娘の算数テストが0点...そろばん教室に通わせても続かなかった我が家が見つけた「おおぞらパス」の意外な効果
娘の算数テストの答案用紙を見て、思わず目を疑いました。98×2=196と正しく計算できているのに、文章問題の「98円のお菓子を2個買いました。全部でいくらですか?」という問題は空白のまま...
これが、私が「おおぞらパス」というオンラインそろばん教室に出会うきっかけでした。実は以前、近所のそろばん教室に通わせていたのですが、周りの子についていけずに3ヶ月で挫折。月謝15,000円を無駄にした苦い経験があります。

おおぞらパスとは?全国珠算教育連盟十段の講師が監修
おおぞらパスは、佳日(かじつ)そろばん教室が運営する月額3,980円のオンラインそろばん学習サービスです。全国珠算教育連盟で最高位の十段を持つ高橋佳朗先生が監修しています。
正直、最初は「オンラインでそろばん?無理でしょ」と半信半疑でした。でも、入会金0円で3ヶ月から始められるということで、ダメ元で申し込んでみたんです。
サービスの基本情報
- 月額料金:3,980円(税込)
- 入会金:0円
- 最短利用期間:3ヶ月
- 対象年齢:「上の玉ひとつで5」と認識できる年齢から
- 必要なもの:スマホ・タブレット・PCのいずれか、インターネット環境、Googleアカウント
実際に使ってみて感じた5つの特徴
1. 配信動画が見放題という安心感
教室だと一度聞き逃したら終わりですが、動画なら何度でも繰り返し見られるのが本当に助かります。娘は特に繰り下がりの計算でつまづいていたので、その部分だけ10回以上見直しました。
ただし、動画の音質が時々不安定になることがあり、イヤホンを使った方が聞き取りやすいかもしれません。

2. 「計算」と「日常」をつなぐオリジナル課題
これが一番驚いた点です。単純な計算問題だけでなく、「98円のネギ20本でいくら?」といった実生活に即した問題が出題されるんです。
娘も最初は戸惑っていましたが、スーパーでの買い物中に「これ、そろばんの問題みたい!」と言い出すようになりました。算数が身近に感じられるようになったのは、予想外の効果でした。
3. スマホでサクサク課題提出
テキストは鉛筆で解いて、課題提出はスマホで写真を撮って送るだけ。この手軽さが続けられる秘訣かもしれません。
ただ、写真がぼやけていると再提出を求められることがあるので、明るい場所で撮影することをおすすめします。
4. 個人の進度に合わせた教材郵送
進級すると自動的に次の教材が送られてくるシステムは便利です。追加料金もかからないので、どんどん進みたい子にはありがたいですね。
我が家の場合、申し込みから3日で最初の教材とそろばんが届きました。15桁の樺玉そろばんで、思ったよりしっかりした作りでした。
5. つまづき分析で弱点克服
Google Classroomを使った学習記録が残るので、どこでつまづいたか一目瞭然です。講師からのフィードバックも1〜3日以内に返ってきます。
リアルタイムではないので、すぐに質問の答えが欲しい場合は少しもどかしいかもしれません。
他社サービスとの比較
実際に検討した他のオンラインそろばん教室と比較してみました。
| サービス名 | 月額料金 | 入会金 | 指導方法 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| おおぞらパス | 3,980円 | 0円 | 動画配信+課題提出 | 教材込み、十段講師監修 |
| そろばんホームスクール | 8,800円 | 11,000円 | リアルタイムレッスン | 週2回のライブ授業 |
| インターネットそろばん学校 | 5,500円 | 5,500円 | 動画+メール質問 | 検定対策重視 |
価格面ではおおぞらパスが圧倒的にコスパが良いです。リアルタイムレッスンがない分、料金が抑えられているんですね。
8ヶ月使って感じたメリット・デメリット
メリット
- 時間に縛られない:好きな時間に学習できるので、他の習い事との両立がしやすい
- 繰り返し学習できる:苦手な部分を何度でも見直せる
- プレッシャーが少ない:周りと比較されないので、マイペースで進められる
- コストパフォーマンス:教材費込みで月3,980円は破格
- 親も一緒に学べる:動画を見ながら親子で学習できる
デメリット
- 自己管理が必要:強制力がないので、モチベーション維持が課題
- リアルタイム指導なし:その場での質問ができない
- 検定受験は別途手配:教室での受験はできない
- 競争心が育ちにくい:他の生徒との切磋琢磨がない

こんな人におすすめ
実際に使ってみて、以下のような方に特におすすめだと感じました。
- そろばん教室に通わせたいけど、送迎が難しい方
- 集団学習が苦手なお子さんをお持ちの方
- まずは手軽に始めてみたい方
- 大人の学び直しを考えている方
- 海外在住で日本のそろばん教育を受けさせたい方
実際の学習の流れ
我が家での学習パターンを紹介します。
- 平日夕方30分:動画を見ながらテキスト学習
- 土曜日午前:1週間分の課題をまとめて撮影・提出
- 日曜日:返ってきたフィードバックを確認、復習
この流れで、無理なく続けられています。特に土曜日にまとめて課題提出するスタイルは、平日の負担が少なくて良いですね。
気になる質問への回答
本当に月額3,980円以外かからない?
基本的にはかかりません。ただし、ワンタッチそろばんなどのオプション教材を購入する場合や、海外への発送には別途費用が必要です。
そろばんがなくても始められる?
はい、最初の教材と一緒に15桁の樺玉そろばんが送られてきます。すでにそろばんを持っている場合は、古くなったタイミングで新しいものを送ってもらえます。
途中でやめられる?
最短利用期間は3ヶ月なので、それ以降はいつでも解約可能です。我が家も最初は3ヶ月のつもりでしたが、娘が楽しんでいるので続けています。
8ヶ月後の娘の変化
最初は計算と文章問題の繋がりが理解できなかった娘ですが、今では買い物の際に「これとこれを買ったら...」と暗算するようになりました。算数のテストも平均70点から90点台に上がり、自信もついてきたようです。
ただ、検定を受けたいと言い出したときは、近くの教室を探す必要があったのが少し手間でした。
まとめ:コスパ重視なら試す価値あり
おおぞらパスは、月額3,980円という破格の料金設定が最大の魅力です。教材費も込みで、十段講師の指導が受けられるのは他にはない強みでしょう。
リアルタイムレッスンがない分、自己管理は必要ですが、逆に時間に縛られない自由さは、忙しい現代の家庭にぴったりです。
3ヶ月から始められるので、「そろばんって本当に効果あるの?」と迷っている方は、まず試してみることをおすすめします。我が家のように、思わぬ効果を実感できるかもしれません。
特に、教室に通って挫折した経験がある方や、送迎が難しい方には、新しい選択肢として検討する価値があると思います。娘のように、自分のペースで着実に力をつけていけるはずです。