200万円。この金額を見た瞬間、私の手は震えていました。

同じキッチンリフォームの見積もりなのに、A社は350万円、B社は150万円。まさかこんなに差があるなんて

妻と顔を見合わせながら「本当に同じ工事内容?」と何度も確認しました。でも、仕様書を見比べても、使う設備も工事内容もほぼ同じ。なぜこんなことが起きるのか?

リフォーム業界の不透明な価格設定の実態

実は、リフォーム業界には「定価」という概念がありません。同じ工事でも、会社によって価格が2倍、3倍違うことは珍しくないんです。

私がリフォームを検討し始めたのは、築15年の自宅のキッチンが限界を迎えたから。コンロは火がつきにくくなり、換気扇からは異音が…。でも、どこに頼めばいいのか全くわからない。

近所の工務店に声をかけてみたものの、「今は忙しくて…」と断られ、大手に問い合わせると「まずはショールームに」と言われ、行ってみると高額な見積もりを提示される。

この時点で既に疲れ果てていました。

リショップナビとの出会い

そんな時、会社の同僚から「リショップナビ使ってみたら?」と言われました。正直、最初は半信半疑でした。「どうせ高い会社を紹介されるんでしょ」と。

でも、藁にもすがる思いで申し込んでみると、30秒ほどの簡単な入力で完了。その後すぐに、コンシェルジュから電話がかかってきました。

コンシェルジュの対応に驚いた理由

電話の向こうの女性は、まず私の要望を細かく聞いてくれました。

  • 予算はどのくらいか
  • どんなキッチンにしたいか
  • 工事はいつ頃がいいか
  • 家族構成や生活スタイル

そして驚いたのは、「高い会社と安い会社、両方紹介しますね」と言われたこと。普通、紹介サービスって高い会社ばかり勧めてくるイメージがあったので。

5社から見積もりを取って分かったこと

リショップナビから紹介された5社すべてから見積もりを取りました。結果は以下の通り:

会社名 見積もり金額 特徴
A社(大手) 350万円 アフターサービス充実、ブランド力
B社(地元工務店) 150万円 価格重視、シンプル施工
C社(中堅) 220万円 バランス型、実績豊富
D社(専門店) 180万円 キッチン特化、技術力高い
E社(新興) 160万円 若い職人多い、フットワーク軽い

この差を見て、改めてリフォーム業界の価格設定の不透明さを実感しました。

なぜリショップナビは無料なのか?

ここで疑問に思ったのが、なぜこんなサービスが無料で使えるのかということ。

調べてみると、リショップナビは成約した際にリフォーム会社から手数料をもらう仕組み。つまり、私たち利用者は一切お金を払わなくていいんです。

でも、ここで新たな疑問が。「じゃあ、手数料を払う分、工事費が高くなるんじゃない?」

実際に直接問い合わせた会社と、リショップナビ経由の会社の見積もりを比較してみました。驚いたことに、リショップナビ経由の方が安かったんです。

価格が安くなる理由

これには理由があります。リフォーム会社にとって、新規顧客を獲得するコストは莫大。チラシを配ったり、営業マンを雇ったり、ショールームを維持したり…。

でも、リショップナビ経由なら、既にリフォームを検討している人だけが来るので、無駄な営業コストがかかりません。その分、価格を下げられるというわけです。

実際に使ってみて感じたメリット

1. とにかく楽

自分で5社に連絡して、日程調整して、同じ説明を5回する…。考えただけでも大変です。でも、リショップナビなら一度の入力で済みます。

2. 断るのが楽

これ、意外と重要です。直接やり取りしていると、断るのって気まずいんですよね。でも、リショップナビ経由なら「他社に決めました」の一言で済みます。

3. 悪質業者が排除されている

1800社の提携会社があるそうですが、審査基準をクリアした会社だけ。実際、紹介された5社とも、対応は丁寧でした。

リフォーム事例

デメリットも正直に書きます

もちろん、完璧なサービスなんてありません。使ってみて感じたデメリットも書いておきます。

1. 電話がかかってくる

申し込むと、まずコンシェルジュから電話があります。その後、各リフォーム会社からも連絡が。電話が苦手な人にはちょっと負担かも。

2. 地域によって紹介数に差がある

都市部なら5社紹介されますが、地方だと2〜3社しかない場合も。私の実家(田舎)で試したら、3社しか紹介されませんでした。

3. 最終的な判断は自分

当たり前ですが、どの会社にするかは自分で決めないといけません。「一番いい会社を選んでください」というわけにはいきません。

他のサービスとの比較

リフォーム会社紹介サービスは他にもあります。主要3社を比較してみました。

サービス名 提携会社数 最大紹介数 特徴
リショップナビ 1800社 5社 コンシェルジュサポート、安心保証制度
ホームプロ 1200社 8社 匿名相談可能、工事完成保証
リフォーム評価ナビ 900社 5社 口コミ重視、自治体連携

それぞれ特徴がありますが、リショップナビの強みはコンシェルジュのサポート提携会社の多さでしょうか。

リショップナビの安心保証制度について

実は、これが決め手の一つでした。万が一、契約したリフォーム会社が倒産した場合、前払い金の返還や代替会社の紹介をしてくれるんです。

「そんなこと滅多にないでしょ」と思うかもしれませんが、実際、リフォーム業界は小規模事業者が多く、倒産リスクはゼロではありません。

私の知人も、リフォーム中に会社が倒産して大変な目に遭いました。工事は中断、前払い金は戻らず、結局別の会社に頼み直して二重の出費に…。

リフォーム後のキッチン

実際の利用者の声を集めてみた

私以外の利用者はどう感じているのか、口コミを調べてみました。

良い口コミ

  • 「見積もり比較で50万円も安くなった」(40代女性)
  • 「コンシェルジュが親身になって相談に乗ってくれた」(50代男性)
  • 「断る時も代わりに連絡してくれて助かった」(30代女性)

悪い口コミ

  • 「電話が多くて困った」(60代男性)
  • 「地方なので2社しか紹介されなかった」(40代女性)
  • 「結局自分で選ばないといけないから大変」(50代女性)

概ね好評ですが、やはり電話の多さを指摘する声は多いですね。

どんな人におすすめか

実際に使ってみて、以下のような人には特におすすめだと感じました:

  • 相場がわからない初心者
  • 複数社を比較したいけど時間がない人
  • 悪質業者を避けたい人
  • 交渉や断るのが苦手な人

逆に、以下のような人には向かないかも:

  • 電話でのやり取りが嫌いな人
  • 既に信頼できる業者がいる人
  • とにかく最安値だけを求める人

申し込み時の注意点

実際に申し込む際は、以下の点に注意してください:

1. 希望を明確にしておく

コンシェルジュから電話がかかってきた時、曖昧な返答だと適切な会社を紹介してもらえません。予算、工事内容、希望時期は最低限決めておきましょう。

2. 比較ポイントを決めておく

価格だけで選ぶと失敗します。アフターサービス、施工実績、担当者の対応など、何を重視するか決めておくと選びやすいです。

3. 即決しない

営業マンは「今日決めてもらえれば◯万円引き」とか言ってきますが、焦らないこと。じっくり比較検討することが大切です。

まとめ:使ってよかった?

結論から言うと、使ってよかったです。

最終的に私はD社(キッチン専門店)に決めました。価格は最安値ではありませんでしたが、専門知識が豊富で、提案内容が一番良かったから。

もしリショップナビを使っていなかったら、最初に行った大手の350万円で契約していたかもしれません。170万円の差額を考えると、ゾッとします。

ただし、これはあくまで「比較のきっかけ」を提供してくれるサービスだということは理解しておいてください。最終的な判断は自分でしないといけません。

でも、そのきっかけがあるかないかで、数十万、数百万の差が出るのがリフォームの世界。その意味で、リショップナビの存在価値は大きいと感じました。

リフォームを検討している方は、一度使ってみる価値はあると思います。無料ですしね。

ただ、電話が苦手な方は、心の準備をしてから申し込んでください。それさえクリアできれば、きっと満足できるはずです。