深夜2時、赤ちゃんの泣き声で目が覚めた。ミルクを作ろうとキッチンに向かうと、ウォーターサーバーの水が出ない。パニックになりながら説明書を見返すと、「定期メンテナンスが必要」の文字が...

これが、私が以前使っていた某大手ウォーターサーバーでの出来事だった。その後、日田天領水のウォーターサーバーに切り替えて3年。今ではあの夜の悪夢が嘘のような毎日を送っている。

なぜ私は3社のウォーターサーバーを渡り歩いたのか

正直に告白すると、私はウォーターサーバー難民だった。最初はテレビCMでよく見る大手C社、次に価格の安さに惹かれてP社、そして最終的に辿り着いたのが日田天領水のアクアリーヴだ。

なぜこんなにも転々としたのか?理由は簡単。「無料」という言葉に何度も騙されたからだ。

初めて知った「無料」の本当の意味

多くのウォーターサーバー会社は「サーバーレンタル無料!」と大きく宣伝している。確かに嘘ではない。でも、実際に使い始めると...

  • 水の最低注文数が多く、結果的に月1万円以上の出費
  • メンテナンス費用は別途請求(年間5,000円〜)
  • 解約時に高額な違約金(2万円以上のケースも)

これらの「隠れコスト」を含めると、決して安くはないというのが現実だった。

日田天領水を選んで変わった我が家の水事情

アクアリーヴの日田天領水ウォーターサーバーを使い始めて最初に驚いたのは、本当に追加費用がかからないことだった。

料金体系のシンプルさに感動

公式サイトに書かれている通り:

  • ウォーターサーバーのレンタル料:0円
  • お水の配送料:0円
  • メンテナンス料:0円

「また騙されるんじゃないか」と疑いながら契約したが、3年経った今でも本当に水代以外の請求は一切ない。

予想外だった味の違い

正直、水の味なんてどれも同じだと思っていた。でも、モンドセレクション最高金賞を13年連続受賞している水は違った。特に朝一番に飲む水の透明感というか、喉を通る感覚が全然違う。

妻は「料理の味が変わった」と言い、5歳の娘は「このお水、甘い!」と喜んで飲んでいる。

3社使って分かった決定的な違い

実際に使い比べた3社の違いを表にまとめてみた:

項目 日田天領水
(アクアリーヴ)
C社 P社
サーバーレンタル料 0円 0円
(条件付き)
550円/月
配送料 0円 0円〜550円
(地域による)
0円
メンテナンス セルフ(簡単) 年1回5,500円 2年で交換
(無料)
水の種類 天然水 RO水 天然水
最低注文数 10L×2個 12L×2本 12L×2本
解約金 要確認 9,900円
(2年未満)
16,500円
(2年未満)

実は不満もある。でもそれ以上に...

3年使っていて、もちろん不満もある。一番の不満は温水機能がないことだ。日田天領水のウォーターサーバーは冷却専用なので、お湯が必要な時は別途沸かす必要がある。

最初は「え、お湯出ないの?」と驚いたし、正直不便だと思った。でも使い続けているうちに気づいた。お湯を使う頻度って実はそんなに多くないんだと。

冷却専用だからこその安心感

温水機能がないということは:

  • 電気代が圧倒的に安い(月300円程度)
  • 子供の火傷の心配がゼロ
  • 構造がシンプルで故障しにくい

特に小さい子供がいる我が家では、「熱湯が出ない」ことが逆に大きな安心材料になっている。

メンテナンスで分かった本当の違い

アクアリーヴのサイトには「雑菌の心配のない安全な水を届けたい」と書かれていたが、最初は「どこも同じようなこと言ってるし...」と思っていた。

でも、実際のメンテナンスの簡単さには驚いた。必要なのは:

  1. フィルター清掃(掃除機でホコリを取るだけ)
  2. 受け皿清掃(中性洗剤で洗うだけ)

たったこれだけ。以前使っていたC社では、年1回業者が来て半日かけてメンテナンスしていたのとは大違いだ。

なぜこんなにシンプルなのか

その理由は構造にあった。日田天領水のサーバーは「バッグインボックス」という密閉型の容器を使用している。これにより:

  • 外気が水に触れない
  • 注ぎ口も使い捨て
  • 雑菌が繁殖する隙間がない

だからこそ、複雑なメンテナンスが不要なんだと理解できた。

想定外だった家族の変化

ウォーターサーバーを導入して一番変わったのは、家族の水分摂取量だった。

以前は「喉乾いた」と言うとジュースや炭酸飲料に手が伸びていた子供たちが、今では自然と水を飲むようになった。特に次女は「このお水、学校の水より美味しい!」と言って、水筒に入れて持っていくほど。

夫も「最近、朝の目覚めが良くなった気がする」と言い始めた。科学的根拠はわからないが、良質な水を飲み続けることの影響は確実にあると感じている。

コスパを本気で計算してみた結果

3年間の使用実績から、実際のコストを計算してみた:

日田天領水の場合

  • 水代:10L×2個で約3,000円
  • 電気代:月300円程度
  • その他費用:0円
  • 月額合計:約3,300円

以前使っていたC社の場合

  • 水代:12L×2本で約4,000円
  • 電気代:月1,000円程度(温水機能あり)
  • メンテナンス費:年5,500円(月割458円)
  • 月額合計:約5,458円

差額は月2,000円以上。年間で24,000円以上の差になる。

契約前に知っておくべきデメリット

良いことばかり書いてきたが、デメリットも正直に書いておく:

1. 温水機能がない

先述の通り、お湯が必要な場合は別途沸かす必要がある。カップ麺やインスタントコーヒーを頻繁に飲む人には向かない。

2. デザインは普通

最近のおしゃれなウォーターサーバーと比べると、デザインは正直普通。インテリアにこだわる人には物足りないかも。

3. 配送間隔の調整に制限

定期配送の間隔調整はできるが、他社ほど柔軟ではない。一人暮らしで消費量が少ない人は要注意。

それでも私が使い続ける理由

デメリットもある中で、なぜ3年も使い続けているのか。理由は単純で、「水を飲む」という基本的なことに対して、余計なストレスがないから。

メンテナンスの心配もない、追加料金の心配もない、子供の安全の心配もない。ただ純粋に「美味しい水がいつでも飲める」という当たり前のことが、当たり前にできる。

これって、実はすごく贅沢なことなんじゃないかと思う。

最後に:ウォーターサーバー選びで失敗しないために

3社を渡り歩いた経験から言えることは、「無料」の裏側をきちんと確認することの大切さ。そして、自分のライフスタイルに本当に合っているかを考えること。

日田天領水のウォーターサーバーは万能ではない。でも、「シンプルに良い水を飲みたい」「余計な機能はいらない」「本当の意味でのコスパを重視したい」という人には、心からおすすめできる。

あの深夜2時の悪夢を二度と経験したくない私にとって、このウォーターサーバーは我が家になくてはならない存在になっている。