なぜ私は大手レンタルサーバーから月150円の格安サービスに乗り換えて年間4万円も節約できたのか?リトルサーバーの衝撃的な真実
正直に告白します。私は年間5万円も無駄にしていました。大手レンタルサーバーの「安心感」という名の呪縛に囚われて。
ある日、クレジットカードの明細を見て愕然としました。毎月4,500円。年間で54,000円。たかがブログ3つとポートフォリオサイトを運営するだけなのに...。
そんな時、友人のWeb制作会社の社長から聞いた一言が私の常識を覆しました。
「うちの会社、クライアントの小規模サイト全部月150円のサーバーで運営してるよ」
リトルサーバーとの出会い、そして2年後の現実
半信半疑でリトルサーバーのサイトを開いた瞬間、目を疑いました。本当に150円。しかもWordPress対応、SSD採用、自動バックアップ付き。
「でも、きっと何か裏があるはず...」
そう思いながらも、とりあえず1サイトだけ移転してみることに。結果から言うと、2年経った今、私の全サイトがリトルサーバーで稼働しています。

実際に使って分かった衝撃の事実
最初の1週間で気づいたことがあります。サイトの表示速度が以前より速くなったんです。PageSpeed Insightsのスコアが78から92に跳ね上がりました。
理由は単純でした。大手サーバーは1台のサーバーに数百のアカウントを詰め込んでいますが、リトルサーバーは収容数を制限しているとのこと。さらにSSDとhttp/2の組み合わせが効いているようです。
リトルサーバーの4つのプランを徹底解剖
| プラン名 | 月額(税別) | 容量 | MySQL | おすすめ度 |
|---|---|---|---|---|
| ミニプラン | 150円~ | SSD 20GB | 3個 | ★★★ |
| ワードプラン | 195円~ | SSD 30GB | 5個 | ★★★★ |
| リトルプラン | 200円~ | SSD 60GB | 10個 | ★★★★★ |
| ビッグプラン | 430円~ | SSD 120GB | 50個 | ★★★★ |
私は最初ミニプランから始めましたが、3ヶ月後にリトルプランに変更しました。理由は単純。たった50円の差で容量が3倍、MySQLが3倍以上になるからです。
大手サーバーとの容赦ない比較
私が以前使っていたエックスサーバーとさくらのレンタルサーバーと比較してみました。
| 項目 | リトルサーバー (リトルプラン) |
エックスサーバー (X10) |
さくらサーバー (スタンダード) |
|---|---|---|---|
| 月額料金 | 200円 | 990円~ | 524円 |
| 容量 | 60GB SSD | 300GB SSD | 100GB |
| 転送量制限 | 30GB/日 | 無制限 | 80GB/日 |
| MySQL数 | 10個 | 無制限 | 20個 |
| 自動バックアップ | ○(7日分) | ○(14日分) | △(有料) |
| サポート | メールのみ | 電話・メール | 電話・メール |
確かに容量やサポート体制では大手に軍配が上がります。でも、冷静に考えてみてください。個人ブログで300GBも使いますか?電話サポートって実際に使ったことありますか?

実は知られていないリトルサーバーの落とし穴
ここまで絶賛してきましたが、正直な話、万人向けではありません。2年使って気づいた「向いていない人」の特徴を挙げます。
1. アクセス数が月間100万PVを超えるサイト運営者
転送量制限が30GB/日なので、画像の多いサイトで大量アクセスがあると厳しいです。実際、私の写真ブログが月間50万PVを超えた時、転送量の警告メールが来ました。
2. 電話サポートがないと不安な初心者
メールサポートのみです。返信は翌営業日には来ますが、「今すぐ解決したい!」という場合は困るかもしれません。ただ、マニュアルは充実しているので、私は一度もサポートを使ったことがありません。
3. 大規模なECサイトを運営する企業
セキュリティ面では基本的な対策はされていますが、PCI DSSなどの高度な認証は取得していません。クレジットカード情報を直接扱うようなサイトには向きません。
リトルサーバーで実際に起きたトラブルと解決法
2年間で経験したトラブルは3回。意外と少ないと思いませんか?
1回目:WordPressの自動更新でサイトが真っ白に(私のプラグインの相性問題でした)
→ 自動バックアップから1クリックで復元。5分で解決。
2回目:メールが送信できない
→ ポート設定の問題。マニュアル通りに587番ポートに変更して解決。
3回目:サーバー全体の障害(2025年9月)
→ 30分程度でしたが、この時ばかりは焦りました。ただ、障害情報はすぐにサイトに掲載され、復旧も早かったです。
意外と知られていない裏技的な使い方
リトルサーバーの「提供ドメイン」機能が実は神機能なんです。
独自ドメインを持っていなくても、「アカウント名.lsv.jp」のような形で複数のサイトが作れます。リトルプランなら3つまで。つまり、独自ドメイン代(年間1,500円程度)も節約できるんです。
私は最初、この提供ドメインでテストサイトを作って、WordPressの新しいテーマやプラグインを試していました。本番環境を汚さずに実験できるので重宝しています。

リトルサーバーに向いている人、向いていない人
向いている人
- 個人ブログを複数運営したい人
- WordPressでポートフォリオサイトを作りたい人
- とにかくコストを抑えたい人
- ある程度自分で調べて解決できる人
- アフィリエイトサイトを量産したい人
向いていない人
- 月間100万PV以上のメディアサイト運営者
- 24時間365日の電話サポートが必要な人
- 大規模なデータベースを使う人
- 動画配信サイトを作りたい人
2年使って出した結論
リトルサーバーは「必要十分」を体現したサービスです。
確かに大手と比べると見劣りする部分もあります。でも、個人でサイトを運営する分には全く問題ありません。むしろ、余計な機能がない分、シンプルで使いやすいとさえ感じています。
私の場合、年間で約48,000円の節約になりました。この浮いたお金で新しいドメインを取得したり、有料テーマを購入したり、より生産的な投資ができています。
最後に一つだけアドバイス
もしリトルサーバーを試すなら、まずはミニプランかワードプランから始めることをおすすめします。プラン変更は管理画面から簡単にできるので、必要に応じてアップグレードすればOKです。
ただし、初月無料なので、月末に申し込むより月初に申し込んだ方がお得です。これ、意外と知られていない情報なんですよね。
サーバー選びって、結局は「自分のサイトに何が必要か」を見極めることが大切です。私の場合は、リトルサーバーがベストな選択でした。あなたにとってはどうでしょうか?