妻から突然「今月のWiFi代、また3万円超えてる!」と怒鳴られたあの日。正直、血の気が引いた。

在宅ワークで動画会議が増え、子供たちはYouTubeとオンラインゲーム。気づけば月100GB以上使っていて、追加料金が雪だるま式に膨れ上がっていた。「このままじゃ家計が破綻する」妻の言葉は冗談ではなかった。

そんな時、同じ悩みを抱えていた同僚から聞いたのがNOZOMI WiFiだった。「容量無制限で月額料金固定」という言葉に、正直半信半疑だった。

容量無制限は本当だった?3年間の使用データを公開

まず結論から言うと、月300GB以上使っても速度制限は一度もなかった。これは事実だ。

ただし、公式サイトにも書いてある通り「P2P通信などで異常なトラフィックを検知した場合」は制限される可能性がある。つまり、普通の使い方なら問題ないということだ。

実際の通信速度測定結果

時間帯 下り速度 上り速度 使用端末
朝7時 45.2Mbps 8.1Mbps 602HW
昼12時 28.5Mbps 6.3Mbps 602HW
夜20時 22.8Mbps 5.2Mbps 602HW

動画会議に必要な速度は上下3Mbps程度。4K動画のストリーミングでも25Mbps。つまり、実用上まったく問題ない速度が出ている。

他社との本音比較|なぜNOZOMI WiFiを選んだのか

正直に言うと、最初は大手キャリアの無制限プランも検討した。でも、縛りと解約金の存在が決定的な違いだった。

主要サービス比較表

サービス名 月額料金 契約期間 解約金 速度制限
NOZOMI WiFi 非公開※ なし 0円 基本なし
WiMAX +5G 4,950円〜 2年 1,100円 3日15GB
Y!mobile Pocket WiFi 4,818円 なし 0円 月7GB〜

※料金はプランにより異なるため公式サイトでご確認ください

WiMAXは3日で15GBの制限があるし、Y!mobileは月7GBから。動画を見る我が家には論外だった。

端末選びで失敗した話|602HWと601HWの違い

最初、「最新機種がいいだろう」と601HWを選んだ。でもUSB Type-Cケーブルを持っていなくて充電できないという初歩的なミスをした。

結局602HWに交換してもらったが、実はこれが正解だった。理由は:

  • バッテリー持続時間が同じ約8.5時間
  • 通信速度も最大612Mbpsで同じ
  • USB3.0の方が汎用性が高い
  • 重量差はたった0g(どちらも約135g)

端末別おすすめユーザー

602HW:一般的な家庭・オフィス利用向け。汎用性重視

601HW:最新デバイスを使っている人向け。Type-C統一派

U2:バッテリー重視派。13時間の連続使用が可能

FS030W:5GHz帯対応。電波干渉を避けたい人向け

3年使って分かった意外なデメリット

良いことばかり書いても信用されないので、実際に困ったことも正直に書く。

1. 端末の発熱問題

夏場、長時間使用していると端末がかなり熱くなる。一度、熱暴走で通信が不安定になったことがある。対策として100均の小型扇風機で冷やしながら使うようになった。

2. 地下や山間部での電波

これはキャリアの問題だが、地下鉄の一部区間や山間部では電波が弱い。出張先で困ったことが何度かあった。

3. 同時接続台数の制限

602HWは14台まで接続可能だが、10台を超えると明らかに速度が落ちる。大家族やオフィス利用では注意が必要。

NOZOMIプロテクトは必要?385円の価値を検証

月額385円のNOZOMIプロテクト。最初は「いらないだろう」と思っていたが、子供がジュースをこぼして水没させた時、本当に助かった。

新品交換の費用を考えると、1年使えば元が取れる計算。特に子供がいる家庭や、外出先で使う機会が多い人は加入を強く勧める。

NOZOMIセキュリティ(月額550円)の必要性

正直、これは人による。すでにセキュリティソフトを使っている人には不要。ただ、3台まで保護できるので、家族全員分をカバーできるなら割安かもしれない。

申し込みで注意すべき3つのポイント

1. メールドメインの設定

「@g-sb.net」と「@nozomi-wifi.net」の受信設定を忘れずに。友人はこれを忘れて、申し込み完了メールが届かず焦っていた。

2. デビットカードは使えない

クレジットカード決済のみ。法人なら請求書払いも可能だが、個人はクレカ必須。

3. 即日決済の仕組み

申し込んだその日に初月分が決済される。月末申し込みは要注意。28日が定期決済日なので、タイミングによっては連続で引き落とされる。

結論:月3万円から解放された今

NOZOMI WiFiに変えてから、我が家の通信費は劇的に下がった。妻との関係も改善し、子供たちも気兼ねなく動画を楽しめるようになった。

もちろん、完璧なサービスではない。発熱問題や電波の届かない場所など、デメリットもある。それでも、縛りなし・解約金なしで容量を気にせず使える安心感は、他では得られない価値だと思う。

特に在宅ワークが増えた今、通信費で悩んでいる人は検討する価値がある。ただし、山間部や地下での利用が多い人、常に最高速度を求める人には向かないかもしれない。

あの日、妻に怒鳴られなければ、今も高額な通信費を払い続けていただろう。時には危機が転機になることもある。そんなことを、このルーターを見るたびに思い出す。