朝7時。鏡の前で15分間格闘していた僕は、ついにカミソリを投げ捨てた。

血だらけの顎、青く残る剃り跡、そして午後3時には既に伸びてくるヒゲ。営業職として毎日クライアントと対面する僕にとって、この「髭との戦い」は人生最大の悩みだった。

そんな時、同僚から聞いた一言が僕の人生を変えることになる。

「俺、ゴリラクリニックで脱毛してから朝の時間が30分増えたよ

営業マンが医療脱毛を選んだ本当の理由

正直に言うと、最初は抵抗があった。「男が脱毛?」という古い価値観が頭をよぎる。でも、毎朝の苦痛と、午後の商談中に気になる青髭を考えると、もう限界だった。

調べてみると、医療脱毛とエステ脱毛には決定的な違いがあることが分かった。医療脱毛は医師の監督下で行われ、永久脱毛効果が期待できる。一方、エステ脱毛は一時的な減毛効果に留まる。

僕が最終的にゴリラクリニックを選んだのは、男性専門という点が大きかった。女性向けのクリニックで肩身の狭い思いをする必要がない。これは想像以上に心理的なハードルを下げてくれた。

初回カウンセリングで受けた衝撃

予約した無料カウンセリングの日。新宿本院の扉を開けると、そこは想像していた「病院」とは全く違う空間だった。落ち着いた内装、プライバシーに配慮された個室、そして何より印象的だったのは、スタッフ全員が男性だったこと。

カウンセラーの説明で特に印象に残ったのは、「施術者の見極める力」についての話だった。

「お客様の毛質、肌状態、痛みの感じ方は一人ひとり違います。だからこそ、22項目以上のチェックリストを用いて、最適な出力を毎回調整しているんです」

実際、他のクリニックでは10項目程度のチェックが一般的らしい。この差が、効果の違いに直結するというわけだ。

3年間通って分かった本音の効果

ここからは、実際に通って体験したリアルな効果について、包み隠さず書いていく。

1回目〜3回目:正直、効果を実感できなかった

最初の3回は、はっきり言って「本当に効果あるの?」という不安でいっぱいだった。施術後も普通にヒゲは生えてくるし、剃る頻度も変わらない。

ただ、看護師さんから「毛周期の関係で、最初の数回は効果を感じにくい」と説明を受けていたので、信じて通い続けた。

4回目〜6回目:変化の兆し

4回目を終えた頃から、明らかな変化が現れ始めた。

  • 朝の髭剃りが楽になった
  • 夕方の青髭が目立たなくなった
  • カミソリ負けが減った

特に嬉しかったのは、午後の商談中に髭を気にしなくなったこと。これだけでも、投資した価値があったと感じた。

7回目〜12回目:劇的な変化

7回目を超えると、もはや別人レベルの変化が訪れた。

週に1回だった髭剃りが、月に2〜3回で済むように。朝の準備時間が本当に30分短縮された。この時間を使って、ジムに通い始めたり、朝食をゆっくり取れるようになった。

他院と比較して分かったゴリラクリニックの真実

実は途中で、他のクリニックも検討したことがある。友人が通っているという理由で、2つのクリニックでカウンセリングを受けてきた。その比較結果を正直にまとめてみる。

項目 ゴリラクリニック メンズリゼ 湘南美容クリニック
ヒゲ3部位6回 39,800円 39,800円 29,800円
男性専門 ×
施術者の研修時間 504時間以上 公表なし 公表なし
施術の丁寧さ 非常に丁寧 丁寧 やや急ぎ気味
予約の取りやすさ 取りやすい 普通 取りにくい

価格だけ見ると湘南美容クリニックが安いが、実際に体験してみると違いは明確だった。湘南は女性客が多く、待合室で少し居心地が悪かった。また、施術時間も短く、「流れ作業」感が否めなかった。

知っておくべきデメリット(これは重要)

ここまで良いことばかり書いてきたが、デメリットも正直に書いておく

1. 痛みは想像以上

特に最初の数回は、涙が出るほど痛かった。「輪ゴムで弾かれる程度」なんて説明は嘘だ。実際は「熱した針を刺される」感覚に近い。

ただし、ゴリラクリニックでは2種類の麻酔(笑気麻酔・麻酔クリーム)が用意されている。僕は4回目から笑気麻酔を使用したが、これでかなり楽になった。

2. 即効性はない

「来月の結婚式までに」なんて考えている人には向かない。効果を実感するまでに最低でも3〜4ヶ月、満足いく結果を得るには1年以上かかる。

3. 一時的に毛が濃く見える期間がある

施術後1週間ほど、熱で膨張した毛が濃く見える現象が起きる。この期間は正直、施術前より見た目が悪くなる。重要な予定がある時は避けた方がいい。

費用対効果を本気で計算してみた

3年間通った総額は、ヒゲ脱毛12回コースで132,800円(6部位)。これに麻酔代を含めると、約20万円の投資となった。

高いと思うかもしれない。でも、計算してみてほしい。

  • カミソリ代:月1,000円 × 12ヶ月 × 30年 = 360,000円
  • シェービングフォーム:月500円 × 12ヶ月 × 30年 = 180,000円
  • 時間:1日15分 × 365日 × 30年 = 2,737時間(約114日)

長期的に見れば、圧倒的にコスパが良い。何より、毎朝の苦痛から解放される価値は、お金には代えられない。

こんな人にはおすすめしない

最後に、ゴリラクリニックが向かない人についても触れておく。

  • 痛みに極端に弱い人(麻酔を使っても多少の痛みはある)
  • 即効性を求める人(最低でも半年は見てほしい)
  • 髭を生やす可能性がある人(一度脱毛すると元には戻せない)
  • 日焼けが好きな人(施術期間中は日焼けNG)

まとめ:「男らしさ」の新しい定義

3年前、「男が脱毛なんて」と思っていた自分を振り返ると、本当に狭い価値観に縛られていたと感じる。

今では、清潔感のある肌こそが、本当の「男らしさ」だと思っている。毎朝の髭剃りから解放され、自信を持ってクライアントと向き合える。これが僕にとっての新しいスタンダードだ。

もし昔の僕と同じように悩んでいる人がいるなら、まずは無料カウンセリングだけでも受けてみることをお勧めする。押し売りされることもないし、疑問点をすべて解消してから決められる。

人生の中で「もっと早くやっておけばよかった」と思うことは多いが、医療脱毛はその筆頭だ。あの時、同僚の一言を聞き流さなくて本当に良かった。

※本記事は個人の体験に基づくものです。効果には個人差があります。
※料金は取材時点のものです。最新情報は公式サイトをご確認ください。