エアコンから黒い粉が噴き出してきたとき、私はただの埃だと思っていた。しかし、その正体を知った瞬間、全身に鳥肌が立った。

「これ、カビの塊ですよ」

アールクリーニングの技術者が取り出した真っ黒なフィルターを見せられたとき、私は自分が何年もこの空気を吸っていたことに戦慄した。

予想外の健康被害の発覚

実は、長年悩まされていた原因不明の咳と鼻水。医者にも「アレルギー体質ですね」と言われるだけで、具体的な原因は分からずじまいだった。

しかし、エアコンクリーニング後、症状が劇的に改善したのだ。まさかエアコンが原因だったとは...

アールクリーニングとの出会い

正直に言うと、最初は「どこも同じでしょ」と思っていた。しかし、友人から聞いた一言が私の考えを変えた。

分解洗浄の深さが違うんだよ。他社は表面だけだけど、アールは奥まで徹底的にやってくれる」

半信半疑で依頼したが、その作業の丁寧さには正直驚かされた。

驚きの作業工程

朝9時、約束通りに到着したスタッフ。まず驚いたのは、養生の徹底ぶりだった。床から壁まで、ビニールで完璧にカバー。

「お客様の大切なお部屋を汚さないように」という一言に、プロ意識を感じた。

そして始まった分解作業。エアコンのカバーを外すと、そこには...

想像を絶する汚れの世界が広がっていた。

衝撃の洗浄現場

高圧洗浄機から勢いよく噴射される水。最初は透明だった排水が、みるみるうちに真っ黒な液体に変わっていく。

「これ全部、エアコンの中にあったんですか?」

私の質問に、技術者は苦笑いを浮かべながら答えた。

「実はこれでもまだ序の口です。本当の汚れは熱交換器の奥にあるんです」

プロならではの技術力

一般的なエアコンクリーニングとの違いを目の当たりにしたのは、熱交換器の洗浄時だった。

  • 独自開発の専用洗剤を使用
  • 角度を変えながらの丁寧な洗浄
  • 見えない部分まで徹底的に洗浄
  • 最後は防カビコーティングで仕上げ

作業時間は約2時間。その間、技術者は一度も手を抜くことなく、黙々と作業を続けていた。

他社との比較検証

実は今回、アールクリーニングを選ぶ前に、他社とも比較検討していた。その結果を表にまとめてみた。

項目 アールクリーニング A社 B社
価格(通常エアコン) 9,500円 8,800円 12,000円
作業時間 約2時間 約1時間 約1.5時間
分解洗浄の深さ 熱交換器奥まで徹底 表面のみ 中程度
防カビコーティング 標準装備 オプション(+3,000円) なし
保証期間 2週間 1週間 なし

価格だけ見ればA社の方が安い。しかし、作業内容の充実度を考えると、アールクリーニングのコストパフォーマンスは圧倒的だった。

実際に体験して分かったメリット

単純な価格比較では見えてこない、実際に利用して感じたメリットがある。

まず、養生の丁寧さ。A社の友人宅では、床が水浸しになったと聞いていたが、アールクリーニングでは一滴も水が落ちなかった。

次に、説明の分かりやすさ。なぜこの作業が必要なのか、どんな効果があるのか、素人にも理解できるように説明してくれた。

クリーニング後の劇的な変化

作業完了後、エアコンをつけた瞬間の感動は今でも忘れられない。

まず驚いたのは風量の違い。同じ設定なのに、明らかに風が強くなっている。そして何より、あの嫌な臭いが完全に消えていた

電気代にも変化が。クリーニング前と比べて、約20%も削減できた。年間で計算すると、クリーニング代の元が取れる計算だ。

正直な不満点も

完璧なサービスはない。アールクリーニングにも改善してほしい点はある。

まず、予約の取りにくさ。特に6月から8月の繁忙期は、希望日の2週間前でも予約が埋まっていることが多い。

また、キャンセル規定が厳しい。3日前を過ぎるとキャンセル料が発生するため、急な予定変更には対応しにくい。

それでも選ぶ理由

不満点はあるものの、それを上回るメリットがある。

何より健康への投資と考えれば、年1〜2回のクリーニングは決して高くない。実際、あの咳と鼻水から解放されたことを考えれば、むしろ安いくらいだ。

意外な発見:他の場所も依頼してみた

エアコンクリーニングの満足度が高かったので、試しにレンジフードの清掃も依頼してみた。

これがまた想像以上の汚れだった。油でギトギトだったレンジフードが、新品のようにピカピカに。料理をする妻も「吸引力が全然違う!」と大喜びだった。

トータルコストで考える

エアコン2台とレンジフードをセットで依頼すると、割引が適用される。個別に頼むより約15%もお得になった。

サービス内容 通常価格 セット価格
エアコン2台 19,000円 32,000円
(4,600円お得)
レンジフード 17,600円

プロに聞いた維持管理のコツ

作業中、技術者から教えてもらった日常メンテナンスのコツが意外と役立っている。

  • フィルターは2週間に1回掃除する
  • 使用後は10分間送風運転で内部を乾燥
  • 室外機の周りは風通しを良くする
  • 年に1回はプロのクリーニングを

特に送風運転は効果的で、カビの発生を大幅に抑えられるとのこと。実際、次のクリーニング時の汚れ具合が全然違った。

8ヶ月後の再依頼で分かったこと

前回のクリーニングから8ヶ月。さすがに汚れが気になってきたので、再度アールクリーニングに依頼した。

驚いたのは、顧客情報がしっかり管理されていたこと。前回の作業内容や気をつけるポイントなど、すべて把握していた。

「前回、この部分の汚れがひどかったので、今回は特に念入りに洗浄しますね」

こういった細かい配慮が、リピーターが多い理由なのだろう。

2回目で気づいた進化

8ヶ月ぶりの利用で気づいたのは、サービスが進化していたこと。

新たに導入されたエコ洗剤は、洗浄力はそのままに、環境への負荷を軽減。小さな子どもがいる我が家には嬉しい改良だった。

コロナ禍での対応も万全

現在の状況下で気になるのが感染対策。アールクリーニングの対応は徹底していた。

  • 作業員の検温・マスク着用は当然
  • 作業前後の手指消毒
  • 使用する道具もすべて消毒済み
  • 希望すればウイルス除菌プランも選択可能

実際、作業員の方は玄関で靴を履き替え、手袋も新品を使用。ここまで徹底されていると、安心して任せられる。

失敗談:他社での苦い経験

実は以前、価格の安さに惹かれて別の業者を利用したことがある。その時の経験が、アールクリーニングの良さを再認識させてくれた。

まず、養生が雑で床が水浸しに。さらに、エアコンの部品を壊されてしまい、結局修理代で高くついた。

「安物買いの銭失い」とはまさにこのこと。プロの技術には、それなりの対価が必要なのだと痛感した。

まとめ:投資する価値はあるか

正直に言えば、9,500円という金額は決して安くない。しかし、得られる効果を考えれば、十分に投資する価値があると断言できる。

特に以下のような人にはおすすめしたい:

  • アレルギー症状に悩んでいる人
  • 小さな子どもがいる家庭
  • 電気代を節約したい人
  • エアコンの効きが悪くなったと感じる人

ただし、繁忙期の予約の取りにくさや、キャンセル規定の厳しさは覚悟しておく必要がある。

それでも、あの真っ黒な排水を見てしまった今、もう素人清掃には戻れない。健康と快適な生活のための投資と考えれば、年1〜2回のプロによるクリーニングは必要経費だろう。

次回は浴室クリーニングも検討中。19,500円と少し高めだが、カビとの格闘から解放されるなら...と前向きに考えている。