32歳、貯金残高47万円の私が結婚相談所に520万円を請求された日

銀行の明細書を見て、手が震えた。

総額520,300円

某大手結婚相談所の見積もりだった。月収26万円の私にとって、それは2年分の貯金に相当する金額。婚活を始めようと思った矢先、現実の壁にぶつかった。

しかし、その3時間後、私は全く別のサービスで活動を開始していた。そしてわずか6.6ヶ月後、理想の相手と婚約することになる。

結婚相談所の闇?料金体系の衝撃的な真実

まず、私が調査した主要な結婚相談所の料金を見てほしい。これは実際に各社のカウンセリングで提示された金額だ。

サービス名 初期費用 月会費 成婚料 平均活動期間
naco-do 29,800円 14,200円 0円 6.6ヶ月
IBJメンバーズ 252,450円 17,050円 220,000円 6.3ヶ月
エン婚活 10,780円 14,300円 0円 8.2ヶ月

ここで重要なのは、単純な月会費の比較ではないということ。実際にかかる総額を計算すると、驚くべき差が生まれる。

なぜnaco-doを選んだのか?3つの決定的な理由

正直に言うと、最初は「安いから」という理由だった。でも、実際に使ってみて分かった本当の価値は全く別のところにあった。

19.1万人という数字のリアル

「会員数が多い」というのは、どの結婚相談所も謳い文句にしている。しかし、実際に検索してみると、その違いは歴然としていた。

私の場合、希望条件を入力した際の検索結果は:

  • naco-do:2,847人
  • エン婚活:312人
  • ゼクシィ縁結び:298人

この差は、地方在住者にとっては死活問題だ。私は千葉県在住だが、東京都内限定で検索したエン婚活では、わずか87人しかヒットしなかった。

「婚約」まで面倒を見るという衝撃

他社との最大の違いは、ゴール設定だった。

エン婚活やゼクシィは「交際成立」がゴール。つまり、お付き合いが始まった時点でサポートは終了する。一方、naco-doは「婚約」までサポートが続く。

この違いを甘く見ていた私は、後に痛感することになる。

4ヶ月目の危機

交際開始から2ヶ月。順調だと思っていた関係に亀裂が入った。

彼の転勤話が浮上し、遠距離恋愛になる可能性が出てきた。普通なら「まだ付き合って2ヶ月だし...」と自然消滅するパターンだ。

しかし、担当コンシェルジュの介入で状況は一変した。

「転勤は確定ではないんですよね?まず、お二人の将来についてじっくり話し合う機会を作りましょう。私も同席させていただきます」

結果的に、彼は転勤を1年延期し、その間に結婚の準備を進めることになった。もしサポートがなければ、間違いなく別れていただろう。

月30人へのアプローチ権の威力

一般的な結婚相談所では、月10人程度しかアプローチできない。しかし、naco-doは月30人にアプローチ可能だ。

私の3ヶ月間の活動実績:

  • 申し込み人数:87人
  • マッチング成立:12人
  • 実際にデート:8人
  • 交際に発展:2人

マッチング率13.8%は決して高くない。でも、数を打てるからこそ、理想の相手に出会える確率が上がる。

隠れたデメリット:3つの不満点

ここまで良い面ばかり書いてきたが、不満がなかったわけではない。むしろ、使い始めて1ヶ月は「失敗したかも」と思うことも多かった。

1. プロフィール写真のクオリティ格差

大手結婚相談所は、プロカメラマンによる撮影が含まれている。一方、naco-doは自分で用意する必要がある。

最初、スマホの自撮りで登録したら、マッチング率は3%程度だった。結局、別途15,000円払ってプロに撮影してもらい、やっとマッチング率が上がった。

2. オンライン面談の限界

2ヶ月に1回の面談はオンラインのみ。対面でじっくり相談したいタイプの人には物足りないかもしれない。

特に、お見合いの服装や立ち振る舞いなど、実際に会って指導してもらいたい場面もあった。

3. システムの使いにくさ

正直、検索システムは他社と比べて洗練されていない。特に、条件の保存機能がなく、毎回入力し直す必要があるのは面倒だった。

💡 実際に使って分かったコツ

  1. プロフィール写真は必ず投資する(1.5万円程度)
  2. 最初の1ヶ月で30人全員にアプローチする
  3. コンシェルジュには遠慮なく相談する
  4. デート代は割り勘前提で予算を組む

他社との詳細比較:本音レビュー

私は実際に、エン婚活とゼクシィ縁結びエージェントの無料相談も受けた。その上での比較をまとめる。

比較項目 naco-do エン婚活 ゼクシィ縁結び
会員の質 ◎ 多様 ○ 都市部中心 ○ 若年層多い
サポート体制 ○ オンライン中心 △ 最小限 ◎ 手厚い
料金 ◎ コスパ最高 ◎ 安い ○ 普通
成婚までの期間 ◎ 6.6ヶ月 ○ 8.2ヶ月 △ 12ヶ月

6.6ヶ月で婚約できた3つの戦略

私が短期間で成功できた理由を振り返ると、3つの戦略があった。

戦略1:最初の2週間で50人にアプローチ

入会直後は「新規会員」として注目されやすい。このボーナスタイムを逃さず、一気に50人にアプローチした。

結果、15人とマッチングし、最初の1ヶ月で8人とデートできた。

戦略2:プロフィールの毎週更新

毎週日曜日、プロフィールの自己PR文を少しずつ更新した。これにより、検索結果で上位表示されやすくなる。

特に効果的だったのは、季節のイベントに合わせた更新だ。「桜を見に行きたい」「夏祭りが好き」など、デートのイメージがわきやすい内容にした。

戦略3:断る勇気

「せっかくマッチングしたから...」と、興味のない相手ともデートを重ねていた最初の2ヶ月。時間とお金の無駄だった。

3ヶ月目から、プロフィールとメッセージで「これは違う」と感じたら、丁寧にお断りするようにした。結果的に、質の高い出会いに集中できた。

身元確認の徹底度は想像以上

マッチングアプリとの最大の違いは、身元確認の厳格さだ。

私が提出した書類:

  • 運転免許証(本人確認)
  • 独身証明書(区役所で取得)
  • 収入証明書(源泉徴収票)
  • 学歴証明書(卒業証明書)

特に独身証明書は、既婚者の紛れ込みを完全に防げる。マッチングアプリで既婚者に騙された友人を見てきた私には、この安心感は大きかった。

デートセッティングの楽さは革命的

マッチング後のやり取りで最も面倒なのは、日程調整とお店選びだ。

naco-doでは:

  1. お互いの希望日程を登録
  2. システムが自動でマッチング
  3. スタッフがお店まで予約

この仕組みのおかげで、メッセージのやり取りは最小限で済む。仕事が忙しい人には特におすすめだ。

最終的にかかった費用の内訳

6.6ヶ月の活動で実際にかかった費用をすべて公開する。

入会金 29,800円
月会費(14,200円 × 7ヶ月) 99,400円
プロフィール写真撮影 15,000円
デート代(約30回分) 90,000円
総額 234,200円

IBJで活動していたら、52万円。その差は約29万円。この金額で、新婚旅行の費用を賄えた。

婚約後に分かった衝撃の事実

実は、婚約した相手も別の結婚相談所に登録していた。それが、月会費3万円の高額サービスだった。

彼曰く、「naco-doで出会えてラッキーだった。向こうは会員が少なくて、3ヶ月で5人としか会えなかった」とのこと。

つまり、高い料金≠良い出会いという現実を、身をもって体験した。

まとめ:naco-doが向いている人、向いていない人

向いている人

  • コスパを重視する人
  • 地方在住で出会いの選択肢を増やしたい人
  • オンラインでのやり取りに抵抗がない人
  • 3〜8ヶ月で結果を出したい人
  • 婚約までしっかりサポートしてほしい人

向いていない人

  • 対面でのきめ細かいサポートを求める人
  • プロフィール写真撮影もすべて任せたい人
  • 最新のシステムやアプリを求める人
  • 超ハイスペック層との出会いだけを求める人

私の場合、年収も容姿も平均的。それでも、19.1万人という母数の大きさと、リーズナブルな料金設定のおかげで、理想の相手と出会えた。

もし「結婚相談所は高すぎる」と諦めかけているなら、一度検討してみる価値はある。少なくとも、50万円という法外な金額を払う前に。

※ 本記事は個人の体験に基づくものです。サービス内容は変更される場合があります。最新情報は公式サイトでご確認ください。