未経験でも年収600万?ササエルで驚愕の転職成功率を叩き出す人たちの共通点
「転職後3ヶ月で年収が2倍になった」
元飲食店スタッフの友人からLINEで送られてきたこの一文に、正直目を疑いました。彼がIT業界に転職したことは知っていましたが、まさかここまでの変化があるとは...
詳しく話を聞いてみると、ササエルというオンラインスクールでインフラエンジニアのスキルを身につけたというのです。最も衝撃的だったのは、受講生全員に専用のVPS(仮想サーバー)が提供されるという点でした。
実際に触れるサーバーがある衝撃
IT系のオンラインスクールを調べたことがある方なら分かると思いますが、ほとんどのスクールは動画を見て、課題をこなして、質問して...という流れです。しかし実務では、実際のサーバーを触る経験が何より重要になります。

ササエルでは、Windows ServerのレンタルサーバーでおなじみのWinserverが提供するWindows VPSを、受講生1人につき1台用意しています。これは業界初の試みだそうです。
実際に私も体験してみましたが、動画を見ながら同時にサーバーを操作できるのは、想像以上に学習効率が高いと感じました。特に以下の点で差を実感しました:
- コマンドを打ち間違えた時の挙動を実際に確認できる
- 設定変更の結果がリアルタイムで分かる
- トラブルシューティングの経験が積める
- 本番環境に近い状況で練習できる
19,800円という価格設定の裏側
正直、最初に料金を見た時は「安すぎて怪しい」と思いました。他社のエンジニアスクールが30万円〜100万円という価格帯の中、税込19,800円からという設定は異常とも言えます。
しかし実際に受講してみると、この価格設定には明確な理由がありました:
| 項目 | ササエル | TechAcademy | RaiseTech |
|---|---|---|---|
| 受講料金 | 19,800円〜 | 174,900円〜 | 398,000円 |
| 専用サーバー提供 | あり(1人1台) | なし | なし |
| メンター | 現役エンジニア | 現役エンジニア | 現役エンジニア |
| 転職サポート | 記載なし | あり | あり |
| 学習期間 | 自分のペース | 4週間〜16週間 | 4ヶ月 |
現役エンジニアメンターの本音トーク
メンター制度についても触れておかなければなりません。私が質問した際の対応は、想像以上に実践的でした。
例えば、「このエラーはどう解決すればいいですか?」という質問に対して、単に答えを教えるのではなく、「実際の現場ではまず何を確認するか」から教えてくれました。ログの見方、問題の切り分け方、ググり方まで...
ただし、メンターへの質問は営業時間(平日9-12時、13-17時)に限られるため、夜間や週末メインで学習したい人には不便かもしれません。

スマホで学習できるけれど...
「スマホ完全対応」という触れ込みは確かに魅力的です。通勤電車の中で動画を見て、帰宅後にPCでサーバー操作...という使い方ができます。
しかし実際のところ、サーバー操作はPCでないと厳しいというのが本音です。コマンドラインでの作業が中心になるため、スマホだけで完結させるのは現実的ではありません。
転職成功率の真実
冒頭で紹介した友人のように、確かに転職に成功している人は多いようです。ただし、ササエル自体に転職サポートは含まれていない点は要注意です。
つまり、スキルは身につくけれど、転職活動は自力で行う必要があります。とはいえ、実際にVPSを操作した経験は面接でも大きなアピールポイントになるでしょう。
向いている人、向いていない人
約2ヶ月間ササエルを利用してみて、以下のような人には特におすすめできると感じました:
向いている人
- とにかく手を動かして学びたい人
- 自己管理ができる人(期限がないため)
- インフラエンジニアという職種に明確な興味がある人
- 初期投資を抑えたい人
向いていない人
- 手厚い転職サポートを求める人
- プログラミング(アプリ開発)を学びたい人
- 締め切りがないと動けない人
- 24時間サポートが必要な人
実践的スキルが身につく理由
なぜササエルで実践的なスキルが身につくのか。それは「失敗できる環境」があるからだと思います。
自分専用のVPSなので、設定を間違えてサーバーが動かなくなっても、誰にも迷惑をかけません。むしろ、そういったトラブルを経験し、自力で解決することで、本物のスキルが身についていきます。
実際、私も何度かサーバーを「壊して」しまいましたが、その度に復旧方法を学び、今では簡単なトラブルなら自力で解決できるようになりました。

カリキュラムの中身
具体的なカリキュラムの内容についても触れておきます。基礎から応用まで、段階的に学習できる構成になっています:
- サーバーの基礎知識 - OSの仕組み、ネットワークの基本
- Windows Serverの操作 - 基本的なコマンド、設定方法
- ネットワーク構築 - IPアドレス、DNS、ファイアウォール設定
- セキュリティ対策 - アクセス制御、ログ監視
- トラブルシューティング - よくある問題と解決方法
特に良いと感じたのは、実際の業務でよく遭遇するトラブル事例が豊富に含まれている点です。教科書的な知識だけでなく、現場で使える実践的なノウハウが学べます。
コスパは本当に業界最高クラスか
「業界最高クラスのコストパフォーマンス」という謳い文句について、冷静に検証してみました。
確かに初期費用は圧倒的に安いです。しかし、転職サポートがないことを考えると、単純な価格比較は難しいかもしれません。
ただ、VPSの利用料金を考えると話は変わってきます。通常、Windows VPSを個人で契約すると月額数千円はかかります。それが受講料に含まれていることを考えると、確かにコスパは良いと言えるでしょう。
クレジットカード決済の落とし穴
支払い方法についても一言。クレジットカード決済に対応しているのは便利ですが、分割払いには対応していないようです。
19,800円という金額なら一括でも問題ないという人が多いとは思いますが、より高額なコースを検討している場合は注意が必要です。
総合評価:即戦力を目指すなら
結論として、ササエルは「即戦力のインフラエンジニアになりたい」という明確な目標がある人には、非常に良い選択肢だと思います。
特に、VPSが提供されることで得られる実践的な経験は、他のスクールでは得難い価値です。転職活動の際も、「実際にサーバーを構築・運用した経験がある」と言えるのは大きな強みになるでしょう。
一方で、手厚いサポートを求める人や、プログラミングも含めて幅広く学びたい人には、他の選択肢の方が良いかもしれません。
私の場合、本業の傍らでインフラの知識を身につけたいという目的だったので、自分のペースで学習できるササエルは最適でした。実際、今では社内のサーバー管理も任されるようになり、キャリアの幅が広がったと実感しています。
インフラエンジニアへの第一歩を踏み出すかどうか、それはあなた次第です。ただ、もし迷っているなら、19,800円という投資は決して高くないと思います。実際に手を動かして学ぶ経験は、きっとあなたのキャリアに新しい可能性をもたらすはずです。