会社の飲み会で後輩に見栄を張って全員分の支払いをした夜。財布の中身は3,000円。翌朝、妻の寝顔を見ながら胸が締め付けられた。すでに隠している借金は280万円を超えていた

「今月もまた嘘をつくのか…」

スマホの画面には、複数の消費者金融からの督促メッセージ。返済日が重なり、どこからどう工面すればいいのか頭が真っ白になった。そんな時、同じような境遇の同僚から聞いたのが「フタバ」だった。

なぜ大手ではなくフタバを選んだのか

正直に言うと、最初は大手の消費者金融しか考えていなかった。テレビCMでよく見るし、安心感もある。しかし、すでに3社から借りている私には、新規の審査は絶望的だった

フタバを知ったきっかけは、会社の喫煙所での雑談。同じように複数社から借りている同僚が「中小の消費者金融なら可能性がある」と教えてくれた。半信半疑でフタバのサイトを開いた瞬間、目に飛び込んできたのは「30日間無利息サービス」の文字。

「また騙されるんじゃないか…」

そんな不安を抱えながらも、藁にもすがる思いで申し込みボタンを押した。

審査結果が出るまでの2時間

申し込みフォームの記入は15分程度。年収、勤務先、他社からの借入額など、正直に記入した。嘘をついてもどうせバレる。そう思って、280万円という借入総額も隠さずに申告した。

「送信」ボタンを押した後の2時間は、人生で最も長い2時間だった。スマホを何度も確認し、着信音量を最大にして待った。そして、ついに電話が鳴った。

「田中様でしょうか。フタバの審査担当です。」

心臓が口から飛び出しそうだった。電話の向こうの女性は、意外にも優しい口調で話を進めてくれた。在籍確認の電話も、私が指定した時間帯にかけてくれるという配慮があった。

フタバの申し込みはこちら

他社との比較で見えた真実

フタバを利用してから、改めて大手消費者金融との違いを実感した。以下は私が実際に利用した3社との比較表だ。

項目 フタバ A社(大手) B社(中堅)
審査時間 最短即日 最短30分 2〜3営業日
無利息期間 30日間 30日間 なし
金利(実質年率) 14.959%〜19.945% 3.0%〜18.0% 15.0%〜20.0%
限度額 50万円まで 800万円まで 300万円まで
他社借入がある場合の審査 比較的柔軟 厳しい やや厳しい
在籍確認の配慮 時間指定可能 原則指定不可 相談可能
返済方法 銀行振込 ATM、振込、口座振替 振込のみ

数字だけ見ると、大手の方が条件が良いように見える。しかし、すでに複数社から借りている人にとって、最も重要なのは「審査の柔軟性」だ。

30日間無利息の落とし穴と活用法

「30日間無利息」という言葉に飛びついた私だが、実際に利用してみて気づいたことがある。

まず、この無利息期間は「契約日」から30日間であって、「初回利用日」からではない。つまり、契約してから実際に借りるまでに時間が空くと、その分無利息期間が短くなる。私の場合、契約の翌日に借りたので、実質29日間の無利息期間となった。

ただし、この30日間をフル活用すれば、かなりの利息を節約できる。例えば、10万円を年率19.945%で借りた場合、30日間の利息は約1,640円。これが無料になるのは大きい。

返済で感じた不便さと工夫

フタバの最大の欠点は、返済方法が銀行振込のみということだ。大手のようにコンビニATMで24時間返済できる便利さはない。

最初は「面倒だな」と思ったが、逆にこれが良い抑止力になった。簡単に借りられないからこそ、本当に必要な時だけ利用するようになった。返済日も自分で管理する必要があるため、お金の管理により真剣になれた。

私が実践している返済の工夫:

  • 給料日の翌日を返済日に設定
  • ネットバンキングの定期振込機能を活用
  • 返済額より少し多めに振り込んで、繰り上げ返済
フタバで借入診断をする

フタバ利用後の予想外の変化

フタバから借りて3ヶ月。意外な変化が起きた。他社への返済が楽になったのだ

フタバで借りた資金で、金利の高い他社の借入を一部返済。結果的に、月々の返済総額が2万円ほど減った。これは予想していなかった効果だった。

また、フタバの担当者との電話でのやり取りで、返済計画についてアドバイスをもらえたのも大きい。「無理のない返済計画を」という言葉は、他社でも聞いたことがあるが、フタバの場合は具体的な数字を示しながら説明してくれた。

実際に困ったこと、後悔したこと

良いことばかりではない。フタバを利用して困ったこともある。

まず、限度額が50万円までという制限。私の場合、希望額は70万円だったが、審査の結果30万円までしか借りられなかった。これでは他社の借入をすべて一本化することはできず、結局複数社への返済は続いている。

また、追加融資を受けたい時の手続きが少し面倒だ。大手のようにアプリで簡単に追加借入ができるわけではなく、その都度審査が必要になる。

後悔したのは、もっと早くフタバのような中小消費者金融の存在を知っていればということ。大手にこだわって審査に落ち続けていた時間が無駄だった。

フタバが向いている人、向いていない人

私の経験から、フタバが向いている人と向いていない人をまとめてみた。

フタバが向いている人

  • すでに大手から借りていて、追加融資が難しい人
  • 在籍確認の電話を時間指定したい人
  • 少額(50万円以下)の借入で十分な人
  • 30日間の無利息期間内に返済のめどが立つ人
  • 銀行振込での返済に抵抗がない人

フタバが向いていない人

  • 100万円以上の大きな金額を借りたい人
  • コンビニATMでの返済を希望する人
  • 頻繁に追加借入をしたい人
  • 金利を最優先で考える人
フタバの特徴

妻にバレずに済んだ理由

最も心配だったのは、妻に借金がバレることだった。フタバの場合、以下の点で助かった:

1. 郵送物が最小限
契約書類はウェブで確認でき、必要最小限の書類しか郵送されない。

2. 在籍確認の配慮
会社への電話も個人名でかけてくれるため、同僚にも気づかれなかった。

3. 返済の督促が穏やか
一度返済が遅れそうになった時も、脅迫めいた電話ではなく、相談に乗ってくれる姿勢だった。

ただし、借金を隠し続けることの精神的な負担は計り知れない。いつかは正直に話さなければならない日が来るだろう。

利用から半年後の現在

フタバを利用してから半年。借金総額は280万円から250万円まで減った。たった30万円かもしれないが、確実に前進している実感がある。

月々の返済も、フタバを含めて計画的に行えるようになった。以前のように返済日に怯えることも減り、精神的にも少し楽になった。

最近では、妻に「最近顔色が良くなったね」と言われた。借金のストレスが減ったからかもしれない。まだ完済への道のりは長いが、フタバとの出会いが転機になったことは間違いない。

これから利用を考えている人へ

もしあなたが複数の借入で苦しんでいるなら、大手だけでなく中小の消費者金融も選択肢に入れてほしい。ただし、以下の点は必ず確認すること:

  • 正規の貸金業者かどうか(登録番号の確認)
  • 金利が法定金利内かどうか
  • 無理のない返済計画が立てられるか
  • 家族に内緒にする場合のリスク

フタバは確かに私を助けてくれた。しかし、借金は借金。できることなら借りないに越したことはない。それでも、どうしても必要な時、選択肢の一つとしてフタバのような中小消費者金融があることを知っておいて損はない。

私の体験が、同じような境遇の人の参考になれば幸いだ。