介護業界転職で月収が8万円減った私が、ヒューマンライフケアで理想の職場を見つけるまでの全記録
月収35万円から27万円へ。介護施設の管理職として転職した私を待っていたのは、想像を絶する現実だった。
「前職の給与を保証します」という甘い言葉に騙され、入社3ヶ月後に基本給が大幅カットされたあの日のことは今でも忘れられない。家族を養う身として、この失敗は致命的だった。
しかし、その後ヒューマンライフケアという求人サービスに出会い、現在は月収42万円、年間休日125日という理想的な環境で働いている。この劇的な転換がどのように起きたのか、包み隠さず書いていこうと思う。
なぜ介護業界の転職は失敗しやすいのか
介護業界で15年働いてきた私が痛感しているのは、この業界の転職市場の特殊性だ。一般的な転職サイトでは見えない落とし穴がいくつも存在する。
まず、求人票の記載内容と実態の乖離が激しいという問題がある。「月給30万円以上可能」と書かれていても、それは夜勤手当や残業代を含んだ金額であることがほとんどだ。基本給は20万円を切ることも珍しくない。
さらに深刻なのは、施設の内部事情が外からは全く見えないことだ。人間関係の問題、サービス残業の常態化、休日出勤の強要など、入社してから初めて分かる問題が山積している。

ヒューマンライフケアとの出会い
転職失敗のショックから立ち直れずにいた私に、元同僚が教えてくれたのがヒューマンライフケアだった。正直、最初は半信半疑だった。「また騙されるのではないか」という不安が頭をよぎった。
しかし、実際に利用してみると、他の転職サービスとは明らかに違う点がいくつもあった。
1. 東証上場企業グループの安心感
ヒューマンライフケアは東証スタンダード市場に上場しているヒューマングループの一員だ。この事実が意味するのは、財務基盤の安定性と企業としての透明性である。
実際、提携している施設も大手が多く、給与体系や労働条件がしっかりと整備されている案件が目立った。零細施設にありがちな「社長の気分次第」という不安定さとは無縁だった。
2. 独自の研修制度と資格支援
私が特に魅力を感じたのは、転職後のキャリア支援が充実していることだった。初任者研修や実務者研修の割引制度があり、スキルアップを積極的にサポートしてくれる。
前職では「資格を取りたいなら自分でどうぞ」という冷たい対応だったが、ヒューマンライフケアではキャリアアップを組織全体で応援する文化があった。
理想の介護職場を見つける第一歩
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ヒューマンライフケアに登録してから内定を得るまで、約1ヶ月半かかった。この期間で応募した施設は7件、面接を受けたのは4件だった。
良かった点
まず驚いたのは、求人票の正確性だ。記載されている給与や勤務条件が、面接時の説明とほぼ一致していた。これは当たり前のようで、介護業界では実は珍しいことなのだ。
また、各施設の詳細な情報が事前に分かるのも大きなメリットだった。職員の平均年齢、離職率、有給取得率など、通常は聞きづらい情報も開示されていた。
担当コーディネーターのフォローも手厚く、面接前には施設の特徴や面接官の人柄まで教えてくれた。おかげで余裕を持って面接に臨むことができた。
改善してほしかった点
一方で、完璧なサービスというわけではない。いくつか不満に感じた点も正直に書いておこう。
まず、地方の求人が少ないという問題がある。私は関東圏で転職活動をしていたので問題なかったが、地方在住の友人に勧めたところ、「うちの県は求人が3件しかない」と言われてしまった。
また、高待遇の求人は競争率が高く、応募してもすぐに募集終了になってしまうケースが何度かあった。人気求人への対応スピードを上げる仕組みがあればなお良いと感じた。

他社サービスとの比較
転職活動中は、ヒューマンライフケア以外にも複数のサービスを併用していた。それぞれの特徴を比較してみよう。
| 項目 | ヒューマンライフケア | カイゴジョブ | きらケア |
|---|---|---|---|
| 求人数 | 約15,000件 | 約80,000件 | 約45,000件 |
| 対応エリア | 主要都市中心 | 全国対応 | 全国対応 |
| サポート体制 | ◎ 専任コーディネーター | ○ 電話・メール対応 | ◎ アドバイザー制 |
| 資格支援 | ◎ 割引制度あり | △ 情報提供のみ | ○ 一部支援あり |
| 企業の信頼性 | ◎ 東証上場企業 | ○ 業界大手 | ○ レバレジーズ運営 |
| 求人の質 | ◎ 大手中心で安定 | ○ 玉石混交 | ○ 幅広い |
カイゴジョブは求人数では圧倒的だが、その分質にばらつきがある印象だった。小規模施設の求人も多く、労働条件が不明確なケースも散見された。
きらケアはサポート体制が充実しており、アドバイザーの対応も丁寧だった。ただ、私の場合は管理職求人を探していたため、現場職中心の求人構成がややミスマッチだった。
結果的に、質の高い求人を効率的に探したい人にはヒューマンライフケアが最適だと感じた。特に、ある程度キャリアを積んだ人が次のステップを目指す際には心強い味方になってくれる。
転職成功のポイント
私の経験から、介護業界で転職を成功させるためのポイントをまとめておきたい。
1. 給与の内訳を必ず確認する
基本給がいくらで、各種手当がどの程度含まれているのかを詳細に確認することが重要だ。賞与の計算基準も基本給がベースになることが多いため、総支給額だけで判断してはいけない。
2. 職場見学は必須
どんなに条件が良くても、実際の職場の雰囲気を見ないことには判断できない。職員の表情、利用者との関わり方、施設の清潔さなど、現場でしか分からない情報は山ほどある。
3. 複数の転職サービスを併用する
一つのサービスだけに頼るのはリスクが高い。それぞれのサービスには得意分野があるため、複数を使い分けることで選択肢が広がる。

現在の職場での充実した日々
ヒューマンライフケアを通じて転職してから8ヶ月が経過した。現在の職場は、特別養護老人ホームの副施設長として働いている。
月収は42万円で、前職と比較して年収ベースで約180万円アップした。しかし、何より嬉しいのは仕事とプライベートのバランスが取れるようになったことだ。
年間休日は125日確保されており、有給休暇も取得しやすい環境にある。子供の運動会や授業参観にも参加できるようになり、家族との時間が大幅に増えた。
職場の人間関係も良好で、「笑顔とこころ いつでも人が真ん中」というヒューマンライフケアの理念が、提携施設にも浸透していることを実感している。
まとめ:失敗から学んだ教訓
転職に失敗し、月収が8万円も減った経験は確かに辛かった。しかし、その失敗があったからこそ、本当に信頼できる転職サービスの価値を理解することができた。
ヒューマンライフケアは完璧なサービスではない。地方の求人が少なかったり、人気求人の競争率が高かったりといった課題もある。
それでも、企業としての信頼性、求人の質の高さ、充実したサポート体制という点で、他社より一歩抜きん出ていると感じる。特に、キャリアアップを真剣に考えている介護職の方には、強く検討をおすすめしたい。
介護業界は確かに厳しい面もある。しかし、適切な職場選びさえできれば、やりがいと安定した生活の両立は十分可能だ。私の体験が、同じように転職で悩んでいる方の参考になれば幸いである。
もし今、転職を考えているなら、まずは一歩踏み出してみることだ。私のように失敗を恐れて動けずにいると、貴重な時間だけが過ぎていく。
良い職場は必ず存在する。それを見つけるための最良のパートナーとして、ヒューマンライフケアは十分その役割を果たしてくれるはずだ。