「また挫折した...」3冊目のWordPress入門書を投げ出した瞬間、私は自分がプログラミングに向いていないと確信していました。

HTML?CSS?Bootstrap?専門用語の海に溺れそうになりながら、YouTubeの無料動画を見漁る日々。でも結局、断片的な知識ばかりが頭に詰め込まれて、実際のWebサイトは一つも完成できない

そんな時、ふとSNSで見かけた投稿。「プログラミングスクール25万円は高すぎる」という呟きに、多くの人が共感していました。その中で誰かがコメントしていたのが、WPHack講座という聞き慣れない名前。

「どうせまた高額な情報商材でしょ」と思いながらも、気になってサイトを覗いてみると...価格を見て二度見しました。29,800円。大手スクールの約10分の1の価格。

予想外の展開:初日で気づいた「他の講座との決定的な違い」

正直に言います。最初は半信半疑でした。「安かろう悪かろう」という言葉が頭をよぎりながら、それでも藁にもすがる思いで申し込みボタンをクリック。

講座にアクセスして最初に驚いたのは、動画の数の多さでした。160本以上。しかも1本あたり5〜20分という絶妙な長さ。通勤電車の中でも、昼休みでも、ちょっとした隙間時間で学習できる設計になっていました。

でも、本当の衝撃はその後でした。

「あ、これ...本当に初心者向けだ」

最初の動画を見て、思わず声が出ました。講師のよこやま良平氏が、まるで隣にいるかのように「左上のメニューをクリックしてください」と具体的に指示。画面の動きを完全に真似るだけで、勝手に手が動いていく感覚。

これまで挫折してきた本や動画との違いは明らかでした。専門用語の羅列ではなく、「なぜそうするのか」という理由まで丁寧に説明してくれる。4歳から85歳まで1,792名以上に教えてきたという実績は、伊達じゃありませんでした。

3ヶ月間、毎日10分から始めた結果

最初の1週間は、HTML基礎講座から。正直、HTMLなんて今更...と思っていましたが、基礎の理解度が全然違いました。「なんとなく知っている」から「確実に理解している」へ。

2週目にはCSS講座へ。ここで初めて「あ、デザインって楽しい」と感じました。色が変わり、レイアウトが整っていく様子を自分の手で実現できる喜び。

そして3週目、ついにBootstrapへ。レスポンシブデザインという概念が、こんなにシンプルに理解できるとは思いませんでした。

私の学習ペース(参考)

  • 平日:朝の通勤時間20分 + 昼休み10分
  • 週末:土曜日1時間、日曜日30分
  • 合計:週に約4時間

1ヶ月後、ついにWordPress本体の学習へ。ここからが本番でした。

Bitnamiを使ったローカルサーバーの構築。正直、「サーバー」という言葉だけで身構えていましたが、動画通りにクリックしていくだけで環境構築が完了。あの時の達成感は今でも覚えています。

予想外の落とし穴:サポートの使い方で差がつく

順調に進んでいた学習でしたが、2ヶ月目に入って初めての壁にぶつかりました。オリジナルテーマ作成の段階で、どうしても理解できない部分が出てきたのです。

ここで初めてサポートを使うことに。正直、「29,800円でサポートまで付いているなんて、形だけでしょ」と思っていました。

メールで質問を送ると、翌日には丁寧な返信が。しかも、単に答えを教えるだけでなく、なぜそうなるのか、どう考えれば良いのかまで説明してくれました。

その後、チャットサポートも利用。30分という時間制限があるものの、画面共有しながらリアルタイムで疑問を解決できる体験は、まさに「マンツーマン指導」そのものでした。

他社サービスとの比較:なぜWPHackを選んだのか

実は申し込む前に、他のサービスも徹底的に調べました。特に検討したのが、TechAcademyとCodeCampのWordPressコース。

項目 WPHack講座 TechAcademy CodeCamp
価格 29,800円 174,900円〜 198,000円〜
受講期間 無制限 4週間〜 2ヶ月〜
動画本数 160本以上 非公開 非公開
サポート体制 メール・チャット チャット・メンタリング マンツーマンレッスン
追加費用 なし 延長料金あり 延長料金あり

価格差は歴然。でも、安いだけが理由ではありませんでした。

決め手になったのは「無制限」という言葉。他社の「4週間プラン」「8週間プラン」という期限付きの学習に、プレッシャーを感じていた私にとって、自分のペースで学べる環境は理想的でした。

正直な感想:WPHack講座のメリット・デメリット

3ヶ月使い倒して分かった、リアルな評価をお伝えします。

良かった点

  • 圧倒的なコスパ:29,800円で160本以上の動画 + サポートは破格
  • 初心者への配慮:「パソコンの始め方」レベルから解説
  • 実践的な内容:ローカル環境構築からWeb公開まで一貫して学べる
  • 巻き戻し自由:分からない部分を何度でも確認できる
  • サポートの質:形だけでなく、本当に理解できるまで付き合ってくれる

改善してほしい点

  • 動画の画質:一部の古い動画は少し見づらい
  • チャットサポートの時間:平日10時〜17時は会社員には使いづらい
  • 実践課題の少なさ:もう少し手を動かす課題があると良い
  • コミュニティ機能:受講生同士の交流の場があれば尚良い

注意点

この講座は「基礎をしっかり学ぶ」ことに重点を置いています。最新のヘッドレスCMSやJAMstackといった先端技術は扱いません。まずは土台を固めたい人向けです。

実際に作れるようになったもの

学習開始から3ヶ月。今の私にできることをリストアップしてみました。

  • ✓ シンプルなコーポレートサイト(5ページ程度)
  • ✓ ブログサイトの構築とカスタマイズ
  • ✓ お問い合わせフォームの実装
  • ✓ レスポンシブ対応のランディングページ
  • ✓ 既存テーマのカスタマイズ
  • ✓ プラグインを使った機能拡張

特に嬉しかったのは、友人から「ホームページ作ってくれない?」と頼まれた時、自信を持って「できるよ」と答えられたこと。3ヶ月前の自分には想像もできませんでした。

向いている人・向いていない人

実体験から、この講座が合う人・合わない人をまとめました。

向いている人

  • WordPressの本で挫折した経験がある
  • プログラミングスクールの高額な料金に躊躇している
  • 自分のペースでコツコツ学習したい
  • 副業でWeb制作を始めたい
  • 基礎からしっかり理解したい
  • 分からないことを質問できる環境が欲しい

向いていない人

  • すでにWordPressである程度サイトが作れる
  • 最新技術をすぐに学びたい
  • 強制的に学習させられる環境が必要
  • 転職保証が欲しい
  • 対面での指導を重視する

独学コースと完全サポートパック、どっちを選ぶ?

WPHack講座には2つのコースがあります。私は完全サポートパック(29,800円)を選びましたが、独学コース(19,800円)との違いを実体験から説明します。

独学コースで十分な人

  • ある程度プログラミング経験がある
  • 分からないことは自分で調べられる
  • とにかく費用を抑えたい

完全サポートパックを選ぶべき人

  • 完全初心者で不安がある
  • 効率的に学習を進めたい
  • つまずいた時にすぐ解決したい

1万円の差額で1年間のサポートが付くことを考えると、初心者なら完全サポートパック一択だと思います。実際、私も5回以上サポートを利用しており、十分元は取れています。

学習を成功させるコツ(実体験より)

3ヶ月間の学習で気づいた、成功のポイントをシェアします。

  1. 毎日少しずつ:週末にまとめてより、毎日10分の方が身につく
  2. 手を動かす:動画を見るだけでなく、必ず実際に操作する
  3. メモを取る:重要な部分は自分の言葉でメモ
  4. サポートは遠慮なく:分からないことは早めに質問
  5. 完璧を求めない:70%理解したら次へ進む勇気

最後に:3ヶ月後の自分へ

「また挫折した...」と嘆いていた3ヶ月前の自分に伝えたい。

諦めなくて良かった、と。

確かに、29,800円は安い金額ではありません。でも、居酒屋に10回行くのを我慢すれば捻出できる金額です。そして、その投資は確実に自分のスキルとして返ってきます。

今、私は友人のカフェのWebサイトを作っています。まだ完璧ではないけれど、「できる」という自信があります。この感覚は、お金では買えない価値があります。

もしあなたが今、WordPressを学びたいけど一歩踏み出せずにいるなら...正直、これ以上のタイミングはないかもしれません。なぜなら、先着50名限定という制限があるから。

私が申し込んだ時も「あと●名」という表示にドキドキしながらクリックしました。今思えば、あの瞬間の決断が、私の人生を少しだけ変えてくれたのかもしれません。

あなたの「できた!」という瞬間が、すぐそこにあることを願っています。

追記

この記事を書いている今も、新しい動画が追加されているようです。買い切りなのに、コンテンツが増えていくのは嬉しい誤算でした。早く始めた人ほど、お得かもしれませんね。