夫婦の記念日が劇的に変わった!ステイギフトで贈る「体験」が想像以上だった理由
去年の結婚記念日、高級ブランドバッグを贈った時の妻の微妙な表情が忘れられない。「ありがとう」と言いながらも、明らかに期待していたものとは違う反応。その後、友人から「モノより思い出」という言葉を聞いて、体験型ギフトの存在を知ることになった。
ステイギフトとは?期待と不安が入り混じった初体験
ステイギフトは、宿泊施設やレストラン、スパなどの体験をギフトとして贈れるサービスだ。正直、最初は「本当に喜んでもらえるのか?」という不安があった。カタログギフトのような味気なさはないか、選択肢が限られているのではないか...

実際にサイトを見てみると、その豊富さに驚いた。京都の高級旅館から沖縄のリゾートホテル、ミシュラン掲載レストランから地元で人気の隠れ家的なビストロまで。価格帯も1万円台から15万円超まで幅広く、予算に合わせて選べる。
実際に使ってみて分かった3つのメリット
1. 相手が本当に欲しい体験を選べる自由度
これが最大の魅力だった。妻は最終的に、ずっと行きたがっていた京都の「THE JUNEI HOTEL 京都 御所西」を選んだ。私が勝手に決めていたら、きっと別の場所を選んでいただろう。贈る側の押し付けではなく、受け取る側の本当の希望が叶うというのは、想像以上に素晴らしいことだった。
2. 特別な日をより特別にする演出力
単にホテルに泊まるだけじゃない。「大切な人からのギフト」という特別感が、体験全体を格上げしてくれる。妻は「普段なら躊躇する価格帯のホテルも、ギフトだから思い切って選べた」と言っていた。
3. 思い出として残り続ける価値
バッグや時計と違って、体験は時間が経っても色褪せない。今でも京都旅行の話をする時、妻の目がキラキラと輝く。その瞬間に「これを選んで本当に良かった」と思える。
使ってみて気づいた3つのデメリット
1. 有効期限のプレッシャー
ほとんどのギフトに約1年間の有効期限がある。仕事が忙しい時期や、体調不良が重なると、期限内に使えるか不安になることも。実際、友人の一人は「期限ギリギリになって慌てて予約した」と話していた。
2. 人気施設の予約の取りづらさ
特に人気の宿泊施設は、週末や連休の予約が困難。妻が最初に希望していた宿は、3ヶ月先まで満室だった。柔軟にスケジュール調整できる人でないと、希望通りの体験ができない可能性がある。
3. ギフトの「形」がない寂しさ
プレゼントを渡す瞬間の演出が難しい。URLを送るだけでは味気ないし、印刷したものを渡してもピンとこない。結局、私は手作りのカードにURLのQRコードを貼って渡したが、もう少し工夫が必要だと感じた。
類似サービスとの詳細比較
| 比較項目 | ステイギフト | SOW EXPERIENCE | EXETIME |
|---|---|---|---|
| 価格帯 | 4,980円〜171,200円 | 3,850円〜55,000円 | 11,660円〜113,960円 |
| 体験の種類 | 宿泊・レストラン・スパ | アクティビティ中心 | 温泉・宿泊特化 |
| 高級施設の充実度 | ◎ 非常に充実 | ○ まずまず | ◎ 充実 |
| 予約の取りやすさ | △ 人気施設は困難 | ○ 比較的取りやすい | △ 施設による |
| 有効期限 | 約1年 | 6ヶ月 | 1年 |
| ギフトの贈りやすさ | URL送付で簡単 | 冊子・カード選択可 | カタログ形式 |

どんな人におすすめ?実体験から見えた向き不向き
ステイギフトが最適な人
- 質の高い体験を重視する人 - 高級ホテルや有名レストランのラインナップは他社より充実
- サプライズより実用性を重視する人 - 相手が本当に行きたい場所を選べる
- 記念日を特別に演出したい人 - 普段とは違う贅沢な体験ができる
他のサービスを検討すべき人
- アクティブな体験を贈りたい人 - パラグライダーやダイビングならSOW EXPERIENCEが豊富
- 形に残るギフトも欲しい人 - EXETIMEのようなカタログ形式の方が贈り物感がある
- スケジュール調整が難しい人 - 有効期限内に使えない可能性がある
実際の利用手順と注意点
利用は想像以上に簡単だった。
- サイトで贈りたいギフトを選ぶ(私は予算と妻の好みを考慮して4万円台のホテルギフトを選択)
- 購入後に発行されるURLを相手に送る
- 受け取った人が好きな施設を選んで予約
- 当日、施設で体験を楽しむ
ただし、予約は早めにすることを強くおすすめする。特に土日祝日や、桜・紅葉シーズンは3ヶ月前でも予約が取れないことがある。
価格は高い?コスパの実際
正直、最初は「ただの宿泊券に4万円は高い」と思った。でも、実際に利用してみると考えが変わった。
例えば、妻が選んだ京都のホテルは、通常予約だと1泊5万円以上。それが4.2万円のギフトで利用できた。さらに、「大切な人からのプレゼント」という付加価値は、お金では買えない。
ただし、1万円台の体験ギフトは選択肢が限られる印象。個人的には、3万円以上の価格帯が一番満足度が高いと感じた。

失敗しないためのギフト選びのコツ
実体験と、ステイギフトを利用した友人たちの話から見えてきたコツをまとめる。
1. 相手のライフスタイルを考慮する
子育て中の友人に高級レストランのディナーギフトを贈ったら、「嬉しいけど、なかなか行けない」と言われた。相手の状況に合わせた選択が重要だ。
2. 場所の選択肢が多いギフトを選ぶ
特定の施設限定のギフトより、複数から選べるタイプの方が喜ばれる確率が高い。妻も「選ぶ楽しみがあって良かった」と言っていた。
3. 季節を考慮する
夏に温泉旅館のギフトを贈っても微妙な反応になりがち。贈る時期と利用時期のギャップを考えることも大切。
総括:モノからコトへ、新しい贈り物のカタチ
ステイギフトを使ってみて、「プレゼント=モノ」という固定観念が崩れた。確かにデメリットもあるが、それを上回る価値があると感じている。
特に印象的だったのは、妻が旅行から帰ってきた後も、何度もその体験について話してくれること。高級バッグを贈った時とは明らかに違う、心からの喜びを感じる。
もちろん、全ての人に向いているわけではない。スケジュール調整が難しい人や、形に残るものを好む人には向かないかもしれない。でも、「特別な体験を共有したい」という想いがある人には、心からおすすめできるサービスだ。
次の記念日も、きっとステイギフトを選ぶだろう。今度は両親の金婚式のお祝いに、温泉旅館のギフトを贈ろうと考えている。モノは増えても困るけど、思い出はいくらあっても困らないから。