看護師歴15年の私が医療的ケア教員になって収入が2倍になった話|なぜ今、看護師が殺到しているのか
「え、たった1日の講習で月収が15万円アップ?」友人の看護師から聞いた話に最初は疑いの目を向けていました。しかし、3ヶ月後には私自身がその恩恵を受けることになるとは...
看護師として15年間、病棟で働き続けてきた私。夜勤の疲労と腰痛に悩まされ、このまま定年まで続けられるか不安を感じていた矢先、同僚から医療的ケア教員講習会の存在を教えてもらいました。
医療的ケア教員とは?意外と知られていない看護師の新しいキャリアパス
医療的ケア教員とは、介護福祉士実務者研修で医療的ケアを教える講師資格です。また、喀痰吸引等研修の指導看護師としても活動できます。つまり、看護師としての経験を活かして「教える側」に回れる資格なのです。
正直、最初は「教える」ことに自信がありませんでした。でも実際に講習を受けてみると、これまでの臨床経験がそのまま武器になることに気づきました。
なぜ今、医療的ケア教員が注目されているのか
2024年現在、介護業界では医療的ケアができる人材が圧倒的に不足しています。特に喀痰吸引や経管栄養などの医療的ケアは、適切な研修を受けた介護職員しか実施できません。
そこで必要となるのが、医療的ケアを教えられる有資格者です。需要と供給のバランスが大きく崩れているため、講師料も高めに設定されているのが現状です。
実際の収入変化に驚愕
私の場合、病棟勤務時の月収は手取りで約35万円でした。医療的ケア教員の資格を取得後、週2日の講師業務を始めたところ:
- 講師料:1日あたり3万円~5万円
- 月8日勤務で24万円~40万円の追加収入
- 夜勤なし、土日祝日休みも可能
結果として、病棟勤務を週3日に減らしても、トータル収入は以前の1.5倍になりました。何より体力的な負担が大幅に軽減されたのが嬉しい誤算でした。
EScollege医療的ケア教員講習会の実際
私が受講したEScollege(ユースタイルカレッジ)の医療的ケア教員講習会について、率直な感想を述べさせていただきます。
受講のハードルは思ったより低い
受講条件は「5年以上の実務経験を有する看護師、保健師、助産師、医師」のみ。特別な準備や事前学習は不要でした。必要書類も看護師免許と身分証明書の画像をアップロードするだけで、手続きは15分程度で完了しました。
1日完結型のカリキュラム
朝9時から17時30分までの1日研修。正直、「たった1日で本当に大丈夫?」という不安もありました。しかし、カリキュラムは非常に濃密で:
- 医療的ケアの法的根拠と制度理解(2時間)
- 教授法の基礎と実践(3時間)
- 演習指導のポイント(2時間)
- 評価方法と記録の書き方(1.5時間)
特に印象的だったのは、実際の指導場面を想定したロールプレイングでした。受講生同士で講師役と生徒役を交代しながら、喀痰吸引の手順を教える練習を何度も行いました。
他社サービスとの比較検証
受講前に他の養成機関も検討したので、比較表を作成しました:
| 項目 | EScollege | A研修センター | B養成校 |
|---|---|---|---|
| 受講料 | 18,000円 | 25,000円 | 30,000円 |
| 研修期間 | 1日(8.5時間) | 2日間 | 1日(7時間) |
| 開催頻度 | 月1~2回 | 2ヶ月に1回 | 3ヶ月に1回 |
| 会場アクセス | 駅から徒歩5分 | 駅から徒歩15分 | 駅からバス20分 |
| 修了後サポート | あり(求人紹介) | なし | あり(有料) |
価格面でEScollegeが最も手頃でしたが、それ以上に修了後の求人紹介サポートが決め手となりました。実際、講習会終了後すぐに3件の講師案件を紹介してもらえました。
受講して分かった意外なメリットとデメリット
予想以上のメリット
1. 働き方の自由度が劇的に向上
講師業は基本的に日中のみ。夜勤から解放され、家族との時間が増えました。子育て中の看護師仲間からは「理想的な働き方」と羨ましがられています。
2. 人脈が広がった
介護施設の管理者や他の講師との繋がりができ、新しい仕事の依頼が舞い込むようになりました。中には訪問看護ステーションの立ち上げ相談まで受けることも。
3. 自分の知識が整理された
人に教えるためには、自分が深く理解している必要があります。15年間の経験を体系的に整理する良い機会になりました。
正直なデメリット
1. 最初は準備が大変
初回の講義では、資料作成に20時間以上かかりました。ただし、一度作ってしまえば使い回しが可能です。
2. 責任の重さ
受講生が実際に現場で医療的ケアを行うことを考えると、教える側の責任は重大です。手を抜けない緊張感があります。
3. 講師としてのスキル習得が必要
看護技術と教育技術は別物。人前で話すのが苦手な方は、慣れるまで苦労するかもしれません。
受講を検討している方へのアドバイス
3ヶ月間、医療的ケア教員として活動してみて感じたことをお伝えします。
向いている人の特徴
- 臨床経験を活かして新しいキャリアを築きたい方
- 夜勤や体力的な負担を減らしたい方
- 人に教えることに興味がある方
- 収入アップを目指している方
特に40代以降の看護師には強くおすすめします。体力的な衰えを感じ始める年代でも、経験を武器に活躍できるフィールドです。
受講前に準備しておくと良いこと
1. 基本的な医療的ケアの手順を復習
喀痰吸引、経管栄養、血糖測定などの基本手技を改めて確認しておくと、講習内容の理解が深まります。
2. PowerPointの基本操作を覚える
講師になると資料作成は必須。基本的な操作ができると後が楽です。
3. 介護保険制度の概要を理解
介護の世界で働く上で、制度の理解は欠かせません。
実際の講師デビューまでの流れ
講習会修了から実際に講師として働くまでの流れを時系列でまとめました:
修了当日:修了証を受け取り、求人情報の案内を受ける
1週間後:3つの介護スクールから面接の打診
2週間後:最も条件の良いスクールと契約
3週間後:先輩講師の授業を見学(2回)
1ヶ月後:初めての授業(先輩講師がサポート)
2ヶ月後:独り立ちして週2回のペースで講義
スムーズに進んだ方だと思いますが、EScollegeの修了後サポートがなければここまで早く講師デビューはできなかったと思います。
収支シミュレーション:投資対効果を検証
実際の数字で投資対効果を見てみましょう:
初期投資
- 受講料:18,000円
- 交通費:約1,000円
- 昼食代:約1,000円
- 合計:約20,000円
回収期間
- 講師料(1日):30,000円~50,000円
- つまり、最短1日で初期投資を回収可能
私の場合、初月から8日間の講師業務で約25万円の収入。圧倒的なコスパの良さに自分でも驚いています。
まとめ:看護師のセカンドキャリアとして最適な選択肢
「まさか自分が先生と呼ばれる日が来るなんて...」講習会から3ヶ月、生徒さんからの感謝の言葉を聞くたびに、この道を選んで本当に良かったと感じます。
病棟での激務に疲れ、将来に不安を感じていた私にとって、医療的ケア教員は看護師経験を最大限に活かせる理想的なセカンドキャリアでした。
特にEScollegeの講習会は:
- 受講料が他社と比べて手頃(18,000円)
- 1日完結で仕事を休む必要が最小限
- 修了後の求人紹介サポートが充実
- アクセスの良い会場(中野坂上・横浜)
という点で、忙しい現役看護師にとって受講しやすい環境が整っています。
もし今、看護師としてのキャリアに悩んでいるなら、医療的ケア教員という選択肢を検討してみてはいかがでしょうか。たった1日の投資が、人生を大きく変えるきっかけになるかもしれません。
私のように、夜勤から解放され、収入もアップし、やりがいのある新しい仕事に出会える可能性があります。一歩踏み出す勇気が、明るい未来への扉を開くのです。
看護師経験を活かして新しいキャリアを
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