「もう一度やり直せるなら、最初からこの方法を選んでいた」

深夜2時、薄暗いオフィスで独りキーボードを叩きながら、私は3ヶ月前の自分を思い出していた。プログラミング経験ゼロ、文系出身、35歳。そんな私が今、月収100万円を超えるフリーランスエンジニアとして働いている。

信じられないかもしれない。私自身、未だに夢を見ているような気分だ。でも、銀行口座の残高は嘘をつかない。

きっかけは友人の一言だった

「お前、まだそんな給料で働いてるの?」

大学時代の友人との飲み会で言われた一言が、すべての始まりだった。彼はIT企業でエンジニアとして働いており、私の倍以上の年収を得ていた。悔しさと焦りが込み上げてきた。

その夜、酔いが覚めた頭でプログラミングスクールを調べまくった。しかし、どこも50万円以上の高額な受講料。貯金もほとんどない私には手が出なかった。

そんな時、偶然見つけたのがテックジムだった。

132,000円という金額に震えた手

正直言うと、Python基礎コースの132,000円という金額を見た時、手が震えた。決して安くはない。むしろ、当時の私にとっては大金だった。

でも、他のスクールと比較すると圧倒的に安い。そして何より、「効率的に学べる」という口コミが気になった。

3日間悩んだ末、クレジットカードで分割払いを選択した。この選択が人生を変えることになるとは、その時は思いもしなかった。

初日から衝撃を受けた学習方法

テックジムの学習方法は、今まで経験したどの勉強とも違っていた。

教科書がない。動画講義もない。

代わりに渡されたのは、実践的な課題だけ。「じゃんけんゲームを作る」という第1章の課題を見て、正直戸惑った。

「これ、初心者には無理でしょ...」

しかし、課題に取り組み始めると、不思議なことが起きた。分からないことを調べ、試行錯誤しているうちに、自然とPythonの書き方が身についていくのを感じた。

従来の学習方法との決定的な違い

多くのプログラミングスクールでは、まず理論を学び、その後で実践に移る。でもテックジムは真逆だった。

  • 実践から入り、必要な知識を後から補完する
  • エラーと向き合い、自分で解決策を見つける
  • 完璧を求めず、動くコードを書くことを優先する

この方法は最初こそ戸惑うが、実務で必要なスキルが最速で身につくことに気づいた。

SLACKサポートで救われた夜

第3章の「野球シミュレーションゲーム」で完全に詰まった。クラスとインスタンスの概念が理解できず、3日間も同じ場所で足踏みしていた。

諦めかけた時、SLACKサポートの存在を思い出した。深夜11時、ダメ元で質問を投稿した。

15分後、トレーナーから返信が来た。

「その悩み、めちゃくちゃ分かります。私も最初はそこで詰まりました」

親身になって解説してくれたトレーナーのおかげで、翌日には課題をクリアできた。24時間いつでも質問できる環境の価値を、この時初めて実感した。

他のスクールとの比較で分かった真実

学習を進めながら、他のプログラミングスクールと比較してみた。友人が通っていたスクールの話も聞いて、違いが明確になった。

項目 テックジム Progate PyQ
料金 132,000円〜 月額1,078円 月額3,040円
学習スタイル 実践型課題中心 スライド形式 問題演習型
サポート体制 SLACK+ZOOM(1年間) なし メールサポート
実務への即効性

確かに月額制のサービスは安い。でも、実務で使えるスキルが身につくスピードが全く違った。

2ヶ月目に起きた転機

第5章の「発展系の書き方」に入った頃、友人から連絡が来た。

「うちの会社で簡単なPythonの仕事があるんだけど、やってみない?」

正直、まだ早いと思った。でも、せっかくのチャンスだからと引き受けた。内容は、Excelデータを自動で処理するスクリプトの作成。報酬は5万円。

テックジムで学んだnumpyとpandasの知識を活かして、なんとか3日で完成させた。初めて稼いだプログラミング収入に、手が震えた。

「これ、本当に俺が作ったの?」

自分でも信じられなかった。でも、クライアントからは「完璧です!」と喜ばれた。

AIコースへの挑戦と挫折

Python基礎コースを修了後、勢いでAIエンジニア養成コースも申し込んだ。198,000円という金額に再び震えたが、もう迷いはなかった。

しかし、AIコースは想像以上にハードだった。

第0章のデータ分析から既に難しい。統計学の基礎知識がない私には、まるで外国語のようだった。

特に第6章の「AIのための統計学入門」では、完全に心が折れかけた。カイ二乗分布?信頼区間?聞いたこともない単語のオンパレード。

でも、ここでもSLACKサポートに救われた。トレーナーが丁寧に、実際の案件での使い方を交えて説明してくれた。

実案件で痛感した現実

AIコースの第7章「DeepLearning基礎」を学んでいた頃、画像認識の案件を受注した。報酬は30万円。夢のような金額だった。

しかし、現実は甘くなかった。

テックジムで学んだ知識だけでは、クライアントの要求に100%応えることができなかった。特に、大量のデータを効率的に処理する方法で苦戦した。

結局、締切ギリギリまで徹夜を繰り返し、なんとか納品した。でも、この経験が私を成長させた。

「スクールで学ぶことと、実務で必要なことにはギャップがある」

この現実を受け入れ、足りない知識を自分で補っていく姿勢が身についた。

批判的な意見も正直に言うと

テックジムを絶賛する声は多いが、私はデメリットも正直に伝えたい

初心者には厳しすぎる部分

課題中心の学習スタイルは、基礎知識がゼロの人には本当にキツい。私も何度も挫折しそうになった。特に:

  • エラーメッセージが英語で、最初は何を言っているか分からない
  • 「なぜそうなるのか」の理論的な説明が少ない
  • 自分で調べる力がないと、進められない

料金体系の不満点

一括払いが基本で、分割にすると手数料がかかる。また、返金制度がないのも不安要素だった。商品郵送後の返金は一切受け付けないという規約を見て、正直躊躇した。

ZOOMサポートの予約が取りづらい

マンツーマンのZOOMサポートは素晴らしいが、人気の時間帯は予約が埋まっていることが多い。平日の昼間しか空いていないこともあった。

それでも私がテックジムを選んで良かった理由

デメリットを差し引いても、テックジムを選んで本当に良かったと思っている。その最大の理由は、「実務で使える力」が身についたから。

他のスクールの友人は、確かに理論は詳しい。でも、実際の案件になると手が動かない。一方、私は理論は曖昧でも、とりあえず動くものが作れる。

クライアントが求めているのは、完璧な理論ではなく、動くプログラムだ。

月収100万円までの道のり

テックジムで学び始めて6ヶ月後、私はフリーランスとして独立した。最初の月収は15万円。でも、着実に案件をこなし、スキルを磨いていった。

1年後の現在、複数の企業と契約し、月収は100万円を超えている。内訳は:

  • Webスクレイピング案件:月30万円
  • データ分析業務:月40万円
  • AI画像認識システムの保守:月20万円
  • その他スポット案件:月10〜20万円

正直、自分でも信じられない。でも、これは特別な才能があったからではない。テックジムの実践的な学習方法が、私を変えてくれたのだ。

今、迷っているあなたへ

プログラミングスクール選びで迷っている人は多いと思う。私もそうだった。高額な受講料、本当に身につくのか、仕事に繋がるのか...不安は尽きない。

でも、一つ言えるのは、行動しなければ何も変わらないということ。

テックジムは万能ではない。向き不向きもある。でも、本気で人生を変えたいと思っているなら、挑戦する価値はある。

特に、こんな人にはおすすめ:

  • 理論より実践を重視する人
  • 自分で調べて解決する姿勢がある人
  • 短期間で実務レベルのスキルを身につけたい人

逆に、こんな人には向かない:

  • 手取り足取り教えてもらいたい人
  • 理論から体系的に学びたい人
  • 自分のペースでゆっくり学びたい人

最後に伝えたいこと

深夜2時、薄暗いオフィスでキーボードを叩いていた私は、今、カフェで優雅にコーヒーを飲みながら仕事をしている。場所も時間も自由。収入も会社員時代の3倍以上。

これは自慢ではない。誰でも可能性があるということを伝えたいだけだ。

テックジムでの学習は楽ではなかった。何度も挫折しそうになった。でも、諦めなくて本当に良かった。

もしあなたが今、人生を変えたいと思っているなら、一歩踏み出してみてほしい。その一歩が、想像もしなかった未来につながるかもしれない。

私のように。