支えになった。「ゲームばかりして...」という悩みを共有できる場があることの大切さを実感した。

費用対効果の本音

3ヶ月で約4万円。年間にすると約16万円(入会金込み)。

正直、高い。塾や英会話教室と比べても決して安くない。でも、息子が朝起きるようになり、自分から何かを学ぼうとする姿勢を見せ、3ヶ月ぶりに「学校行ってみようかな」と言い出した今、この投資は間違っていなかったと思う。

ただし、ゲムトレは魔法ではない。親のサポートは必須だし、効果が出るまで時間もかかる。それでも、ゲームを「悪」と決めつけずに向き合う選択肢があることは、多くの家庭にとって希望になるはずだ。

最後に:ゲームで朝日を浴びる息子を見て

朝6時、息子の部屋から聞こえてくる「おはようございます!今日もよろしくお願いします!」という元気な声。3ヶ月前には想像もできなかった光景だ。

ゲムトレは完璧なサービスではない。料金は高いし、トレーナーの質にばらつきもある。朝早い時間の対応は親の負担も大きい。

それでも、ゲームという息子の「好き」を否定せず、それを成長の糧に変えようとするアプローチは、確実に我が家に変化をもたらした。

もし、子どものゲーム時間に悩んでいるなら、禁止や制限だけでなく、「活用」という選択肢もあることを知ってほしい。それがゲムトレである必要はないが、少なくとも「ゲーム=悪」という固定観念を一度捨ててみる価値はある。

息子はまだ学校には行けていない。でも、朝日を浴びながらゲームをする姿を見て、少しずつ前に進んでいることを実感している。

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