昨年の健康診断で「要経過観察」の項目が3つも増えてしまった。医師からは「薬を飲むほどではないけど、生活習慣の改善が必要」と言われたものの、具体的に何をすれば良いのか分からずに途方に暮れていた。

そんな時、友人がハーブティーを差し出してくれた。「これ、私が調合したブレンドなの。リラックス効果があるから試してみて」と。半信半疑で飲んでみると、なんとも言えない優しい香りに包まれて、張り詰めていた肩の力がスッと抜けていく感覚を覚えた。

それがきっかけで、私はメディカルハーブの世界に足を踏み入れることになった。そして出会ったのが、日本統合医学協会のメディカルハーブセラピスト資格講座だった。

完全オンラインで資格取得できる時代の恩恵

正直なところ、最初は「オンラインで本当に資格が取れるの?」という不安があった。しかし、実際に受講してみると、その心配は杞憂だったことがすぐに分かった。

講座の内容は想像以上に充実していた。21種類のハーブについて、その歴史から栽培方法、保管方法、そして実際の活用法まで、体系的に学ぶことができる。特に印象的だったのは、単なる知識の詰め込みではなく、実生活にすぐに応用できる実践的な内容が多かったことだ。

例えば、カモミールひとつとっても、「リラックス効果がある」という表面的な知識だけでなく、最適な抽出温度や時間、他のハーブとのブレンド方法、さらには妊婦さんには避けるべき理由まで、深く掘り下げて学ぶことができた。

実際の受講体験:良かった点と改善してほしい点

良かった点

まず、スマートフォンだけで学習できるのは本当に便利だった。通勤電車の中、昼休み、寝る前のちょっとした時間を有効活用できる。動画講座は1本あたり10〜15分程度にまとめられているので、隙間時間でも無理なく進められた。

また、確認テストが各章ごとに用意されているのも良かった。ただ動画を見るだけでは知識が定着しないが、テストを解くことで理解度を確認しながら進められる。間違えた問題は何度でも挑戦できるので、完全に理解するまで繰り返し学習できた。

受講生の声にもあったように、作業療法士や看護師といった医療従事者も多く受講していることを知り、講座の信頼性を感じた。実際、内容も医療現場での活用を意識したものが多く含まれていた。

改善してほしい点

一方で、いくつか気になった点もあった。まず、実習キットが含まれていないこと。ハーブの実物を手に取って学ぶ機会がないため、香りや質感を体感できない。自分で別途ハーブを購入する必要があり、初期投資が増えてしまった。

また、質問への回答に時間がかかることもあった。マイページから質問できるシステムはあるが、返答まで2〜3日待つこともあり、学習のペースが乱れることがあった。リアルタイムでの質疑応答ができるライブ配信などがあれば、もっと充実した学習体験になると感じた。

他社サービスとの比較:本当に選ぶべきはどれ?

メディカルハーブの資格講座を検討する際、他にも選択肢があることを知った。主要な3つのサービスを実際に比較検討した結果を表にまとめた。

項目 日本統合医学協会
メディカルハーブセラピスト
日本ハーブセラピスト協会
ハーブセラピスト
日本メディカルハーブ協会
メディカルハーブ検定
受講料 モニター:21,780円
一般:43,560円
68,000円 検定料:6,600円
+テキスト代:3,080円
学習期間 最大3ヶ月 6ヶ月 独学(期限なし)
学習形式 完全オンライン 通信講座+スクーリング 独学+会場試験
学べるハーブ数 21種類 30種類 15種類
実習キット なし あり(別途15,000円) なし
資格の認知度 医療機関での認知度高い 一般的 ハーブ業界で高い

比較してみると、コストパフォーマンスで見れば日本統合医学協会のモニター受講が圧倒的に有利だった。ただし、より専門的に学びたい場合は、実習キットが含まれる他社講座も検討の余地がある。

私が日本統合医学協会を選んだ決め手は、医療機関での認知度の高さだった。将来的に医療・介護の現場でハーブの知識を活かしたいと考えていたため、この点は重要だった。

資格取得後の変化:予想外の副収入も

資格を取得してから約半年が経過した今、私の生活には確実に変化が訪れている。

まず、自分自身の健康管理が劇的に改善した。以前は市販の薬に頼りがちだったが、今では症状に合わせてハーブティーをブレンドできるようになった。例えば、仕事のストレスで眠れない夜はカモミールとパッションフラワーのブレンド胃の調子が悪い時はペパーミントとジンジャーといった具合だ。

さらに予想外だったのは、この知識が副収入につながったことだ。最初は家族や友人に頼まれてオリジナルブレンドを作っていただけだったが、口コミで評判が広がり、今では月に20〜30個のオーダーを受けるまでになった。1個あたり1,500円で販売しているので、月収にして3万円ほどの副収入になっている。

メディカルハーブセラピスト講座の学習風景

受講を迷っている人へ:正直な感想とアドバイス

この講座は、以下のような人に特におすすめできる。

  • 自分や家族の健康管理に自然療法を取り入れたい人
  • 医療・介護の現場で補完療法として活用したい人
  • ハーブの知識を仕事や副業に活かしたい人
  • 完全オンラインで資格を取得したい人

逆に、以下のような人には向かないかもしれない。

  • 実習を重視し、実物のハーブを扱いながら学びたい人
  • リアルタイムでの質疑応答を重視する人
  • 資格取得だけが目的で、実際に活用する予定がない人

私の場合、モニター受講で21,780円という破格の受講料だったこともあり、費用対効果は非常に高かったと感じている。通常料金でも他社と比較すればリーズナブルだが、モニター枠があるうちに申し込むことを強くおすすめする。

最後に:ハーブがもたらしてくれた新しい世界

メディカルハーブセラピストの資格を取得してから、私の世界は確実に広がった。単に知識が増えただけでなく、自然の力を借りて健康を維持するという新しい価値観を手に入れることができた。

毎朝、その日の体調に合わせてハーブティーをブレンドする時間は、今では私にとってかけがえのない習慣になっている。そして、そのハーブティーを飲みながら、今日も誰かの健康のお手伝いができることに、小さな幸せを感じている。

もし、あなたも何か新しいことを始めたいと思っているなら、メディカルハーブの世界に足を踏み入れてみてはどうだろうか。きっと、想像以上の発見と出会いが待っているはずだ。

メディカルハーブの活用シーン

受講前に確認しておきたいポイント

  • 受講期間は最大3ヶ月(延長可能)
  • スマートフォンだけで受講可能
  • 試験は受講期間内ならいつでも受験可能
  • 資格取得後は年会費が必要(初年度無料)
  • 教材の返品・キャンセルは不可

健康への投資は、決して無駄にはならない。むしろ、将来の医療費を削減し、QOL(生活の質)を向上させる最良の方法だと、今では確信している。メディカルハーブセラピストの資格は、その第一歩として最適な選択だったと思う。