42歳でゲーム業界転職に成功した私が衝撃を受けたオンラインスクール体験談
妻に「正気か?」と言われた。42歳で安定した製造業の仕事を辞めて、ゲームプログラマーになりたいと告白した時のことだ。
その3ヶ月後、私は憧れのゲーム会社でUnityエンジニアとして働いていた。しかも、授業料が全額返金されたという信じられない結果付きで。
なぜ40代でゲーム業界への転職を決意したのか
製造業で20年間働いてきた私にとって、ゲーム開発は完全に未知の世界だった。プログラミング経験はExcelのマクロを少し触る程度。C#?Unity?聞いたことはあるけど、触ったことすらない。
きっかけは息子の一言だった。「パパの仕事、つまらなさそう」
確かにその通りだった。毎日同じルーティンワーク、創造性のかけらもない業務。若い頃に抱いていた「何かを作りたい」という情熱は、いつの間にか消えていた。
ある日、YouTubeでインディーゲーム開発者のドキュメンタリーを見た。彼らの目の輝きに、自分が失ったものを見た気がした。
テックスタジアムとの出会い
ゲームプログラミングスクールを探し始めて驚いたのは、その授業料の高さだった。専門学校は2年間で400万円以上、大手プログラミングスクールも50万円を超える。
家族を養う身としては、とても払える金額ではなかった。諦めかけていた時、偶然見つけたのがテックスタジアムだった。
「9万円で2ヶ月?本当に大丈夫なのか?」
正直、最初は疑った。他のスクールの5分の1以下の価格。何か裏があるのではないかと。
実際の学習体験:予想を裏切る濃密な2ヶ月
初日の衝撃
Slackに参加して最初に目に入ったのは、同期生たちの自己紹介だった。20代の若者から50代のベテランまで、バックグラウンドも様々。共通しているのは「ゲームを作りたい」という純粋な情熱だけ。
講師陣の経歴を見て驚いた。大手ゲーム会社の現役エンジニアやディレクターがズラリ。彼らが24時間体制で質問に答えてくれるという。
カリキュラムの実践性
最初の1週間でC#の基礎を叩き込まれた。といっても、文法をダラダラと学ぶのではない。
「とりあえず動くものを作ってみましょう」
講師のこの言葉通り、3日目にはUnityで簡単なブロック崩しが動いていた。理論より実践。この方針が、プログラミング初心者の私には合っていた。

挫折しかけた2週目
順調に見えた学習も、2週目で壁にぶつかった。オブジェクト指向の概念が理解できない。クラス継承?インターフェース?頭が混乱した。
深夜2時、Slackに弱音を投稿した。
「もう無理かもしれません...」
5分後、講師から返信が来た。そこから1時間、マンツーマンで説明してくれた。図解を使い、実例を交えながら、私のペースに合わせて。
この時の感動は忘れられない。こんなに親身になってくれるスクールがあるのかと。
他のスクールとの比較検証
実際に体験してみて、なぜテックスタジアムがここまで安いのか理解できた。それは決して「質が低いから」ではなかった。
| 項目 | テックスタジアム | HAL専門学校 | バンタンゲームアカデミー |
|---|---|---|---|
| 学習期間 | 2ヶ月 | 2〜4年 | 2〜3年 |
| 費用 | 9万円 | 約430万円 | 約380万円 |
| 学習形態 | 完全オンライン | 通学制 | 通学制 |
| 講師陣 | 現役エンジニア | 専任講師 | 専任講師+業界講師 |
| 就職サポート | ◯(返金制度あり) | ◯ | ◯ |
| 質問対応時間 | 24時間無制限 | 授業時間内 | 授業時間内 |
専門学校が優れている点も確かにある。体系的なカリキュラム、同級生との交流、学生としてのモラトリアム期間。でも、働きながら学びたい社会人にとっては、テックスタジアムの方が現実的だった。

実際に作ったゲームと学習成果
1ヶ月目:基礎固め期間
最初の1ヶ月で制作したのは以下の作品:
- ブロック崩し(Unity入門)
- 2Dアクションゲーム(物理演算の理解)
- 簡単なRPG風UI(UIシステムの学習)
特に印象的だったのは、講師からのフィードバックの質だ。単に「ここが間違っている」ではなく、「なぜこう書くべきか」「実際の現場ではこうする」という実践的なアドバイスがもらえた。
2ヶ月目:応用とオリジナル作品
2ヶ月目は自分のオリジナルゲーム制作に挑戦。私が選んだのは「おっさんが主人公のパズルアクション」。自分の年齢をネタにした、少し自虐的な作品だ。
ここで学んだのは技術だけではなかった。
- 企画書の書き方
- スケジュール管理
- デバッグの重要性
- ユーザビリティの考え方
プロの現場で必要なスキルを、実践を通して身につけることができた。
衝撃の就職サポート体験
コース修了が近づいた頃、就職サポートの説明を受けた。正直、「9万円のスクールの就職サポートなんて...」と期待していなかった。
しかし、実際は違った。
ポートフォリオ制作支援
まず驚いたのは、ポートフォリオ制作への細かいアドバイス。どの作品を載せるべきか、どう見せるべきか、採用担当者は何を見ているか。業界の内部事情を知り尽くしたアドバイスは、独学では絶対に得られないものだった。
企業とのマッチング
さらに驚いたのは、提携企業の多さ。大手からインディーまで、様々な規模の会社が人材を求めていた。
私の場合、3社の面接を受けた。
- 大手ゲーム会社の子会社(Unity案件)
- 中規模のモバイルゲーム会社
- VRコンテンツ制作スタートアップ
全ての面接で「テックスタジアムの卒業生は即戦力」と言われた。これは後で知ったことだが、テックスタジアムは企業のニーズに合わせてカリキュラムを調整しているらしい。
全額返金制度の真実
そして、最も衝撃的だったのが全額返金制度。「就職が決まって3ヶ月働いたら授業料全額返金」。最初は信じられなかったが、本当だった。
私は1社目の面接で内定をもらい、無事に3ヶ月の試用期間を終えた。そして約束通り、9万円が全額返金された。
実質無料でゲームプログラマーになれたのだ。
テックスタジアムの本当のメリット・デメリット
メリット
1. 圧倒的なコストパフォーマンス
9万円という価格設定は、他のスクールと比較して破格。しかも返金制度があるため、実質無料になる可能性も。
2. 実践的なカリキュラム
理論より実践。手を動かしながら学ぶスタイルは、社会人学習者に最適だった。
3. 24時間質問可能なサポート体制
仕事終わりの深夜でも質問できる。これは働きながら学ぶ人にとって大きなメリット。
4. 現役エンジニアによる指導
教科書的な知識ではなく、現場で使える生きた技術を学べる。
5. 少人数制による手厚いフォロー
一人ひとりの進捗を見ながら、個別にアドバイスがもらえる。

デメリット(正直な感想)
1. 学習期間の短さ
2ヶ月は確かに短い。基礎は身につくが、応用力を養うには自主学習が必須。
2. オンライン完結の限界
対面での交流がないため、同期との横のつながりは作りにくい。モチベーション維持には自己管理能力が必要。
3. 幅広い分野を深く学べない
Unity特化、UE特化など、コースが分かれているため、複数の技術を同時に学ぶことはできない。
4. 就職先は主に関東圏
地方在住者の場合、就職サポートを最大限活用するのは難しいかもしれない。
どんな人におすすめか
特におすすめな人
- 働きながらゲーム業界への転職を目指す人
- プログラミング初心者だが、短期集中で基礎を身につけたい人
- 独学で挫折した経験がある人
- 費用を抑えて学習したい人
- 明確な目標(就職・転職)がある人
おすすめしない人
- じっくり時間をかけて体系的に学びたい人
- 対面での授業を重視する人
- 自己管理が苦手な人
- すぐに高度な技術を習得したい人
受講前に知っておくべきこと
必要な準備
受講を決める前に、以下の準備をしておくことを強くおすすめする:
- PCスペックの確認
- Unity:メモリ8GB以上、SSD推奨
- UnrealEngine:メモリ16GB以上必須
- 学習時間の確保
- 最低でも1日2時間は必要
- 週末はまとまった時間を取れるとベター
- 家族の理解
- 2ヶ月間は集中的に学習する必要がある
- 深夜の学習も多くなる
コース選びのポイント
私はUnityコースを選んだが、コース選びで迷う人も多いだろう。参考までに:
Unityコース:モバイルゲーム業界への就職に有利。求人数も多い。
UnrealEngineコース:大手ゲーム会社のコンソール開発に関わりたい人向け。
超入門コース:プログラミング完全初心者はここから始めるのがおすすめ。
卒業後の現在
テックスタジアムを卒業してから8ヶ月。現在はUnityエンジニアとして、モバイルゲームの開発に携わっている。
給与は前職より少し下がったが、毎日が充実している。朝起きて「今日も仕事か...」という憂鬱な気持ちが、「今日はどんな面白いものを作ろう」というワクワクに変わった。
42歳からの転職は確かに大変だった。でも、不可能ではなかった。
同期の中には、50代で転職に成功した人もいる。20代の若者と一緒に学び、時には教えられ、時には経験を活かして助言する。年齢は関係なかった。
最後に:迷っている人へ
「本当に自分にできるだろうか」
この不安は痛いほどわかる。私も同じだった。でも、一歩踏み出してよかったと心から思える。
テックスタジアムは完璧なスクールではない。2ヶ月という期間は短いし、自主学習も必要だ。でも、本気でゲーム業界を目指す人にとって、これ以上ない環境だと思う。
特に、働きながら学びたい社会人にとって、このコストパフォーマンスと柔軟性は他にはない。
もし今、画面の前で迷っているなら、まずは無料の事前説明会に参加してみてほしい。その一歩が、人生を変えるきっかけになるかもしれない。
私のように、40代でも夢を諦めなくてよかったと思える日が来ることを願っている。