介護施設の正社員として働いていた私の手取りが、転職後に月8万円も減った。これが2年前の悪夢の始まりだった。

「大手だから安心」という理由だけで選んだ転職先。しかし実際は、基本給は低く、夜勤手当もわずか。何より衝撃だったのは、求人票に書かれていた「月給25万円〜」の文字が、実は夜勤を月8回こなした場合の最高額だったこと。

そんな失敗を経て、私は徹底的に介護業界の転職市場を研究した。そして出会ったのがパソナライフケアだった。

なぜ介護転職は失敗しやすいのか?業界の闇を暴く

介護業界で10年働いてきた私が断言する。介護転職の8割は「情報不足」が原因で失敗する

多くの求人サイトや転職エージェントは、施設側の都合の良い情報しか伝えない。例えば:

  • 「月給25万円〜」→実際は夜勤込みの金額
  • 「賞与年2回」→実際は寸志程度
  • 「残業少なめ」→サービス残業は含まれていない
  • 「アットホームな職場」→人手不足で休みが取れない

私が最初の転職で使った某大手エージェントは、こうした実態を一切教えてくれなかった。担当者は「とにかく早く決めましょう」の一点張り。結果、入社後に後悔することになった。

パソナライフケアとの出会い|他社との決定的な違い

2度目の転職活動で、私は慎重になっていた。大手3社を含む5つの転職エージェントに登録し、それぞれの対応を比較した。

その中でパソナライフケアが際立っていたのは、最初の面談で2時間もかけて私の希望を聞いてくれたこと。他社は長くても30分程度だった。

担当の佐藤さん(仮名)は、介護施設で実際に働いていた経験があるという。だからこそ、私が言わなくても現場の悩みを理解してくれた。

「山田さん、前職では夜勤明けの日も会議に呼ばれていませんでしたか?」

この一言で、この人は本当に介護現場を知っていると確信した。

初回面談で聞かれた質問の深さ

パソナライフケアの面談で印象的だったのは、給与や勤務地といった表面的な条件だけでなく、働き方の細部まで確認されたことだ。

  • 夜勤は月何回までが理想か
  • 入浴介助の頻度はどの程度が体力的に可能か
  • 認知症ケアの経験と、今後も続けたいか
  • 施設の規模(大規模or小規模)の希望
  • 通勤時間の限界ライン

特に「5年後にどんな介護職員になっていたいか」という質問には驚いた。他社では「すぐに働ける求人」ばかり勧められたのに対し、パソナライフケアは長期的なキャリアを一緒に考えてくれた。

他社との徹底比較|数字で見る違い

私が実際に利用した転職エージェント3社を比較してみる。

項目 パソナライフケア A社 B社
初回面談時間 2時間 30分 45分
紹介求人数 8件(厳選) 25件 15件
マッチング精度 90%以上 40%程度 60%程度
施設見学同行 全て同行 初回のみ なし
入社後フォロー 月1回面談 電話1回 なし
資格取得支援 全額キャッシュバック なし 割引あり

数字だけ見ると、A社の方が求人数は多い。しかし、その大半は「とりあえず」紹介されたもので、私の希望とはかけ離れていた。

パソナライフケアが紹介してくれた8件は、全て私の条件を満たしており、その中から本当に迷いながら選ぶことができた。

資格取得支援の実態|本当に実質0円なのか?

「実質0円で資格が取れる」

正直、最初は疑っていた。どこかに落とし穴があるのではないかと。

しかし、実際に利用してみると、本当に全額キャッシュバックされた。私の場合、実務者研修の受講料68,000円が、修了後3ヶ月以内に全額振り込まれた。

キャッシュバックの条件(実体験)

  1. パソナライフケアから派遣で就業していること
  2. 研修修了後も継続して勤務すること(最低3ヶ月)
  3. 所定の申請書類を提出すること

条件は厳しくない。むしろ、働きながら勉強する環境を整えてくれたことに感謝している。

研修期間中、シフトの調整も施設と交渉してくれた。土日の研修日は必ず休みにしてもらい、平日の通学日も早番固定にしてもらった。これは個人では絶対に交渉できなかったと思う。

派遣という働き方のリアル|正社員信仰を捨てた理由

「派遣って不安定じゃない?」

友人からよく言われる。確かに以前の私もそう思っていた。

しかし、介護業界において、派遣の方が正社員より待遇が良いケースが増えている。これが現実だ。

私の給与明細を公開

【正社員時代(前々職)】
基本給:180,000円
夜勤手当:5,000円×6回=30,000円
処遇改善手当:15,000円
総支給:225,000円
手取り:約185,000円

【パソナライフケア派遣(現在)】
時給:1,650円
月間勤務:160時間
夜勤手当:8,000円×4回=32,000円
総支給:296,000円
手取り:約245,000円

月6万円の差。年間にすると72万円だ。

しかも、派遣の方が夜勤回数が少ない。体への負担を考えると、この差はさらに大きい。

入社後のフォローアップ|ここまでやるか?という驚き

転職エージェントの仕事は、転職が決まったら終わり。そう思っていた。

しかしパソナライフケアは違った。入社後も月1回、担当者が施設まで来てくれる。

「最近どうですか?何か困っていることはありませんか?」

この一言がどれだけ心強いか。

実際、入社2ヶ月目に人間関係で悩んでいた時期があった。直属の先輩との相性が悪く、毎日が苦痛だった。

担当者に相談すると、すぐに施設の管理者と話し合いの場を設けてくれた。結果、シフトを調整してもらい、その先輩とは別のチームで働けるようになった。

派遣だから言いづらい」という悩みを、間に入って解決してくれる。これは本当にありがたい。

🏥 実際の職場での1日

7:00 出勤(通勤時間25分)
7:30 申し送り・朝礼
8:00 朝食介助
9:30 入浴介助(週3回)
11:00 レクリエーション活動
12:00 昼食介助
13:00 休憩(1時間しっかり取れる)
14:00 おやつ・水分補給
15:00 個別ケア・記録作成
16:00 申し送り
16:30 退勤(残業はほぼなし)

デメリットも正直に語る|パソナライフケアの弱点

ここまで良いことばかり書いてきたが、もちろん完璧なサービスではない。

1. 地域によって求人数に差がある

東京・神奈川・千葉・埼玉の求人は豊富だが、地方都市では選択肢が限られる。私の友人が岡山で利用しようとしたところ、紹介できる施設が3件しかなかったという。

2. 正社員求人は少ない

派遣・パートの求人が中心で、正社員として転職したい人には不向きかもしれない。ただし、「紹介予定派遣」という選択肢もあるので、まずは相談してみる価値はある。

3. 若手スタッフのスキルにばらつき

私の担当者は素晴らしかったが、同僚の担当者は経験が浅く、アドバイスが的外れだったという。担当者の変更は可能なので、合わないと感じたら遠慮なく申し出た方が良い。

実際に転職して変わったこと|数字と感情の両面から

転職から1年が経過した今、振り返ってみると人生が大きく変わった。

【数字で見る変化】

  • 年収:330万円→420万円(90万円UP)
  • 残業時間:月平均25時間→3時間
  • 有給消化率:30%→95%
  • 夜勤回数:月6回→月4回
  • 通勤時間:片道50分→25分

【精神面での変化】

数字以上に大きかったのは、精神的な余裕ができたこと。

以前は、休日も仕事のことばかり考えていた。「明日の夜勤、大丈夫かな」「あの利用者さんの対応、間違っていなかったかな」

今は、仕事は仕事、プライベートはプライベートと、しっかり切り分けられている。週末は趣味のキャンプを楽しみ、平日の夜は資格の勉強に充てている。

「仕事のために生きる」から「生きるために仕事をする」へ。この意識の変化が、私にとっては何より大きかった。

同僚たちの評判|リアルな声を集めてみた

私だけの意見では偏ってしまうので、同じ施設で働く派遣仲間(パソナライフケア利用者)の声も紹介する。

【40代女性・介護歴15年】
「子供が小学生になって、夜勤ができなくなった。正社員だと日勤のみは難しいけど、派遣なら自分の都合に合わせて働ける。時給も正社員時代より高いし、本当に助かってる」

【30代男性・介護歴3年】
「無資格・未経験からスタートしたけど、初任者研修も実務者研修も全額負担してもらえた。今は介護福祉士の受験勉強中。ここまでサポートしてくれるとは思わなかった」

【50代女性・介護歴20年】
「正直、最初は派遣に偏見があった。でも、むしろ派遣の方が働きやすい。サービス残業もないし、有給も取りやすい。もっと早く切り替えればよかった」

一方で、ネガティブな意見もあった。

【20代女性・介護歴1年】
「施設の正社員からは『派遣さん』って呼ばれて、少し疎外感を感じることがある。仕事内容は同じなのに」

これは施設の文化による部分が大きい。私の職場では派遣・正社員の区別なく働けているが、施設によっては壁があるのも事実だ。

パソナライフケアが向いている人・向いていない人

1年間利用してきた経験から、向き不向きをまとめてみる。

【向いている人】

  • ✅ ワークライフバランスを重視したい人
  • ✅ 今より年収を上げたい人
  • ✅ 資格取得を目指している人
  • ✅ 職場の人間関係に悩んでいる人
  • ✅ 自分のペースで働きたい人
  • ✅ 首都圏で働きたい人

【向いていない人】

  • ❌ 正社員にこだわりがある人
  • ❌ 地方都市で転職したい人
  • ❌ 管理職を目指している人
  • ❌ 1つの施設で長く働きたい人
  • ❌ ボーナスが欲しい人

特に「ボーナス」については注意が必要だ。派遣にはボーナスがない。ただし、時給が高いため、年収ベースでは正社員を上回ることが多い。

登録から就業開始までの流れ|実際のスケジュール

私の場合の実際のスケジュールを紹介する。

1日目(月曜) Web登録(所要時間:10分)
3日目(水曜) 担当者から電話→面談日程調整
5日目(金曜) 対面での面談(2時間)
7日目(日曜) 求人紹介メール(8件)
10日目(水曜) 施設見学①②(午前・午後)
12日目(金曜) 施設見学③
14日目(日曜) 応募意思の確認→応募
17日目(水曜) 顔合わせ(実質的な面接)
19日目(金曜) 採用決定の連絡
30日目(火曜) 就業開始

登録から就業開始まで約1ヶ月。これを早いと見るか遅いと見るかは人それぞれだが、じっくり検討できたので私には丁度良かった。

急いでいる人は、もっと早く進めることも可能らしい。実際、同僚は2週間で決まったと言っていた。

最後に|介護転職で悩んでいるあなたへ

「今の職場、もう限界...」

そう思いながら、毎日我慢していませんか?

2年前の私もそうでした。「介護の仕事は好きだけど、この職場は嫌い」という矛盾に苦しんでいました。

転職は勇気がいります。特に介護業界は「どこも同じ」と言われがちで、諦めている人も多いでしょう。

でも、違いました。職場が変われば、人生が変わる。これは大袈裟ではなく、私の実感です。

パソナライフケアは、その変化を支えてくれる存在でした。完璧ではないけれど、少なくとも私には最高のパートナーでした。

もし今、転職を考えているなら、一度相談してみる価値はあると思います。相談は無料ですし、合わなければ断れば良いだけです。

ただし、最終的に決めるのはあなた自身。誰かに言われたからではなく、自分の意志で一歩を踏み出してください。

その一歩が、1年後の笑顔につながることを願っています。