最初の3ヶ月、問い合わせがゼロだった。

「月額11,000円も払っているのに...」毎晩そう思いながら管理画面を眺めていた私のヨガ教室。SNS集客に限界を感じ、藁をも掴む思いで始めたグッドスクールへの掲載でしたが、最初は本当に効果があるのか半信半疑でした。

それから2年。今では月平均15件の問い合わせが安定的に入り、教室の生徒数は3倍に増えました。でも、すべてが順調だったわけではありません。失敗も含めて、グッドスクールの真実をお伝えします。

グッドスクール公式サイト

グッドスクールって実際どうなの?基本情報と仕組み

グッドスクールは、日本最大級のスクール検索サイトです。全国のスクールや教室が自分たちの情報を掲載し、習い事を探している人たちとマッチングするプラットフォーム。

私が最初に驚いたのは、カテゴリーの多さでした。ヨガだけでも「ハタヨガ」「パワーヨガ」「マタニティヨガ」など細かく分類されていて、本当に習いたい人に届きやすい仕組みになっています。

料金体系はシンプル

基本プランは月額11,000円(税込)。これで2教室50講座まで掲載可能です。1日あたり約333円という計算になります。

ただし、初年度は年間契約が必須で、システム登録手数料11,000円も必要です。つまり、初期投資は143,000円(11,000円×13ヶ月分)かかります。

正直、最初は「高い...」と思いました。でも、チラシ配布やポスティングに比べれば、はるかにコスパが良いことに気づきました。

実際に使ってわかった!グッドスクールの本当の効果

2年間使い続けて分かったのは、効果が出るまでに時間がかかるということ。

最初の3ヶ月は本当に問い合わせがありませんでした。「騙された?」と何度も思いました。でも、4ヶ月目から徐々に問い合わせが入り始め、半年後には月10件を超えるようになりました。

問い合わせの質が違う

SNSやチラシからの問い合わせと比べて、グッドスクール経由の人は本気度が高いんです。

「どんな感じか見に来ただけ」という人はほとんどいません。事前に教室の情報をしっかり読んでから問い合わせてくるので、体験レッスンから入会する確率が約70%もあります。

これは他の集客方法では考えられない数字です。

管理画面の使いやすさは◎

PC操作が苦手な私でも、直感的に使える管理画面は本当に助かっています。

  • レッスンスケジュールの更新が簡単
  • 写真のアップロードもドラッグ&ドロップでOK
  • 口コミへの返信もスムーズ
  • 予約状況が一目でわかる

特に便利なのが、24時間自動予約受付機能。夜中や早朝の予約も逃さず受け付けてくれるので、機会損失が大幅に減りました。

グッドスクール管理画面

他社サービスとの比較|グッドスクール vs ジモティー vs ストアカ

スクール集客サービスを選ぶとき、私も色々比較検討しました。実際に使ったことがあるサービスとの比較表を作ってみました。

項目 グッドスクール ジモティー ストアカ
月額費用 11,000円 無料 手数料制(10-30%)
ユーザー数 80万人以上 月間1,000万人以上 50万人以上
ターゲット層 習い事を本気で探している人 幅広い(中古品探しも含む) 単発レッスンを探している人
予約システム ◎充実 ×なし ◎充実
口コミ機能 ◎充実 △簡易的 ◎充実
継続率 高い 低い 中程度

ジモティーとの違い

ジモティーは無料で使えるのが最大の魅力ですが、問い合わせの質がバラバラです。

「無料体験だけ」という人や、返信がない人も多く、実際の成約率は10%程度でした。また、予約システムがないので、メールでのやり取りに時間を取られます。

ストアカとの違い

ストアカは単発レッスンには向いていますが、継続的な生徒を集めるには不向きです。

手数料制なので、売上が増えるほど支払いも増える仕組み。月10万円の売上があれば、手数料だけで1〜3万円取られることも。長期的に見ると、グッドスクールの定額制の方がお得でした。

グッドスクールのデメリット|正直な感想

良いことばかり書いても信憑性がないので、デメリットも正直に書きます。

1. 初期の集客力は期待できない

新規登録したばかりの教室は、検索結果の上位に表示されにくいです。口コミもゼロの状態からスタートするので、最初の数ヶ月は本当に厳しい。

私の場合、既存の生徒さんに口コミを書いてもらったり、体験レッスンの料金を下げたりして、なんとか実績を作りました。

2. 年間契約の縛り

初年度は必ず年間契約なので、「試しに1ヶ月だけ」ということができません。

効果が出なくても、途中解約はできない。これは正直、かなりのプレッシャーでした。

3. カテゴリーによって効果に差がある

ヨガや英会話など、人気カテゴリーは競合も多いです。逆に、ニッチな分野だと検索する人自体が少ない。

自分の教室がどのカテゴリーに該当するか、事前にしっかり調査することが大切です。

💡 私からのアドバイス

グッドスクールを始めるなら、最低でも6ヶ月は様子を見る覚悟が必要です。3ヶ月で諦めていたら、今の成功はありませんでした。

グッドスクールで成功するための5つのコツ

2年間の試行錯誤で見つけた、問い合わせを増やすコツをシェアします。

1. 写真は最低10枚以上載せる

教室の雰囲気が伝わる写真を、できるだけ多く掲載しましょう。特に重要なのは:

  • レッスン風景(生徒さんの表情が見えるもの)
  • 教室の全体像
  • 設備(更衣室、待合スペースなど)
  • 講師の笑顔の写真

2. 口コミには必ず返信する

良い口コミにも、悪い口コミにも、24時間以内に返信することを心がけています。

これを見た新規の人は「ちゃんと対応してくれる教室だ」と安心してくれます。

3. レッスン情報は詳細に書く

「初心者歓迎」だけでなく、具体的にどんなレベルの人向けなのか、何を持ってくればいいのか、細かく書くことで問い合わせが増えました。

4. 体験レッスンの設定は必須

いきなり入会はハードルが高いので、体験レッスンは必ず設定しましょう。

私は「体験レッスン1,000円→当日入会で無料」という設定にしています。

5. 定期的に情報を更新する

新しいレッスンを追加したり、スケジュールを更新したりすることで、検索結果の上位に表示されやすくなります。

月1回は何かしら更新するようにしています。

グッドスクール掲載イメージ

実際の成果|2年間の数字を公開

参考までに、私の教室の実績を公開します。

期間 月間問い合わせ数 入会率 新規生徒数
1〜3ヶ月目 0〜2件 0% 0人
4〜6ヶ月目 5〜8件 40% 2〜3人/月
7〜12ヶ月目 10〜12件 60% 6〜7人/月
2年目以降 15〜20件 70% 10〜14人/月

現在は、月額11,000円の投資で、月10人以上の新規生徒を獲得できています。

1人あたりの獲得コストは1,100円以下。チラシ配布やポスティングと比較すると、圧倒的にコスパが良いです。

こんな教室にはグッドスクールがおすすめ

2年間使ってみて、グッドスクールが向いている教室の特徴が分かってきました。

  • 継続的な生徒を集めたい教室(単発より月謝制)
  • ある程度の規模がある教室(個人でも法人でもOK)
  • 長期的な視点で集客を考えられる(最低6ヶ月)
  • 口コミや評判を大切にしている
  • オンラインレッスンも検討している

逆に、こんな場合は他のサービスの方が良いかもしれません:

  • 今すぐ集客したい(即効性を求める)
  • 単発のワークショップが中心
  • 月の売上が5万円以下
  • PC操作が本当に苦手で、サポートも期待できない

まとめ|グッドスクールは「育てる」集客ツール

グッドスクールは、即効性はないけど、育てれば強力な集客ツールになるサービスです。

最初の数ヶ月は本当に辛いですが、口コミが増え、検索順位が上がってくると、安定的に生徒が集まるようになります。

私の教室は、グッドスクールのおかげで:

  • 生徒数が3倍に増えた
  • 収益が安定した
  • 口コミによる信頼性が上がった
  • 予約管理が楽になった

もちろん、グッドスクールだけに頼るのは危険です。SNSやチラシ、紹介など、複数の集客方法を組み合わせることが大切。

でも、本気で教室を成長させたいなら、グッドスクールは強い味方になってくれます。

年間契約という縛りはありますが、1年後の自分の教室を想像してみてください。今とは違う景色が見えているはずです。

私も最初は迷いました。でも、あの時一歩踏み出して本当に良かった。

あなたの教室にも、きっと新しい出会いが待っています。