売上は順調なのに、手元に現金がない。そんな悪夢のような状況に陥ったのは、2023年の夏でした。

月商3,000万円。売掛金は5,000万円以上。でも銀行口座には200万円しかなく、明日の給料日に社員15人分の給与が払えない。あと24時間で会社が潰れるという絶体絶命の状況で、私は震える手でスマートフォンを握りしめていました。

なぜ黒字なのに資金ショート?建設業界の闇

私は福岡で内装工事会社を経営しています。建設業界では、工事完了から入金まで60日〜90日かかるのが当たり前。大手ゼネコンの下請けともなれば、120日待たされることも珍しくありません。

その日も、完成した商業施設の内装工事代金4,500万円の請求書を送ったばかり。でも入金は3ヶ月後。一方で、材料費や外注費の支払いは待ってくれません。

建設業の資金繰り地獄

  • 工事完了→請求書発行→入金まで平均90日
  • 材料費・人件費は即時または30日以内に支払い必要
  • 銀行融資は担保や保証人が必要で時間もかかる

銀行に断られ、街金にも相手にされなかった日

朝一番で取引銀行へ駆け込みました。「つなぎ融資をお願いします」と頭を下げたものの、担当者の答えは冷たいものでした。

「決算書を見る限り、これ以上の融資は難しいですね。債務超過に近い状態ですし...」

次に向かったのは商工会議所。しかし、そこでも「審査に最低でも2週間はかかります」との回答。明日の給料日には間に合いません。

もう藁にもすがる思いで、駅前のビルに入っている消費者金融にも相談しました。しかし法人向け融資はやっていないとのこと。完全に八方塞がりでした

「請求書を今すぐ現金に変える方法がある」同業者の一言

オフィスに戻る電車の中で、たまたま同業者の知人から電話がかかってきました。彼も以前同じような状況に陥ったことがあるというのです。

「ファクタリングって知ってる?請求書を買い取ってもらって、即日現金化できるサービスだよ」

正直、初めて聞く言葉でした。でも他に選択肢はありません。教えてもらった会社の一つがジャパンマネジメントでした。

わずか3時間で2,700万円が振り込まれた衝撃

半信半疑でジャパンマネジメントに電話をかけたのが午後2時。驚いたのは、その対応の速さでした。

実際の流れ

  1. 14:00 - 電話で相談
  2. 14:30 - 必要書類をメールで送信
  3. 15:00 - 仮審査通過の連絡
  4. 15:30 - 担当者が事務所に到着(出張対応)
  5. 16:30 - 本審査完了・契約締結
  6. 17:00 - 2,700万円が口座に着金

請求書の額面4,500万円に対して、手数料を差し引いた2,700万円。手数料率は約40%と高めでしたが、会社が潰れることを考えれば安いものです。

ファクタリングって本当に大丈夫?徹底的に調べてみた

危機は乗り越えたものの、正直なところ不安もありました。「これって合法なの?」「後から追加請求されたりしない?」そんな疑問を解消すべく、ファクタリングについて徹底的に調べました。

ファクタリングは売掛債権の売買契約

調べてわかったのは、ファクタリングは借金ではなく売買契約だということ。請求書(売掛債権)を買い取ってもらう正当な商取引です。

項目 銀行融資 ファクタリング
性質 借入(負債) 売買(資産の現金化)
審査対象 申込企業の信用 売掛先の信用
担保・保証人 必要 不要
資金化までの期間 2週間〜1ヶ月 最短即日

ジャパンマネジメントを選んだ3つの理由

実は最初の利用後、他社のファクタリングサービスも比較検討しました。その結果、継続的にジャパンマネジメントを利用することに決めました。

1. スピード感が段違い

他社では「最短即日」と謳いながら、実際は2〜3日かかることが多いです。しかしジャパンマネジメントは本当に即日対応。午前中に申し込めば、夕方には入金されます。

特に感動したのは出張対応。こちらから出向く必要がなく、担当者が会社まで来てくれます。時間がない経営者にとって、これは本当にありがたいサービスです。

2. 手数料が明確で追加請求なし

ファクタリング業界では、後から追加手数料を請求される被害も聞きます。しかしジャパンマネジメントは最初から手数料を明確に提示。契約書に記載された以外の費用は一切発生しません

実際にかかった手数料の内訳(2回目の利用時)

  • 買取手数料:15%
  • 事務手数料:3万円
  • その他の費用:0円

※初回は審査が慎重になるため手数料が高めでしたが、2回目以降は大幅に下がりました

3. 2社間ファクタリングで取引先に知られない

これが最も重要なポイントでした。取引先に資金繰りの悪化を知られたくないというのが本音です。

ジャパンマネジメントの2社間ファクタリングなら、売掛先企業への通知は不要。いつも通り売掛金が入金されたら、その分をジャパンマネジメントに送金するだけです。

他社サービスとの比較:本音でレビュー

ジャパンマネジメントを利用する前後で、実は3社のファクタリングサービスを試しました。それぞれの特徴を正直にお伝えします。

サービス名 ジャパンマネジメント A社 B社
手数料 10%〜40% 5%〜20% 15%〜45%
審査スピード 最短3時間 最短翌日 2〜3営業日
買取上限額 5,000万円 3,000万円 1億円
2社間取引 △(条件あり)
出張対応 ◯(全国対応) △(一部地域のみ)
個人事業主対応

A社を使ってみた感想

手数料が安いのは魅力的でしたが、審査に時間がかかりすぎました。「最短即日」と書いてあったのに、実際は翌日の夕方にようやく審査結果の連絡。急いでいる時には使えません。

また、出張対応が東京23区限定だったため、地方の事業者には不便です。

B社の落とし穴

買取上限額が1億円と大きいのは良いのですが、2社間取引には厳しい条件がありました。売掛先が上場企業でないと2社間取引は不可とのこと。中小企業同士の取引が多い私たちには向いていませんでした。

さらに、契約時に「債権譲渡登記」を求められました。これでは取引先にバレるリスクがあります。

ジャパンマネジメント

リアルな失敗談:安さに飛びついて後悔

実は一度、手数料の安さに惹かれて別の格安ファクタリング会社を利用したことがあります。これが大失敗でした

「手数料3%〜」という広告に飛びつき、500万円の請求書を買い取ってもらおうとしました。しかし実際に提示された手数料は25%。しかも以下のような追加費用が...

格安業者で請求された追加費用

  • 債権譲渡登記費用:8万円
  • 交通費:3万円
  • 調査費用:5万円
  • 契約書作成費:2万円

結局、表面的な手数料以外に18万円もの追加費用が発生

さらに問題だったのは、入金が遅れたこと。「即日入金」のはずが、結局3日待たされました。その間に支払期限が来てしまい、取引先との関係が悪化する事態に。

ジャパンマネジメントのデメリットも正直に

良いことばかり書いても信用されないと思うので、デメリットもお伝えします。

初回の手数料は高め

初回利用時の手数料40%は、正直高いと感じました。ただ、これは業界的には普通のようです。初めての取引はリスクが高いため、どこの会社も手数料が高くなる傾向があります。

重要なのは2回目以降は大幅に下がること。私の場合、2回目は15%、3回目は12%まで下がりました。

営業時間が限られている

電話受付は9:00〜19:00まで。深夜や早朝の対応はありません。ただし、Webフォームからの申し込みは24時間可能です。

少額の買取は割に合わない

100万円以下の少額請求書だと、手数料率が高くなります。最低でも200万円以上の請求書でないと、メリットは少ないかもしれません。

こんな会社にジャパンマネジメントは向いている

半年間で5回利用した経験から、どんな会社に向いているかまとめました。

建設・工事業者

私のような内装工事業はもちろん、電気工事、土木工事など、支払サイトが長い業界には最適です。工事完了から入金まで3ヶ月待つより、多少手数料を払ってでも即現金化した方が、次の案件に取り組めます。

IT・Web制作会社

プロジェクト完了後の請求が多いIT業界も相性が良いです。特にフリーランスや小規模な制作会社は、1つの案件が終わらないと次の仕事に取り掛かれないケースが多いはず。

成長期のベンチャー企業

売上は伸びているけど、資金繰りが追いつかない。そんな成長痛を抱える企業にぴったりです。銀行融資を待つより、ファクタリングで資金を回転させた方が成長スピードを維持できます。

申し込み前に準備しておくべき書類

スムーズに審査を進めるため、事前に以下の書類を準備しておくことをお勧めします。

必須書類

  • 売掛金の請求書(買い取ってもらいたいもの)
  • 売掛先との基本契約書
  • 過去の入金履歴がわかる通帳コピー(3ヶ月分)
  • 身分証明書(運転免許証など)
  • 決算書または確定申告書(直近2期分)

特に重要なのは過去の入金履歴。売掛先からきちんと入金されている実績があれば、審査はスムーズに進みます。

実際の契約の流れと注意点

5回の利用経験から、スムーズに契約を進めるコツをお伝えします。

ステップ1:電話相談は正直に

最初の電話で状況を隠さず正直に話すことが大切です。「明日までに資金が必要」「債務超過だが大丈夫か」など、不安な点は全て伝えましょう。

私も最初は「債務超過気味で...」と言いづらかったのですが、担当者は「よくあることです。売掛先の信用力の方が重要ですから」と優しく対応してくれました。

ステップ2:審査は売掛先の信用が鍵

ファクタリングの審査で最も重要なのは売掛先企業の信用力です。自社が赤字でも、売掛先が安定した企業なら問題ありません。

逆に言えば、売掛先が個人事業主や設立間もない会社だと、審査が厳しくなる可能性があります。

ステップ3:手数料交渉の余地あり

実は手数料には交渉の余地があります。特に以下の条件を満たす場合は、積極的に交渉してみましょう。

  • 売掛先が上場企業や官公庁
  • 買取希望額が1,000万円以上
  • 過去に遅延なく入金されている実績がある
  • 3社間ファクタリングでも構わない場合

私の場合、3回目の利用時に「他社から10%の提示を受けている」と伝えたところ、12%まで下げてもらえました。

ファクタリング後の資金管理で失敗しないために

ファクタリングで資金調達できても、その後の管理を間違えると元の木阿弥です。私が学んだ教訓をシェアします。

入金サイクルの管理表を作る

ファクタリングを利用すると、通常の入金サイクルとズレが生じます。必ず管理表を作って、いつ・誰から・いくら入金されるか把握しましょう。

【入金管理表の例】
売掛先A社:請求額500万円 → ファクタリング済み(手取り425万円)
 └ 入金予定日:7/31 → JM社へ送金

売掛先B社:請求額300万円 → 未ファクタリング
 └ 入金予定日:8/15 → 自社で受領

売掛先C社:請求額800万円 → ファクタリング予定
 └ 入金予定日:8/31

ファクタリング依存症にならない

これが最も重要です。ファクタリングは緊急時の資金調達手段であって、常用するものではありません。

私も一時期、全ての請求書をファクタリングに回していた時期がありました。確かに資金繰りは楽になりますが、手数料分だけ利益が減っていきます。

今は以下のルールを設けています:

  • ファクタリングは月商の30%まで
  • 手数料は年間売上の2%以内に抑える
  • 3ヶ月に1回は利用を見直す

税務上の取り扱いと会計処理

意外と知られていませんが、ファクタリングの会計処理は少し特殊です。顧問税理士に確認した内容をまとめました。

売掛債権譲渡損として処理

手数料部分は「売掛債権譲渡損」として経費計上できます。借入金の利息とは違い、営業外費用ではなく特別損失として処理するケースが多いです。

消費税の取り扱い

ファクタリング手数料は非課税取引です。金融取引に該当するため、消費税はかかりません。請求書に消費税が記載されていたら要注意です。

まとめ:ファクタリングは使い方次第

あの日、ジャパンマネジメントに出会えなければ、私の会社は確実に倒産していました。15人の社員とその家族の生活を守れたのは、請求書を即日現金化できるこのサービスのおかげです。

確かに手数料は安くありません。でも会社の存続と天秤にかけたら、答えは明白でした。

今では資金繰りも安定し、ファクタリングの利用頻度も減っています。それでも、いざという時の保険として、ジャパンマネジメントとの関係は続けています。

もしあなたが資金繰りに悩んでいるなら、一度相談してみる価値はあります。相談だけなら無料ですし、強引な営業もありません。

ただし、ファクタリングはあくまで一時的な解決策。根本的な経営改善も並行して進めることが大切です。私もこの経験を機に、入金サイクルの短い案件を増やしたり、前受金をもらえる契約に変更したりと、経営体質の改善に取り組んでいます。

資金繰りの悩みから解放されると、本来の仕事に集中できます。新しいアイデアも浮かんでくるし、社員との関係も良好になります。

あの絶望的な状況から這い上がれたのは、迅速に対応してくれたジャパンマネジメントのおかげ。同じような悩みを抱える経営者の参考になれば幸いです。

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