貯金15万円しかない私が大阪で部屋を借りられたなんて、3ヶ月前の自分に言っても絶対に信じないでしょう。不動産屋を5軒回って絶望していた私が、なぜ今、梅田まで電車で20分の場所に住めているのか。その答えは、ある日偶然見つけた「初期費用3万円」という信じられない広告にありました。

正直、最初は詐欺だと思いました。大阪の賃貸相場を調べれば調べるほど、普通に部屋を借りるには最低でも40〜50万円は必要だという現実に打ちのめされていたからです。

予想外の出費に泣いた不動産屋巡り

転職を機に大阪への引っ越しを決めた私は、まず大手不動産会社を訪問。提示された見積もりを見て、顔が青ざめました。

  • 敷金:家賃2ヶ月分(10万円)
  • 礼金:家賃2ヶ月分(10万円)
  • 仲介手数料:家賃1ヶ月分(5万円)
  • 前家賃:5万円
  • 火災保険:2万円
  • 鍵交換費用:2万円
  • 保証会社利用料:3万円

合計37万円。これに引っ越し代と家具家電を揃える費用を加えると、軽く50万円を超える計算に。

「これが普通ですよ」という営業マンの言葉が、今でも耳に残っています。

偶然見つけたクロスハウスという選択肢

諦めかけていた時、友人から「シェアハウスなら初期費用が安いよ」という情報を聞きました。半信半疑でネット検索していると、「初期費用3万円」「家具家電付き」という文字が目に飛び込んできました。

それがクロスハウスとの出会いでした。

サイトを見ると、10万人以上が利用しているという実績。でも、本当にそんな条件で部屋が借りられるのか?隠れた費用があるのではないか?疑問は尽きませんでした。

実際に内見して分かったこと

オンラインで申し込み、翌日には内見の予約が取れました。対応の速さに驚きつつ、実際に物件を見学。

正直に言うと、豪華な部屋ではありません。でも、生活に必要なものは全て揃っていました:

  • ベッド(マットレスは別)
  • 机と椅子
  • エアコン
  • 照明器具
  • カーテン
  • 共用キッチンには冷蔵庫、電子レンジ、炊飯器
  • 洗濯機(共用)

シェアハウスタイプだったので、キッチンやお風呂は共用。最初は抵抗がありましたが、掃除は週3回スタッフが行ってくれるという点が決め手になりました。

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初期費用10万円の内訳を公開

実際に私が支払った金額を詳しく説明します:

項目 金額
初期費用(キャンペーン価格) 30,000円
初月家賃(日割り) 35,000円
マットレスレンタル(5ヶ月分前払い) 5,500円
布団セットレンタル(5ヶ月分前払い) 5,500円
引っ越し代(単身パック) 25,000円
合計 101,000円

敷金・礼金・仲介手数料が本当に0円でした。これは嘘ではありませんでした。

クロスハウスの室内写真

他社サービスとの徹底比較

クロスハウスを選ぶ前に、他のシェアハウスサービスや家具付き賃貸も検討しました。実際に問い合わせた結果を比較表にまとめました:

項目 クロスハウス O社(大手シェアハウス) R社(家具付き賃貸)
初期費用 3万円〜 10万円〜 20万円〜
月額家賃 5万円〜 5.5万円〜 7万円〜
敷金・礼金 0円 1ヶ月分 2ヶ月分
仲介手数料 0円 0円 1ヶ月分
最短契約期間 1ヶ月 3ヶ月 6ヶ月
年齢制限 18-39歳/49歳 18-35歳 制限なし
清掃サービス 週3回 週2回 なし
物件数(大阪) 多数 少ない 限定的

O社は東京では有名ですが、大阪の物件数が少なく、選択肢がほとんどありませんでした。R社は個室で快適そうでしたが、初期費用が高すぎて論外でした。

実際に住んでみて感じたメリット・デメリット

予想以上に良かった点

1. 人間関係が思ったより楽
シェアハウスと聞くと、住人同士のトラブルを心配していましたが、意外にも快適でした。共用スペースで会えば挨拶する程度で、過度な干渉はありません。

2. 光熱費込みで家計管理が楽
月額料金に水道光熱費が含まれているので、毎月の支出が一定。エアコンを使いすぎても追加料金がかからないのは精神的に楽です。

3. 立地が意外と良い
初期費用が安い分、立地は期待していませんでしたが、最寄り駅まで徒歩10分、梅田まで電車で20分という好立地でした。

クロスハウスの共用キッチン

正直微妙だった点

1. プライバシーの確保が難しい時がある
個室といっても防音性は期待できません。隣の部屋の目覚ましの音で起きることもあります。

2. 共用設備の利用時間が被る
朝の出勤時間帯は、シャワーや洗面所が混雑します。早起きするか、時間をずらす工夫が必要でした。

3. 荷物の保管場所が限られる
部屋は6畳程度で、収納スペースも限定的。大きな荷物がある人には向いていないかもしれません。

こんな人におすすめ・おすすめしない

クロスハウスが向いている人

  • 初期費用を抑えて大阪で新生活を始めたい人
  • 短期間(1〜6ヶ月)だけ大阪に住む予定の人
  • 家具家電を揃える手間を省きたい人
  • 共同生活に抵抗がない人
  • 掃除が苦手で、清掃サービスがある方が良い人

他の選択肢を検討した方が良い人

  • 完全なプライバシーを重視する人
  • 大量の荷物がある人
  • ペットを飼いたい人(ペット不可)
  • 50歳以上の人(年齢制限あり)
  • 自炊を頻繁にする人(共用キッチンなので)

入居までの流れと注意点

実際に私が経験した入居までのステップを時系列で説明します:

  1. オンライン申し込み(所要時間:10分)
    サイトから希望物件を選んで基本情報を入力。この時点では費用は発生しません。
  2. 内見予約の連絡(申込翌日)
    担当者から電話があり、内見日時を調整。対応が早くて驚きました。
  3. 内見当日(申込から3日後)
    実際に物件を見学。複数の部屋タイプを見せてもらえました。
  4. 契約手続き(内見から2日後)
    オンラインで契約書類の確認と提出。身分証明書と収入証明が必要でした。
  5. 初期費用の支払い(契約翌日)
    クレジットカード払いも可能でした。分割払いにも対応しているようです。
  6. 入居(支払いから3日後)
    鍵の受け渡しと簡単な説明を受けて入居完了。申し込みから1週間で住み始められました。

契約時の注意点

収入審査について
月収が家賃の3倍以上あることが目安とのこと。私は転職直後でしたが、内定通知書の提示で問題なく審査を通過できました。

退去時の注意
1ヶ月前の申請で途中解約可能ですが、初期費用は返金されません。また、マットレスレンタルは5ヶ月分の前払いなので、短期入居の場合は購入した方が安い場合もあります。

クロスハウスの個室

実際の生活費はどれくらい?

クロスハウスに住んで3ヶ月が経過した現在の、1ヶ月の生活費を公開します:

項目 金額
家賃(光熱費込み) 52,000円
食費 35,000円
交通費 8,000円
通信費(スマホ・Wi-Fi) 3,000円
日用品・雑費 10,000円
交際費・娯楽費 20,000円
合計 128,000円

一人暮らしの時と比べて、光熱費の心配がないのが大きいです。エアコンをガンガン使っても追加料金なしは本当に助かります。

入居後のリアルな日常

朝6時半、隣の部屋のアラームで目が覚める。これがクロスハウス生活の日常です。最初はイライラしましたが、規則正しい生活リズムが身についたので、今では感謝しています(本当です)。

共用キッチンで朝食を作っていると、同じフロアの住人と顔を合わせます。「おはようございます」の挨拶から始まる緩い繋がり。深入りはしないけど、完全に孤独でもない。この距離感が、意外と心地良いんです。

週3回の清掃サービスは想像以上に快適でした。トイレやお風呂の掃除をしなくていいって、こんなに楽なんだと実感。その分、自分の時間を有効活用できています。

予想外だった出来事

入居して1ヶ月目、共用リビングで同じIT企業で働く住人と出会いました。業界の情報交換ができる仲間ができるとは思っていなかったので、これは嬉しい誤算でした。

ただし、全員が友好的というわけではありません。挨拶を返さない人もいますし、共用設備を汚したまま放置する人もいます。これは集合住宅の宿命かもしれません。

まとめ:クロスハウスは「つなぎ」として最高の選択肢

3ヶ月住んでみて思うのは、クロスハウスは「永住する場所」ではなく「次のステップへの橋渡し」として素晴らしい選択肢だということです。

初期費用10万円で大阪生活をスタートできたおかげで、残りの5万円は緊急時の備えとして残せました。この心理的な安心感は、新生活のストレスを大幅に軽減してくれました。

今は毎月3万円ずつ貯金して、来年には一人暮らしを始める予定です。でも、クロスハウスでの経験がなければ、大阪での生活自体を諦めていたかもしれません。

完璧ではないけど、十分に価値がある。それがクロスハウスに対する私の正直な評価です。

もしあなたが、限られた予算で大阪での新生活を検討しているなら、選択肢の一つとして真剣に考える価値はあります。ただし、過度な期待は禁物。あくまで「スタート地点」として捉えることが、満足度を高める秘訣だと思います。

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